【ネタバレ有】1917命をかけた伝令 感想
こんにちは、YANAと申します。
本日2/14より日本で公開となる映画、『1917 命をかけた伝令』を早速観に行ってきました。
アカデミー賞では撮影賞、録音賞、視覚効果賞を獲得したということで、宣伝で謳われている通りのすさまじい没入感でした。
これから観に行く人は音響と映像が高品質で楽しめるIMAXで観ることを強くおすすめします。
【 ⚠️ 以下本編のネタバレ有 】
目次
【あらすじ】
【映画の始まり】
【①任務の通達~敵軍全線へ】
【②廃屋~相棒との別れ】
【③車移動~射撃による気絶】
【④燃える夜の街~川へ】
【⑤味方最前線~命令の伝達】
【⑥ブレイクの兄~ラスト】
【全体を通して】
さて、それでは内容と感想についてつらつらと書いて行きたいと思います。
【あらすじ】
物語は第一次世界大戦真っ只中の1917年のある朝、若きイギリス人兵士のスコフィールドとブレイクにひとつの重要な任務が命じられることから始まります。
それは一触即発の最前線にいる1600人の味方に、明朝までに作戦中止の命令を届けること。 味方の中にはブレイクの兄も配属されています。
戦場を駆け抜け、この伝令が間に合わなければ、兄を含めた味方兵士全員が命を落とし、イギリスは戦いに敗北することになる──
刻々とタイムリミットが迫る中、2人の危険かつ困難なミッションが始まる・・・というものです。
【映画の始まり】
主人公である2人の兵士、スコフィールドとブレイクが仮眠をとっていたところ、伝令の任務を与えるために曹長が彼らを起こしにくるところから始まります。
なんとここから物語のラストまで画面が切り替わることがありません。(1度だけ主人公が意識を失い暗転するシーン有)
個人的にこの作品で一番新鮮味があったのはこのワンカット映像と言われる手法でした。
この撮影手法が映画への強烈な没入感を作り出しています。
【①任務の通達~敵軍全線へ】
作戦中止任務を受けた2人はすぐに出立します。
「夜になってからでも間に合う!今から行くのは敵に見つかるリスクがあり危険すぎる!」と反対するスコフィールドでしたが、敵が撤退したことを信じるブレイクは兄を助ける一心でその足を止めることはありませんでした。
スコフィールドはやむ無くブレイクに付いて敵地に赴きます。
ここでは完全にブレイクが主人公だと、もし1人だけ死ぬとしたらスコフィールドっぽいなとこの時は思ってました。
スコフィールドが死んでブレイクがこの判断を後悔する的なアレやろみたいな。
(結局違いました)
戦々恐々としながらも2人は歩を進め、なんとか敵軍が撤退した後の前線にたどり着きます。
残党に警戒しつつも中は完全にもぬけの殻。
兵器も破壊されており、二人の警戒心は薄れて地下に置いてある食料を見ている時でした。
ブレイクが仕掛け線に気付きます。線の先には爆薬…敵軍が残した罠に気付けて良かった…危なかったというシーン。
スコフィールドはまだ気付いていません。
食料のある場所にはネズミが……
仕掛け線を踏みつけたネズミによって屋内で大爆発が起こります!ブレイクは難を逃れましたがスコフィールドが爆発に巻き込まれてしまいます!
【この時の心情】うわあああやっぱりスコ死ぬやつやんコレ!!
ていうか爆発にびっくりしすぎてイスの上でビクゥッッッッてなってめっちゃ恥ずかしい!!
マジビビりました。さすが戦争映画。平穏など最後まで無い。
瓦礫の下敷きになったスコフィールドを救出するブレイク、崩落する地下から何とか二人は脱出することができました。
【②廃屋~相棒との別れ】
ブレイクとスコフィールドは再び進み始め、
進んだ先で廃屋を発見します。
何もないだろうが一応調べようということに…
さっきのトラウマで屋内怖いから入らんといて!はよ進んだらええやん!スコ今度こそ死ぬって!とか思いながら固唾を飲んで廃屋探索を観てました。
不穏なBGMのわりにほんとに何もなかった。
ここから何回もドキドキするシーンがあって心臓が大変なことになります。
2人が廃屋から出て外を散策していると、味方と敵軍が飛行機で交戦している様子を目の当たりにします。
敵軍機から黒煙が上がり、またひとつ味方軍の小さな勝利を喜んでいると…
なんと炎上した敵機が廃屋の方に突っ込んできます。まあまあ怖い。
ブレイクは情けをかけて炎上する飛行機から敵兵士を救出します。「楽にしてやろう」と殺そうとするスコフィールドでしたが、手当てをしようとするブレイク。
それに従ってスコフィールドは火傷の手当てのために水を汲みに行きます。
すると後ろで「ちくしょう!何しやがんだ!」という怒号。
振り向くと腹から血を流して苦しむブレイクとナイフを持った敵兵の姿がッ!
やむ無くスコフィールドは敵兵を射殺します。
スコフィールドの処置も甲斐なく、ブレイクは出血のため絶命してしまいます。
母へ手紙を書いてほしい、兄を救ってほしいと言葉を遺して…
ここでまず涙腺ダムが決壊します。
てかブレイク死ぬんかよ?マジで?という感じ。
敵地にたどり着いた時に発射していた信号弾の効果があったのか、ちょうど味方兵士が通りがかります。
彼らに手伝ってもらい、スコフィールドはブレイクを弔い、廃屋を後にするのでした。
【③車移動~射撃による気絶】
味方兵士は迂回して車で移動をしてきたということで、スコフィールドはこれに同行して目的地を目指します。
味方兵士のエラい人「悲しみを引きずるなよ」 観てた俺「(この人もいっぱいつらい思いしたんやろなあ)」
車で移動を進めるも
道中で木が斬り倒されていて街道を防いでいたり、
橋が破壊されていたりと、車での移動は時間が掛かりすぎることからスコフィールドは単独で進むことを決意します。
味方兵士のエラい人「幸運を。」
崩落した橋の手すりを渡り、銃が着水しないよう慎重にスコフィールドが進んでいると…
突然の銃撃。向こう岸にある建物からスコフィールドが射撃されます。マジでびっくりしました(2回目)。
応戦しながら建物に進むスコフィールド、ドアから突撃し、敵兵を射殺するも自らも射撃されてふっ飛んでしまい、頭を強く打って気絶してしまいます。
【④燃える夜の街~川へ】
画面が暗転し、スコフィールドが目覚めると外は暗くなっている…どうやらヘルメットがふっ飛ばされただけで済んだようです。
真っ暗かと思いきや炎上のため外は明るく、建物の影が克明に見えます。外に出るシーンは鳥肌が立ちました。
急いで外に出て進むとやはり敵兵士が…スコフィールドは逃げながら街中を進んでいきます。
敵から隠れるために家屋に入ると、そこには生き残りの女性と赤ん坊が。
スコフィールドは彼女から傷の手当てを受け、そのお礼に食料を与え、制止されながらも先を急ぎます。
敵兵士の銃撃から逃れるためにスコフィールドは川へ飛び込みます。
【⑤味方最前線~命令の伝達】
川を上がり、森を進むとついに味方兵士の集団に追い付きます。既に何度も死の淵に追いやられ、砲弾ショックで満身創痍のスコフィールドでしたが、亡きブレイクのために力を振り絞って最前線に走ります。
既に日は登り、中止命令の出ている作戦は第一波が出撃していました。
これ以上の犠牲を出さないよう一刻も早く中止命令を届けるため、スコフィールドは砲弾の雨の中を自軍の責任者を目指して走り抜けます。
スコフィールドはついに命をかけた伝令を届け、無事に作戦を中止することに成功しました。
【⑥ブレイクの兄~ラスト】
任務を果たしたスコフィールドはブレイクの兄を探し、負傷者療養所を探します。
前線から戻ったブレイクの兄を見つけ、弟の死を伝えると彼はスコフィールドに感謝を伝えました。
スコフィールドが近くにある木の根本に腰を下ろし、家族の写真を取り出して「無事で戻ってね」
というメッセージを見返すところでエンディングを迎えます。(恐らくブレイクの家族)
エンドロールでスコフィールドの苦悩を思うとまた涙腺が決壊(2回目)
【全体を通して】
ラストまでブレイク・スコフィールドの視点で物語が進むため、二人が感じている恐怖や使命感に強く共感することができます(コレが没入感というやつ…)。
まるで自分が戦争帰りかのような気持ちで映画館から出てきました。
細かい部分で言えば川に浮いてる桜の花びらを見て奮い立つところや、車が止まったときに皆で押すシーンとか色々心動くところはあったのですが、膨大な量になるためかなりざっくばらんとした感じになりました。
実際に観ると私の文章では全然足りてないことがわかります。
心が動かされる映画です。劇場へ是非。
―了―
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