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BTSと宇多田ヒカルの似て非なるものエアプ音楽のススメ♯1

●まえがき

ブログを書いた後のまとめ用にポッドキャストを始めたのですが、逆に先にポッドキャストを投稿してブログで補足する方法を今回は試してみました。

↑↑ポッドキャストは余談が多いのでお暇な時にどうぞ!5.25追記※TWICEの語尾下げについて説明していますが、実際は極端な語尾上げと語尾下げ両方使うが正解でしたすいません。

※ポッドキャストで深く触れた部分は省略していますのでダブルで楽しんで頂ければ幸いです。

例えば、語尾合わせしている母音はなんなのかなどは省略。

●目次

○エアプ音楽と名付けてみました←飛ばすべし

○語尾に注目する曲が増えている?!

○元々ラップ文化から

○現代のラップの消化と退化進化

○おさらいKポップ←前フリ

○BTSは語尾の世界標準になろうとしている?!←本題

○宇多田ヒカルはいつもヤバい←本題2

○おまけ amazarashi

●エアプ音楽のススメと名付けました

このブログもポッドキャストも麻雀と音楽の話ばかりなので、エアプ音楽と名付けて『作曲者や歌手の気分になろう!』をコンセプトにしました。

内容は変わりませんが、名前ってきっと大事ですよねー!

●語尾に注目する曲が増えている?!

歌詞を聞かせたい時代や覚えやすいメロディ主義な時代や年代によって傾向があるのですが、同時にラップの技術やリリックの進化も裏ではおこっており、

ヒップホップがポップミュージック化してきたあたりから、語尾の重要性が認知されてきました。

●元々のラップ文化

ラップと言えば韻を踏むことでっしゃろ!!となりますが、(人間や政治など)disるバトる文化がラップの持つそもそもの衝動です。言葉で殴れ!のポスト不良文化であります。

ばーかばーかあほあほー!と殴る所を、お前は退学大人んなれ害悪(下手くそな韻ですまない!住まいない!お芝居ホームレス!お仕舞いマッドネス!)などと主に語尾で遊ぶ面白さはポップスに吸収されていきます。

●平和なラップから現代へ

ヘイト要素はポップスには不必要なので取り除かれ、語感で遊ぶが軽く韻を踏むラップを取り入れたポップスは多いですが、現在では退化と進化が交差しています。

退化→難しい韻を取り除き語尾だけそろえる

進化→ラップにメロディを与える

今回はこの退化したラップにより語尾だけ残った!の話になります。(リピートならラップよりもファンクに寄ったんじゃね?的な細かい話はしません)

●カンナムスタイル

この曲では同じ単語を語尾に連発し、韻を踏むどころか終わり良ければ全てよし方式を採用しています。これはものすごく分かりやすくキャッチーで、私もフレーズは知っていますがそもそもカンナムスタイルとは何のスタイルなのかは不明のままです笑 こう言う意味のない曲が流行るのは平和の象徴なので良しとしましょう!

●TWICE

TTでは語尾も合わせ気味ですが、それ以上に語尾の音程を不自然に変え歌詞よりも音符による特殊な語尾強調のテクニックが入っています。今では自然に聞けますが当時は不自然とインパクトのちょうど間ギリギリで成り立っていた印象があります。パワーワードとしてTWICE!を所々に入れるスタンプ方式についてはポッドキャストでも触れました。Adoの踊ではパロディしてますね。

●BTSは世界を乗っ取るかも(既に)

dynamiteや新曲butterではブロック毎に語尾の母音を揃え、お洒落かつパワーのあるディスコミュージックにぶち込む事で『もう語尾合わせは皆さん慣れてるので強調いりませんよね?』かつ『これから語尾合わせやるとBTSみたいってディスられますけど覚悟あります?』とダンス音楽界を牛耳る姿勢が読み取れます。対抗の音楽家がどう手を打つのか今後が楽しみですね!

※ポッドキャストではbutterの語尾もオ行でしょ?と言いましたがむしろオ行を完全に取り除きdynamiteとの差別化をはかっていますね。と言うことは語尾合戦をBTSは続けて勝つつもりですね。

●宇多田ヒカルは更にヤバい

one last kissになります。先程まではダンスポップに焦点を合わせましたが彼女は踊れない曲で語尾合わせをやります。語尾どころか頭も母音を合わせるダブルフックです。そもそも情報量が少ない日本語でやるって所がヤバいポイントです。

この影響で元々クールな曲が固すぎず自然体になり、目立つワードは際立ちます。BTSと決定的に違うのは語尾合わせを、

キャッチー要素で利用せず、クールさを作る引き算の考えで語尾合わせをした

本来は語尾合わせをすると、そこにだけ耳が傾くので語尾だけ強調した聞こえ方をする(キャッチーになる)のが一般的です。

彼女は頭も母音を合わせることで、強調を相殺し、間に強い単語や各所で母音ズラしをしながら曲を進めた恐ろしい楽曲です。

●おまけ ちなみにamazarashi

スピードと摩擦、では語尾の母音をエ行に統一している面白い曲で、語尾の強調理論にメッセージ性を足し算しマシマシ語尾にしています。やり過ぎですが良い曲ですよ。こう言った『コンセプト曲』は今後も扱って行く予定ですのでお付き合い下さい。

●あとがき

書いてて思ったのですが先にポッドキャストやって文章書く方が向いているand文章的にも面白くなっている実感があります。続けましょうかこのカンナムスタイル。でも論文っぽ過ぎて嫌ですか??



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