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遊戯王 マスターデュエル:テーマ「プリンセス・コロン」について(前編)

当ノートでは、遊戯王 マスターデュエルに実装されているテーマ「プリンセス・コロン」について解説します。

《超重天神マスラ-O》や《GP-スター・リオン》が実装された2024年01月10日のアップデートの直後の環境を想定した内容になっています。

文量の都合から、ノートを「前編」と「後編」の2つに分けています。解説のほとんどは前編で行っており、後編には具体的な展開例をまとめています。

当ノートは前編です。


概要

テーマ「プリンセス・コロン」はランク4エクシーズモンスター《プリンセス・コロン》を展開の中核に据えたエクシーズテーマです。あるいはテーマ「ドール・モンスター」などと呼ばれることもありますが、当記事内では「プリンセス・コロン」として扱います。

一般的なテーマとは少し毛色が異なり「これが当テーマのカードだ!」とハッキリ言えないところがあります。どのカードをテーマに含めるかが悩ましいところですが私は以下カードが「プリンセス・コロン」に該当すると考えています。

  • メインモンスター

    • 《ドール・モンスター ガールちゃん》

    • 《ドール・モンスター 熊っち》

    • 《おもちゃ箱》

    • 《デメット爺さん》

    • 《腐乱犬》

  • エクシーズモンスター

    • 《プリンセス・コロン》

    • 《No.22 不乱健》

  • フィールド魔法

    • 《人形の家》

  • 永続魔法

    • 《人形の幸福》

上記カードは遊戯王デュエルモンスターズ オフィシャルカードゲーム、および遊戯王 マスターデュエル双方で使用可能です。

特徴

当テーマの特徴は以下のとおりです。

防御に向いたエクシーズテーマ

当テーマはランク4・ランク6・ランク8のエクシーズモンスターを出すことを想定してデザインされています。ただし、左記ランクのいずれもが出しやすいわけではありません。ランク4は比較的出しやすく、ランク8はちょっと運が必要で、ランク6は専用の弱カードを採用しないと出せない……という格差があります。そのため実戦においてはランク4・ランク8の運用が基本となります。

キーカードとなる《おもちゃ箱》《プリンセス・コロン》《人形の幸福》のシナジーにより、自分フィールド上の特定のモンスターに攻撃対象耐性を付与することができます。自分フィールド上のモンスター全てに攻撃対象耐性が付与されている場合、相手モンスターはこちらに攻撃できません(直接攻撃能力持ちを除く)。

守りに優れる反面、攻めるのには適していません。加えて、相手に対して除去や妨害を飛ばす手段がテーマ内にほぼありません。よって、そのあたりは手札誘発や汎用エクシーズモンスターなどに任せるかたちになります。

攻撃力か守備力のどちらか、あるいは両方が0の通常モンスターを参照する効果が多い

テーマ内カードには攻撃力か守備力が0の通常モンスターを参照するものが多いです。《おもちゃ箱》と《デメット爺さん》は左記モンスターを2枚まで特殊召喚。《人形の幸福》は左記モンスターに攻撃対象耐性を付与します。

面白い効果ではありますが、デッキに通常モンスターを投入する必要があるというだけでデッキパワーが落ちてしまうのが悲しいところです。

初動が細い

当テーマの最大の欠点が初動の細さです。びっくりするくらい初動が安定しません。

より正確には――ランク4エクシーズモンスター1枚を立てるだけならばなんとかなります。ただ、現代遊戯王においてはランク4エクシーズモンスター1枚を立てた程度では話になりません。運よく先攻をとることができても、相手に捲られて後攻ワンキルされるか、制圧盤面を敷かれて返す3ターン目に動けなくなるだけです。

そのためにはランク4に加えてランク8エクシーズモンスターも立てないといけないのですが、ここが難しいのです。テーマ内カードだけでこの動きをしようとした場合、40枚デッキだと17%くらいの確率でしか初動できません。たった17%です。

一応、初動を太くするためのカードはあるのですが、それらを投入しても30%にも届きません。また、初動安定性を高めるためのカードを投入してしまうとデッキスロットが圧迫されて手札誘発などが詰めなくなります。

……ということで、このあたりの問題を何とかするのが「プリンセス・コロン」を扱うデュエリストの腕の魅せどころになるでしょう。

テーマ内カード解説

テーマ内カードについて解説します。

「ドール・モンスター」通常モンスター

テーマ「ドール・モンスター」は《ドール・モンスター ガールちゃん》と《ドール・モンスター 熊っち》というレベル4・攻守0の通常モンスター2種類だけのテーマです。ただ、現在のカードプールでは「ドール・モンスター」は「プリンセス・コロン」と同義と考えて差し支えありません。

当テーマギミックの心臓となる永続魔法《人形の幸福》の効果③の発動コストになりますので基本的には採用する必要があります。

投入枚数は個々人によって異なるようで「ドール・モンスター」通常モンスター以外の通常モンスターを何枚か入れている場合は2枚ずつというデッキを見つけましたが、それ以外の状況では3枚ずつ入れる場合が多い印象です。

《おもちゃ箱》

テーマギミックの核となるカードの1つです。

破壊されて墓地へ送られた場合にのみ発動できる……という、一見すると簡単そうにみえて意外と難しい発動条件を満たすことで、デッキから特定の通常モンスター2枚を特殊召喚できます。

基本的には《人形の幸福》の効果③で破壊することになりますが、一部の「メタルフォーゼ」モンスターのペンデュラム効果や《ヴァレルロード・R・ドラゴン》の効果で破壊することもできます。

3積み必須です。

《デメット爺さん》

ランク8エクシーズモンスター展開要員です。

上振れ札であるため、あまり投入枚数を割きたくないのですが「プリンセス・コロン」はランク8エクシーズモンスターを立ててナンボという側面があります。そのため枚数を割く価値は十分にある……というか割かざるをえないというのが私の見解です。

個人的には3積みですが1積みや2積みでも良いと思います。

《腐乱犬》

《おもちゃ箱》と同じ条件を満たすと、デッキから攻撃力と守備力が0のレベル1モンスターを効果無効にして特殊召喚します。

明らかに《おもちゃ箱》を意識した効果ですがコストとパフォーマンスが全く見合っていません。

原則、非採用です。

《プリンセス・コロン》

当テーマの顔となるカードです。

性能自体はそこまで強くありませんが《デメット爺さん》《人形の家》《人形の幸福》の効果発動条件を満たすために必要となります。

1積みか2積みでOKです。

《No.22 不乱健》

一応、当テーマのエースカードとしてデザインされています。実際、性能自体もある程度テーマと噛み合っています……が、完璧に噛み合っているかというとそうでもありません。守備力が1000あるので《人形の幸福》で攻撃対象耐性を付与できないのです。これが守備力0だったらテーマと完全に噛み合っていただけに残念です。

1積みか非採用です。

《人形の家》

面白いカードではあります。

効果①を上手く利用することでランク6エクシーズモンスターを立てることができます。それは良いのですが、その素材となる通常モンスターをデッキから出す点は個人的にかなりのマイナスポイントです。

「プリンセス・コロン」は攻撃力か守備力が0の通常モンスターをデッキに投入しなければ動けないテーマです。しかしながら、そのような雑魚カードはできるだけデッキに入れたくありません。展開札である《おもちゃ箱》《人形の幸福》のいずれもがデッキから通常モンスターを出すデッキであるため、それらカードを使うごとにデッキ内の通常モンスターがどんどん消費されていきます。よって、普通にデッキを回すと《人形の家》の効果で出す通常モンスターがデッキに残らなくなります。

かといって《人形の家》の効果のためだけに通常モンスター投入枚数を増やすと事故ります。通常モンスターを引かないようにデッキ総枚数を増やすと、それはそれで《おもちゃ箱》や《人形の幸福》が引けなくなって事故ります。

では、効果②のためだけに投入する価値があるかというと、かなり怪しいところです。

非採用か、多くて1積みです。

《人形の幸福》

効果①②③のいずれもが「プリンセス・コロン」と噛み合っています。

当然3積みです。

関連テーマ・カード解説

「プリンセス・コロン」とシナジーがありそうなテーマや、シナジーがありそうで意外とそうでもないカードなどを解説します。

テーマ「軍貫」

通常モンスターをテーマギミックに組み込む必要があるという点は共通しつつも防御に特化した「プリンセス・コロン」と攻撃に特化した「軍貫」。この2つのテーマにはきっとシナジーがあるはずだと思い【軍貫プリンセス・コロン】というかたちで運用してみました。

軽く回してみた感想としては悪くありませんでした。事前の予想どおり、2つのテーマが攻撃と防御をそれぞれ担うのが良い感じでした。ただ、何点か気になる点もありました。

第1に、それぞれ単体で使うよりも事故りやすくなりました。「プリンセス・コロン」は事故の擬人化みたいなテーマですし、「軍貫」もあまり安定しているとは言いがたいテーマです。《ドール・モンスター ガールちゃん》《ドール・モンスター 熊っち》《しゃりの軍貫》が全て手札に揃ったときなどはサレンダーせざるをえません。

第2に、両テーマ間にシナジーはほとんどないことに気づきました。《しゃりの軍貫》と《おもちゃ箱》だけが架け橋になっています。そのためデュエル中には「プリンセス・コロン」ギミック、「軍貫」ギミックのどちらもが動けない状況に遭遇することもしばしばありました。

第3に、デッキスロットがかなり圧迫されますので投入するカードの取捨選択が重要になります。「プリンセス・コロン」のメインギミックはただでさえ事故りやすいので、デッキの総枚数は可能なかぎり40枚に抑えたいです。

テーマ「メタルフォーゼ」

一部の「メタルフォーゼ」ペンデュラムモンスターはフィールド上のモンスターを破壊するペンデュラム効果を持っています。これを利用すれば《おもちゃ箱》を破壊できるので《人形の幸福》の代替となると思ったのですが意外とそうでもありませんでした。

まず、この効果で破壊できるのはフィールド上のモンスターに限られます。そのため《おもちゃ箱》をなんとかしてフィールドに出す必要があります。

しかしながら、テーマ内カードに《おもちゃ箱》をフィールドに出すカードはありません。よって、召喚権を消費して出すことになるわけですが、そうなると《デメット爺さん》が出せなくなります。

《ワン・フォー・ワン》を始めとする、このジレンマを解決する手段はありますが、いずれも十分に安定して採れる手段ではありません。

以上より「メタルフォーゼ」は《おもちゃ箱》の効果でとりあえずランク4エクシーズモンスターを立てるだけならば組み合わせる価値はありますが、そこからランク8エクシーズモンスターを立てる展開に持っていくには微妙です。

《ジェスター・コンフィ》

いろいろな使い道があるスイスアーミーナイフみたいなモンスターです。

第1に《ワンチャン!?》で《おもちゃ箱》《デメット爺さん》をサーチするための発動条件を満たす要員として役立ちます。

第2に《おもちゃ箱》《デメット爺さん》とともにランク1エクシーズモンスターの素材にできます。

第3に攻守が0なので《人形の幸福》により攻撃対象耐性が付与されるので生き残りやすく、相手エンドフェイズにまで生き残れば効果②で相手モンスターをバウンスできます。

《PSYフレームギア・γ》

好相性に見えて意外とそうでもないカードです。

「プリンセス・コロン」は自分フィールド上にモンスターが存在しない状態で効果が発動することが多いため、当カードとの相性は抜群だと思っていましたが致命的な問題がありました。それは《人形の幸福》の効果③の制約です。

当初は《人形の幸福》の発動に合わせて《灰流うらら》を当てられたり、《人形の幸福》の効果で破壊した《おもちゃ箱》の効果に合わせて《増殖するG》を投げられたときに当カードを発動することで無効化しつつ、レベル8シンクロモンスターを立てられるので一石二鳥だと思っていました。特に後者での利用を想定していました。

ただ、《人形の幸福》の効果③発動後はエクシーズモンスターしか出せなくなるので、当カードの価値は無効化という1点だけです。むしろフィールドを埋めてしまうので展開の邪魔ですらあります。

相性が悪いわけではないので採用もアリです。

《時花の賢者-フルール・ド・サージュ》

後手捲り札として、比較的相性が良いほうだとは思います。

ただ、破壊できる対象がフィールド上のカードなので「メタルフォーゼ」ペンデュラムモンスターのペンデュラム効果と同様に、微妙に噛み合っていない感じがあります。また、効果②で持ってこれるカードのなかに、特別「プリンセス・コロン」と相性の良いカードがないのも引っかかります。

《原始生命態ニビル》

相性はかなり良いです。

《原始生命態ニビル》を使ううえでの注意点として、相手モンスターの除去には成功したものの攻撃力・守備力がめちゃくちゃ高い「原始生命態トークン」を突破できずに殴り倒される、というものがあります。

この問題は「プリンセス・コロン」においてはあまり問題になりません。

まず「プリンセス・コロン」のウリである攻撃対象耐性により、そもそも攻撃されにくいです。もちろん、攻撃対象耐性を付与できる対象は限定的ですが、そういったモンスターは守備表示にしておけばよいというだけの話です。

ひるがえって「原始生命態トークン」を突破する手段としても、対象を取らずに墓地送りできる《宵星の機神ディンギルス》がランク8エクシーズモンスターなので《デメット爺さん》で出すことができます。あるいは《No.97 龍影神ドラッグラビオン》から《No.100 ヌメロン・ドラゴン》を出せば凄まじい攻撃力で戦闘破壊を狙うこともできます。

《アークネメシス・プロートス》

「プリンセス・コロン」系アーキタイプに投入されるモンスターは属性がばらけているので《アークネメシス・プロートス》を出すことが難しくありません。

特殊召喚時のコストとしてフィールドか墓地からモンスターを3枚除外するという点についてもさほどデメリットになりません。

《ヴァレルロード・R・ドラゴン》と墓地送りカードのコンボ

初手に《おもちゃ箱》と《デメット爺さん》を引いているが《人形の幸福》を引けていない状況でランク8エクシーズモンスターを立てたい……という状況で輝くのが、このコンボです。

《おろかな埋葬》や《竜の霊廟》で《ヴァレルロード・R・ドラゴン》を墓地へ送り効果②を起動。手札の《おもちゃ箱》を破壊しつつ、墓地から手札に戻すことで展開していくことができます……が、そんな状況になる確率は2 ~ 3%くらいですので、そのためにわざわざ投入する価値があるかというと微妙なところです。

あるいは、別の使い道としては《アルティマヤ・ツィオルキン》展開コンボのパーツとしての役割があります。こちらは《人形の幸福》の効果③を使わずに《ヴァレルロード・R・ドラゴン》で《おもちゃ箱》を破壊して展開を始めることで《人形の幸福》の効果③の制約を回避する意図があります。

詳しくはコンボ解説時に説明しますが《人形の幸福》の効果③を使うパターンと最終場面にそれほど違いがない――総合的な盤面パワーとしてはそれほど違いがないので、やはりわざわざ当カードと墓地送りカードを投入する意味があるかは疑問です。

《ワン・フォー・ワン》

相性抜群です。絶対入れてください。

《ワンチャン!?》

《おもちゃ箱》《デメット爺さん》ともレベル1なので好相性です。

発動条件の満たし方だけがネックですが《デメット爺さん》を素引きしている場合は召喚権を消費して《デメット爺さん》を召喚することで発動条件を満たせます。あるいは《ジェスター・コンフィ》を出すことで満たすのもアリですね。

《スモール・ワールド》

《おもちゃ箱》《デメット爺さん》を持ってくるのに役立ちます。

「プリンセス・コロン」は2枚初動で動けますが、その2枚を手札に揃えるのがめちゃくちゃ難しいアーキタイプなので、当カードのコストパフォーマンスは良いです。

基本的な動き方

「プリンセス・コロン」の基本的な動き方を解説します。

《プリンセス・コロン》を立てて《デメット爺さん》でランク8エクシーズモンスターを展開

「プリンセス・コロン」は《おもちゃ箱》か《デメット爺さん》のどちらか1枚と《人形の幸福》1枚の計2枚初動で動くテーマです。展開ルートの詳細は後編で説明しますが、おおよそ以下のような流れになります。

  1. どうにかして《おもちゃ箱》を破壊して墓地へ送る。

  2. 墓地で《おもちゃ箱》の効果①発動。デッキから攻撃力か守備力が0の通常モンスター2枚(同名禁止)を特殊召喚。基本的にはレベル4モンスターを出す。

  3. 特殊召喚した通常モンスター2枚で《プリンセス・コロン》をエクシーズ召喚。このとき墓地から《おもちゃ箱》を蘇生。

  4. 召喚権を消費して《デメット爺さん》を召喚。《プリンセス・コロン》のエクシーズ素材を1つ取り除きつつ、墓地から特定のモンスター2枚をレベル8モンスターとして蘇生。

  5. 蘇生したレベル8モンスター2枚を素材に、ランク8エクシーズモンスターをエクシーズ召喚。

初動の細さを必死にカバー

「プリンセス・コロン」はランク4エクシーズモンスターを立てるだけならば、そこまで無理せずに立てられるのですが、さらにランク8エクシーズモンスターまで立てようとすると一気に難しくなります。

この初動の細さをなんとかしてカバーする必要があるため、壺系のドローソースやサーチカードなどを多数投入する必要があります。

妨害を飛ばすのではなく、耐えてカウンターKOを狙う

「プリンセス・コロン」で妨害手段を用意するのは非常にしんどいです。できなくはないですが環境・準環境とは雲泥の差です。

そのため、無理して妨害を構えるよりも捲り札などを投入するほうがまだ勝の目があると思います。耐えて耐えてカウンターKOを狙う感じです。まぁ、実際にはそんなに上手いこといかないのですが……。

デッキレシピ

「プリンセス・コロン」系アーキタイプのデッキレシピを紹介します。

【純プリンセス・コロン(安定特化)】

まずはコンボの安定性を最大限追求したデッキレシピの紹介です。個人的に「プリンセス・コロン」らしい動きができるデッキを組むときの雛形となるレシピだと思っています。

言わずもがな、このまま実戦に投入するのは無謀なので、ここに汎用の妨害札などを投入したり、非効率的なカードを取り除いたりして調整が必要です。

【純プリンセス・コロン(実戦想定)】

実戦向けに調整すると、こういう感じの内容になるかと思います。

コンボパーツとして非効率的なものを削ったり、妨害札や返し札を入れるなどして調整をかけました。特に「メタルフォーゼ」系カードは使いどころが非常に限られるので全て外しました。

【軍貫プリンセス・コロン】

「軍貫」との組み合わせ例です。「プリンセス・コロン」をメインとする場合はこれくらいの組み合わせに落ち着くと思います。

組んでいて思ったのですが「軍貫」要素の比重を高めて【プリンセス・コロン軍貫】として運用するほうが強そうです。

総評

デッキとしての最高出力は、ファンデッキとしては悪くないです。頑張れば以下のような盤面が出来あがるからです。なお、先攻1ターン目想定です。

  • 《プリンセス・コロン》が存在するので効果②が有効になっている《人形の幸福》が1枚

  • 自身の効果によって攻撃・効果の対象にならない《プリンセス・コロン》が1枚

  • 《人形の幸福》の効果により攻撃対象にならない、エクシーズ素材2つの《LL-アンサンブルー・ロビン》が1枚

  • エクシーズ素材1枚の《No.97 龍影神ドラッグラビオン》が1枚

  • エクシーズ素材1枚の《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》が1枚

  • 召喚権使用済み

  • デュエル開始時にドローしたカードが3枚

ただ、とにかく初動が安定しません。そのうえ頑張って展開しても、せいぜい上の盤面プラスアルファという程度なので割と普通に捲られます。

ただ、汎用カードを除けば全体的に安く組むことができるので試しに触ってみるのもアリだと思います。


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