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イヤホンヘッドホンの正しい選び方(前編)

友人と1年ぶりに再会したら、友人の第一声が「イヤホン何使ってる??」でした。てっきりワイヤレスイヤホンの新商品でも買った自慢だと予測したら「有線ヘッドホンが最高なのに誰も分かってくれない」と言うお悩み相談でした。
私はプチオーディオマニアなのでこういった相談を今まで多く聞いてきました。

と言うことで今回はイヤホンヘッドホン(以下イヤホンと略します)の正しい選び方ですが、
正確には「理想的なイヤホンに出会う確率をあげる方法」になります。
後日公開の後編では「2022年時点での無線と有線の決定的な違い(イヤホンの音の仕組み)」と言う流れになります。
それでは参りましょう!!

後編の内容もまとめたポッドキャスト版はこちらです↓↓

○買わない時に試聴をする
良くある失敗が、買うと決めた日に試聴しまくって脳も耳も疲れた状態で最終ジャッジメントしてしまうことです。
耳はその日の体調や気分で聴こえ方が変わってしまう繊細な一面も持っていますので、「買うぞ!!」と気合いが入るだけで既に冷静な耳ではありません。
次の日には冷静な耳になっていてせっかく選んで買ったイヤホンが「なんか違う!」とガッカリしない為にも、年に何回かの暇つぶしペースで構いませんので試聴遊びをして見ましょう!

とは言えただただ試聴しても実は効果が無いので、お勧めの試聴方法があります(以下に続く)。

○音は好きか嫌いかだけ!でジャッジメントする癖をつける(耳を鍛える)
「音が良い」とか「低音が凄い」など音には色んな表現方法がありますが、分析的な言語化をする必要は全くありません。自分だけの感受性でジャッジメントして下さい。他の方の意見はシャットアウトして大丈夫です。
これ出来ない方かなりいます!
なぜ大事なのかですが、
「音の記憶は感情的であるほど長期にわたり脳に残ります」→「音の記憶が増えるほど比較対象が増えるのでその分ジャッジメントの精度が上がります」
音の記憶と言えども「好きか嫌いか」の記憶なので、自分にとっての最高の1台に近づいていくだけと言う仕組みになっています。
また、この方法に慣れていくと「自分はどんな音が好きなのか嫌いなのか」と言う好奇心と自己分析が働き、自然と耳が鍛えられます。

ここまでは前置き精神論みたくなりましたが、
実践的なアプローチをご紹介します。

○リファレンス音源を事前に用意しておく
リファレンスとは基準と言う意味で、
簡単に言うと「試聴するとき専用の曲を選曲しておこう」です。
これは今日から実践できるのでお勧めです!
せっかく音の記憶を自分専用に貯めて行っているのに、そもそもの基準がブレていては意味がありませんし精度も落ちてしまいます。
試聴の際は同じ曲で!!コレ絶対!!笑 まずは2〜3曲選んでおきましょう!
ただし!重大な注意事項があります!!

「一度選んだリファレンス音源は最低でも数年は変えない」
「なるべく既にヘビロテ済みの自分にとってお馴染みの曲にする」

曲を変更すると音の記憶がブレてジャッジメントの精度が落ちてしまいます。数年というのはイヤホンを買い換える頻度がそれぐらいかなと思い勝手に設定したものなので無視しても大丈夫です。
ですが同じリファレンス曲を長く使えば使うほど効果は上がってくると思います。

ヘビロテ済みを選ぶ理由は、新しすぎる曲だと音では無く曲自体にまだ感情が乗っかっているので、ジャッジメントにノイズが混ざる危険があるからです。

と、細かくリファレンス曲大事ですよ〜ってなことを言ってきましたが、
リファレンスだけしか流さないと言うのも疲れてしまうので、箸休めに全然違う曲を間に挟むほうが健康的だったりします笑

長くなってしまいましたが、最近のイヤホンは高い買い物になりつつあり今後も価格は高騰していくと予想しておりますので、熱量たっぷりで書かさせて頂きました!!
「何故値段が上がるのか?」は後編に出てくるイヤホンの仕組みにも連動しますのでご興味ある方は、後編もお付き合い頂ければ幸いです!

それでは良き音楽ライフを〜〜〜〜!!!
さよならでっす!

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