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遊戯王 マスターデュエル:テーマ「光天使」について(後編)

当ノートでは、遊戯王 マスターデュエル(MD)に実装されているテーマ「光天使」について解説します。

幻想魔族が新たに実装された2024年04月11日のアップデート直後の環境を想定した内容になっています。

文量の都合から、ノートを「前編」と「後編」の2つに分けています。解説のほとんどは前編で行っており、後編には具体的な展開例をまとめています。

当ノートは後編です。


はじめに

当ノートでは「光天使」系アーキタイプの展開例をまとめています。

読み進めるにあたり、以下点をご了承ください。

コンボの表記形式

コンボは{1-1}や{2-2a}のように波括弧(中括弧)で括って記します。

ハイフンの前にある数字は、そのコンボを実行するのに必要な手札の枚数――いわゆる初動枚数です。1枚であれば{1-1}、2枚であれば{2-1}といった具合になります。なお、この枚数にはコストとして使用するカードの枚数も含めます。

ハイフンの後にある数字は各初動枚数コンボにおいて、それぞれを識別するための連番です。{1-2}は1枚初動コンボの2番目。{2-1}は2枚初動コンボの1番目を指します。

末尾のアルファベットは各コンボに微妙な派生が存在するとき、それらを識別するために付ける記号です。例えば{1-1a}{1-1b}{1-1c}は{1-1}というコンボに対して、細部が微妙に異なるものが3つ存在していることを意味します。

コンボの詳細

コンボは「始動条件」「展開ルート」「最終盤面」の3つの情報で構成します。

始動条件はそのコンボを始めるために、手札・山札にどのようなカードが何枚必要かをまとめたものです。

展開ルートはコンボの具体的な実行順・操作順です。掲載しているのは一例であり、展開順を多少前後しても問題ない場合もあります。

最終盤面は当該コンボだけを実行したときに、最終的に手札・フィールド・墓地・除外がどのような状態になっているかを表します。

なお、全てのコンボは先攻1ターン目、かつお互いに一切カードが使用されていない状態から始めることを前提とした内容になっています。

{2-1}

「光天使」では最も基本的なコンボです。

先攻では微妙ですが、後攻では《光天使セプター》の効果②でフィールドのカードを1枚破壊して1ドローできたり、《塊斬機ラプラシアン》の効果をもっと有意義に使えます。

《塊斬機ラプラシアン》の代わりに《ヴェルズ・ウロボロス》を立てるのもアリです。

始動条件

  • 手札

    • 《光天使セプター》が1枚

    • 《光天使スローネ》が1枚

  • 山札

    • 《光天使スローネ》が1枚

    • 《塊斬機ラプラシアン》が1枚

展開ルート

  1. 召喚権を消費して、手札から《光天使セプター》を召喚。

  2. 召喚した《光天使セプター》の効果①を発動。チェーンして、手札の《光天使スローネ》の効果①を発動。

    1. 手札から《光天使スローネ》を特殊召喚。その後、1枚ドロー。ここで「光天使」モンスターをドローしたばあいは手札から特殊召喚できるが、ここでは引かなかったものとして扱う。

    2. デッキから《光天使スローネ》を手札に加える。

  3. 手札の《光天使スローネ》の効果①を発動。手札から自身を特殊召喚。その後、1枚ドロー。ここで「光天使」モンスターをドローしたばあいは手札から特殊召喚できるが、ここでは引かなかったものとして扱う。

  4. 《光天使セプター》1枚と《光天使スローネ》2枚を素材に、EXデッキから《塊斬機ラプラシアン》をエクシーズ召喚。

  5. 自身のエクシーズ素材を1つ取り除き、エクシーズ召喚した《塊斬機ラプラシアン》の効果①を発動。相手の手札をランダムに1枚選んで墓地へ送る。

最終盤面

  • 手札

    • デュエル開始時にドローしたカードが3枚

    • 《光天使スローネ》の効果でドローしたカードが2枚

  • フィールド

    • 《塊斬機ラプラシアン》が1枚

      • エクシーズ素材2枚

  • 墓地

    • 《光天使セプター》か《光天使スローネ》のどちらか1枚

  • 除外

    • ※なし

  • その他

    • ※なし

{2-2}

《フォトン・エンペラー》と《銀河光子竜》で展開する例です。かなり自由度の大きいコンボであるため、当項で記載している始動条件や展開ルートはあくまでも一例です。

《旋壊のヴェスペネイト》と《ハイパースター》はどちらも妨害効果を持っていませんが破壊されることでリソース回復につなげることができます。

始動条件

  • 手札

    • 《光天使ウィングス》が1枚

    • 《光天使セプター》が1枚

  • 山札

    • 《光天使セプター》以外の「光天使」モンスターが1枚(便宜上《光天使スケール》とする)

    • 《フォトン・エンペラー》が1枚

    • 《銀河光子竜》が1枚

    • 《旋壊のヴェスペネイト》が1枚

    • 《ハイパースター》が1枚

展開ルート

  1. 召喚権を消費して、手札から《光天使ウィングス》を召喚。

  2. 召喚した《光天使ウィングス》の効果を発動。手札から《光天使セプター》を特殊召喚。

  3. 特殊召喚した《光天使セプター》の効果①を発動。デッキから《光天使スケール》を手札に加える。

  4. 《光天使ウィングス》《光天使セプター》を素材に、EXデッキから《銀河光子竜》をエクシーズ召喚。

  5. 自身のエクシーズ素材を1つ取り除いて、《銀河光子竜》の効果②を発動。デッキの《フォトン・エンペラー》を選び墓地へ送る。

  6. 墓地へ送った《フォトン・エンペラー》の効果①を発動。墓地から自身を守備表示で特殊召喚。

  7. 特殊召喚した《フォトン・エンペラー》の効果②を発動。

  8. 《フォトン・エンペラー》を対象に、《銀河光子竜》の効果③を発動。対象にとった《フォトン・エンペラー》のレベルを4に変更。

  9. 《フォトン・エンペラー》の効果②により、手札から《光天使スケール》を召喚。

  10. 《光天使スケール》《フォトン・エンペラー》を素材に、EXデッキから《ハイパースター》をリンク召喚。

  11. 《銀河光子竜》の上に《旋壊のヴェスペネイト》を重ねるかたちでエクシーズ召喚。

最終盤面

  • 手札

    • デュエル開始時にドローしたカードが3枚

  • フィールド

    • 《旋壊のヴェスペネイト》が1枚

      • エクシーズ素材2枚

    • 《ハイパースター》が1枚

  • 墓地

    • 《光天使セプター》以外の「光天使」モンスターが1枚(便宜上《光天使スケール》とする)

    • 《光天使ウィングス》か《光天使セプター》が1枚

    • 《フォトン・エンペラー》が1枚

  • 除外

    • ※なし

  • その他

    • ※なし


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