見出し画像

Internetについて語るスレPart1

僕はインターネットが大好きだ。大好きすぎて掲示板のノリをnoteでもやるというサムい行為に走るくらい、カルチャーとして好きなのだ。
どれくらいインターネット漬けかというのは僕の首の骨がそれを証明している。
現在、僕の首の骨はまごうことなきストレートネックになっている。整体に通って治してはいるが、横からの写真を見せられた時「インターネットをやるために体が進化した」という言葉が浮かぶくらいハードコアな姿勢になっていた。今は背筋を伸ばしてインターネットをしている。

僕の通っていた学校では同じように青春をインターネットに飲まれてしまった者が大勢いた。みんな当たり前のようにネットスラングでしか会話しないし、同じように体が変形するまでインターネットをしていた。青春がアニメ、ソシャゲ、ネットスラング。たまにみんなで海を見たり雪合戦をしたりもしてなかなかに愉快な奴らが揃っていたといえる。
そんな学校に通うというのは電子の海を漂うマグロ漁船に乗り込むのと同じことで、大人になった今ではインターネットに自分の文章や絵を放流するのを趣味とする妖怪になってしまった。完全にインターネットという魔物に取り込まれている。でもインターネットの一部として機能して初めて、一人前のインターネッター(造語)だろう。

といっても火のないところに煙は立たないように、インターネッターになるにはそれなりの土壌が必要だったりする。つまり子供の時にインターネットに接続できる環境がなければ、ハマることすらできないのだ。インターネットとは蓄積の文化であり、自分の中にアーカイブとしてインターネットとの思い出が残っていく。今はスマートフォンの登場によりそれこそ赤子の時からインターネットに接続できるようになったが、僕の時代はギリギリ「家にパソコンがなければインターネットを見られない」という状況だった。

ここでインターネットの思い出をいくつか話そうと思う。

僕の家にはデスクトップパソコン(箱みたいなやつ)が一台あって、小学生の時はCDを再生するための機械として使っていた。中学年くらいになると使用を許され、yahoo!から検索したさまざまなサイトを見漁っていた。
だが当時は田舎に住んでいたゆえ、ネット回線が激遅であった。たかが3分の動画を見るのに1時間かかっていた。見れたとしてもガビガビの画質だったため動画は早々に諦め、まだ比較的軽めな掲示板巡りが趣味になるのにそう時間はかからなかった。

小5か小6くらいでインターネットホラーにドハマりした。毎日帰ってきてすぐにパソコンを立ち上げては、洒落怖や意味がわかると怖い話、ネットロア、検索してはいけない言葉、カラパイアで【閲覧注意】と書かれている記事に積極的にアクセスしたりした。夕暮れの光が差し込む暗い部屋で怖い話を見ていると非日常を感じられる。この時見たものたちが今の僕の創作を形作っているといっても過言ではないが、その話は次回…

また、誕生日に買ってもらったウォークマンが壊れたためyahoo知恵袋に頼ったこともある。しかしシステムをよく理解しておらず、回答してくれた人にお礼のコインがきちんと支払われたか今でも不明である。自動で支払われるシステムだっただろうか、手動だっただろうかと考えているうちに忘れてしまっていた。あの時回答してくれた人、ありがとう。ウォークマンは今でも現役です。(インターネット集合知に頼ればその時の質問を遡れそうなものだが、どんなユーザー名にしていたか覚えておらず最悪身バレに繋がりそうなので言わないでおく)

2010年ごろだろうか、中学生になる頃にはボカロ全盛期だった。当時不登校気味の友達がいたのだが、たまに学校に来るその子がよくボカロ曲を元にした小説を貸してくれた。「囚人と紙飛行機」という作品が特に好きだったようで、読ませてもらっていた。とても絵が上手い友達で、リクエストすれば色んなキャラクターの絵を1日で描いて渡してくれた。確か初音ミクを描いてもらった気がする。その友達から色んなボカロ曲を教えてもらい、ちょうどガラケーも手に入ったので帰ってから調べて聞くということをしていた。だがその友達に教えてもらった骸音シーエ(初音ミクの派生二次創作)は怖くてトラウマになっている。
今は何をしているだろうか。絵を描き続けてくれていれば今でもインターネットで会えそうな気がするのだが。

他にもインターネットに関する思い出はたくさんあるのだがこの辺にしておく。
インターネットはいいことも悪いことも全て記録される。人類の絵日記のようなインターネットが大好きだ。ちなみに最近の趣味は、YouTubeで再生回数が10回にも満たないような謎の動画を再生しまくることだ。親が仕事から帰ってくるまで、暗くなっていく家で洒落怖を見続けたあの頃を思い出しては、インターネットノスタルジーに浸っているのであった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?