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麻雀の実況解説でよく出る用語を覚えよう(中編)

皆さんこんばんは。
すいません前編と比べると今回は3倍近い文量になりました。
用語は聞いて覚えることも多いので短くも出来たのですが、実況や解説がわざわざ説明をしてくれる裏の意味を知っておいて貰うと麻雀が2、3倍楽しめると私は思ってしまったのです!!

ポッドキャスト版は↓こちら
※noteと少し内容が違うのでどちらもどうぞ!

前編を書いてから早2日、既にたくさんの方に拝読して頂き感謝です。
解説動画の解説と言う孫請けな内容にご興味がある事は、皆様の純粋な「麻雀の理解を深めたいんじゃ!!」の熱意(魂)ですから、良い刺激を与えて貰っています。
モット〜であります「エアプで楽しむ」をもっと〜面白くするためにまずは自分が楽しまないっと〜と帯が締まりました。
いや、自分で着物の帯を締めた事は無いんで妄想でした。

余談おわり。
今回からやっと麻雀が始まります。打っている最中は役に関わる単語が多いのですが、既に以前のnoteやポッドキャストで役はお話ししましたので、極力説明からは省きます。
また対局の状況によって出てくる用語の順番も頻度もバラバラですので、私の方でカテゴライズとチョイスをさせて頂きました!
マウント取れそうな用語もご用意しましたのでお楽しみに笑

長いのでゆっくり読んで頂ければ幸いです。ではいきまっしょう!

○あ、トイツが4組になりましたね!どうしますか〜?
この用語めちゃくちゃ出て来ます!!解説に必ず質問する場面ですね。
なぜわざわざトイツ(同じ牌が2つ揃ってる事)が4組を視聴者と一緒に考えさせようとするのでしょうか??この答えは前編に出ましたシャンテン数に深く関連があります。
トイツ4組=チートイツの2シャンテンだから!
チートイツはトイツが7組揃うとアガれる特殊役です。トイツ6組でテンパイなので2シャンテンですね。
2シャンテンは何の役を狙うか(場合によってはアガリを諦める)大事な局面です。通常は3枚セットを作るのが麻雀ですから(メンツ手と言います)チートイツを狙うと打ち方が変わる想像はしやすいと予想します。
つまり、性格や麻雀スタイルで人によって選択がみんな違うからトイツ4組は必ず報告する必要があるのです!!皆さんならどうします??と画面の向こうからの問いかけなんですね。
ちなみに土田浩翔プロはチートイツが大好き大得意でとても有名です。ですので、
土田浩翔プロが解説時の実況者は食い気味に「土田さ〜ん!トイツ4組ありますよ!もちろんチートイツですよね?」
と煽ります。130パーセント煽ります。
※チートイツはネームバリューの割りにはアガりにくい役だそうです。

○赤が来ました!
今ではポピュラーな赤ドラの事ですね。各種数字の5の1枚だけ赤い牌があります。通常のドラは毎回ランダムで決まるのですが赤ドラも効果は同じです。なので視聴者が混乱しない様に赤と呼び分けています。
赤ドラ無しのルールもあるので分けて言う側面もあります。

○ドラ受けが出来ましたね〜
受け」とは「これが来ればメンツ出来るなぁ」の事だと思って大丈夫です。ドラを引いたら使える状態になったことを示唆することで視聴者をワクワクへと導いています。
ドラで無くても、マンズの受けが出来ました!2−5ピンの受けが出来ました!など用途はたくさんあります。

○2度受けですかぁぁ
先ほどの受けの牌がかぶることです。例えば1334と持っていたら2がかぶっていますね。(実際は34部分は5でも受けれますがちょっとでもかぶったら2度受けだと思って大丈夫です。)
麻雀牌は1種類につき4枚で2度受けだと手が整う確率が下がるので基本的にネガティブなワードで使われます。

○ドラを先切りしましたか!
「先切り」とは「相手からのロンや鳴きが入る前に先に切っとこ」と言う戦術だと思って大丈夫です。
他選手目線ではドラを捨てる=手が整っている?のか守備的1打?の判別が100パーセントは出来ないため、ドラを捨てた人の次巡の捨て牌がとても大事です。が技術的な話になるので省略します。
先切りはドラ以外でも、例えば5と9が両方孤立牌で5を先に切る場合(麻雀は端っこに近い牌から切るのがセオリーです)などにも使われますが考え方は同じです。

○5ブロック出来ましたね〜
以前も記事にしましたが、麻雀はメンツ4組トイツ1組でアガリなのでまとめて5ブロックと言います。
ブロックはメンツになっていない2枚の段階でも数えるので、視聴者にアガる形が見えて来た事と手が進んで来た事を教えてくれています。

○6ブロック(ターツオーバーとも言います)になりましたさぁどうする?
この用語も結構出て来ます。どこかのブロックを削る必要が出て来たので、選手がどう判断するか、見た目は地味ですけど技術や判断力が試される場面でもあります。麻雀を覚えて来た方はぜひ一緒に何を切るか考えましょう。

○トイツ落とし
多くは6ブロック時に使われます。どのブロックを崩すかの選択で、トイツがあるけれど捨てる判断ですね。実況が盛り上がるトイツ落としは、5ブロック以内なのにトイツ落としする場面です。狙う役によってor牌のならびによって選手が判断します。こう言う場面でよく使われるのが↓

○1シャンテン(2シャンテン)戻し
アガれそうなのにワザと遠ざかるなんて頭おかしいよ!!と私も思っていた時期がありましたが、点数が高くなりそうな場合など上級者がよく使う技術です。ミスでは無いので注意しましょう笑

○カラ切りリーチが入りました!!
空切りと書きます。ツモった牌と同じ牌を手牌の中から切ることです。心理戦な話になるので簡単に述べると、
ツモった牌をそのまま切るツモ切り、手牌の中から切る手出し。捨て方はこの2種類です。
上手い方はツモ切りと手出しを見て色々なジャッジをしています。ですので空切りは本当はツモ切りなんだけど手出しに見せて誘導しよう混乱させようと言うのが戦術です。リーチ以外でも使えます。

ここまでは比較的攻めている場面の用語を出して来ましたが、麻雀は攻めるだけでは無く守備の選択が成績に非常に大きく関わって来ますので守備用語編へと進みますね!

○オリましたね〜
オリる=アガリを諦めて守りに徹する事だと思って大丈夫です。
相手からリーチが入った、相手が2回鳴いているなど判断はそれぞれですが、
アガるよりもオリる方が難しい=麻雀力が試される!と私個人は思っています。
実況解説ではオリている場面は盛り上がらないので淡々と話が進んで行きますが、オリる=絶対にロンと言われてはならないのに麻雀に100パーセントはほとんどないので、
選手目線ですと自分に点が入らない事は確定しているのに不確定要素を含んだままオリなければならない←オリるのは麻雀力と私は考えています。
そんな持論より用語ですね笑すいません。

○まずは現物から行きますか〜
自分の捨て牌に関連する牌ではロン出来ない(フリテンと言います)ルールがあるので、簡単に言うと相手の捨て牌にある牌を捨てれば100パーセントロンは無い。この牌を現物と言います。(全員が同じ捨て牌ではありませんので思わぬ相手からのロンはあります。)

○とりあえずスジ切っときますか〜
スジの話は長いのでポッドキャストで是非と思いますが、相手がリャンメン待ちだと仮定して、例えば5が捨ててあれば34or67持ってのリャンメン待ちは無い(あってもフリテンなのでロンは無い)ので、2と8は切りやすいと言う考え方をスジと言います。大事ポイントは
麻雀は基本的にリャンメンが強い=リャンメンを作りたいのです!これは確率論の話でアガリやすいと思って大丈夫です。
ですがスジは完璧ではありません。リャンメン待ち以外が待ちでは無いからですね。私みたいな素人は「スジあるわ〜切ってオリるぞ〜〜!!」と余裕ぶっこいてると大体ロンされます。そんな時は人間不信になりますが寝たら忘れます(なので強くならない!)。

○中スジはまぁ通るでしょう
スジの応用ですね、例えば3と9が捨てられていれば45or78持ってのリャンメン待ちが否定されるので、かぶっている6を中スジと言いロンされにくいと言う発想です。

○ワンチャンスになりましたよ!!!
今日のマウントワードが来ました!
ワンチャンスとは何かの牌が自分目線3枚見えているので、4枚目を持っている確率は低いんちゃうか〜〜と言う確率の発想です。
オリている途中に捨て牌が増えていってワンチャンスになる事が多々あります。例えば8が3枚見えました、と言う事は78持ってのリャンメン待ちの確率は低そうだ→9が切りやすい。こんな発想になります。例えば7が3枚見えた時、67or78持ってのリャンメン以下略→8と9は切りやすいなどなどワンチャンスはパターンがあるので全部紹介は出来ないのですが、
こんなに頭をひねったつもりなのにこの発想も100パーセントの安全では無いんですよ。辛いぜ渋いぜオリの道〜♪

長文になりましたが次のカテゴリーで最後です。
最後のパターンはオリながらアガリを目指す場面です。実況解説もアガリが見えてくると白熱し出して分かりやすいですし用語も難しくありませんが、実際に自分が出来るかと言われれば難しいです。少なくとも私には笑

○とりあえず回って様子見ですか〜
例えば234と持っていて5を引きました、相手の捨て牌に2は切られている、じゃあ345に入れ替えて現状維持するといった様な、
安全そうな牌を切りながらシャンテン数を維持することをまわると言います。

○危険牌を押しましたね!!!
先ほどは安全そうなオリ方を一部紹介しましたが、相手からロンと言われてもおかしく無い牌を危険牌と言います。分かりやすい場面だと、相手からリーチがかかっていてオリるも選択肢に入る中、自分もアガろうとする打牌を押すと言います。

○無スジも関係ない!押した押した〜〜〜!!!
先述のスジのオリ方は捨て牌の情報を見て判断するのですが、例えば相手の捨て牌に3と6と9が無かったら、45、78のリャンメン待ちの可能性は十二分にある。ロンと言われないためのスジ情報が見えていないので無スジと言います。
状況にもよりますが無スジを押すのは超危険で超攻撃的構えです!!よく分かってなくても無スジを押す行為に常に感動しましょう笑
ちなみにオリてるのに安全な牌が無くて、無スジしか捨てるしかない絶望の無スジもありますのでこの場合はお祈りタイムに変わります笑

○こうなればションパイも押すでしょう!
ションパイとは全員の捨て牌にまだ1枚も捨てられてない牌のことです。
逆を言えば捨てられていないので相手が持っているor捨てられるのを待っている牌だとも言えます。これも局の中盤以降では結構な危険牌になることも多いです。危険だから実況もテンションがアガると言う事ですね。

以上で今回の中編は終了です。ポッドキャスト含め両方長くなってしまって本当にすいません。
次回で実況解説用語シリーズはラストです。麻雀の終盤から点数支払い時の用語になりますので、また待ち合わせをしてお会い致しましょう!ありがとうございました!

P.S.久々に筋トレしたら吐きそうになった上に筋肉痛と言う地獄をみなさんどうやって乗り越えているのでしょう。鍛えてる人の見た目じゃ無くてその行為に感服致します。

それでは〜〜〜!!!どロン!!!!


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