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⑪就活の際の差別【 発達障害克服の12枚の壁 】

《要点》

・年齢+軽作業の職歴+スキル不足
・障害者雇用と一般雇用の両方になじまない

発達障害を克服するまでの、苦難を振り返ります。
苦難と克服のエピソードを12本伝える講演より。

⑪就活の際の差別 【自立の壁】

★苦難のハナシ「中途半端は採用しない」

一般雇用の面接に行くと
「スキルが足りない」と言われました。

体調不良の期間が長く、職歴は軽作業のみ。
30代という年相応の経験も積めていなかった。

また、障害者雇用の面接では
「こんな元気な人はいらない」と言われました。

元気すぎる精神障害者が入社すると、
周りの障害者の仕事に影響を与え、
彼らに妬まれる可能性も十分に考えられます。

どっちに行っても相手にされないまま、
2014年3月末で退職。

それから約半年後、
一般雇用の派遣の事務職に就きました。

現役の発達障害者が自立を目指すと、
この差別にぶつかるかもしれません。

とても大きなテーマです。

◎人生が動いた「就活を支える夢の力」

今のところ、私が他に経験したのは「事務職」だけです。
営業・接客・販売などは、
当時の自分のコミュニケーション力では難しかった。

障害者雇用を退職後も、数回就活をしています。
何度失敗しても、絶対に後にはひかない。
腰をすえて取り組めば、必ず就職はできるものです。

そこで大事なのが「自分の夢をしっかり持つこと」
就活で困難が続いても精神的に耐えられるようになりました。

また、夢を育てるためには、それなりの待遇が必要です。
収入が少ない仕事、肉体を酷使する仕事、苦手領域の仕事に就くと
夢を育てる余裕がなくなってきます。

仕事をしながら、夢を育てる時間を取れるかどうか。
両立ができると、人生は変わっていくでしょう。


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