花粉症について



季節の変わり目

2月は気候の変動が激しく、寒い日が続くかと思いきや急に暖かくなったりと…何かと体調を崩しやすい日が続きましたね。
3月も三寒四温と言われるように当分機構の変動に振り回されそうですね。2月からすでに症状が出ている方も少なくないと思いますが、花粉症の方にとってツラい時期になってきましたね。

アレルギー

ご存知の方も多いかと思いますが、花粉症はアレルギー症状です。アレルギー症状とは本来ウィルスや細菌など外から侵入する病気の原因となるものからカラダを守るための機構ですが、アレルギー症状の方の場合その免疫が皮膚や粘膜などを攻撃してしまい、炎症を起こしてしまうことを言います。
花粉症の場合は鼻や口などの粘膜に花粉が溜まっているために花粉をウィルスと勘違いしてしまい、粘膜を攻撃してしまうというメカニズムです。

炎症

実際に花粉症に困っている方にとって何がツラいかと言いますと、鼻づまりやくしゃみ、目や鼻のかゆみなどの症状ですよね。
その症状の原因が炎症です。炎症は本来「ここに何か不調がありますよ!」とカラダの免疫機能に働きかけるのろしのようなサインなのですが、花粉症のようなアレルギー症状の場合は攻撃対象が粘膜になっていますので、この炎症を止めると症状は緩和されます。

腸内環境

それでは花粉症の方にとって厄介なものでしかない炎症ですが、どのようにして止めれば良いでしょうか。
まずは食事の改善です。アレルギーは腸内環境と密接な関係があり、アレルギー症状を持つ多くの方は腸内が荒れていると言われています。
腸内環境改善のためにはまず食物繊維を多く摂ることです。根菜やわかめなどの海藻類、キノコ類などによく含まれています。
またスナック菓子やケーキ、肉の赤身、揚げ物などは腸内環境を悪化させる原因となりますので、できるだけ避ける方が賢明でしょう。

炎症を抑える食習慣

またオメガ3、γ-リノレン酸、中鎖脂肪酸と呼ばれる脂質には炎症を抑制する効果があり、逆にオメガ6と呼ばれる脂質には炎症を促進させる作用があると言われてます。
横文字が多いのでややこしくなりましたが、オリーブ油、亜麻仁油、エゴマ油、ココナッツ油、DHAなどの豊富に含まれている青魚などを積極的に摂られると良いでしょう。油は開栓後酸化しやすいのでサプリなどで摂られても良いでしょう。
逆に菜種油、キャノーラ油、マーガリンなどにはオメガ6やトランス脂肪酸といった炎症の原因となるものが含まれていますのでできるだけ避けるように心がけましょう。

他にも炎症の影響

炎症は花粉症などのアレルギー症状を悪化させるだけでなく、日中の倦怠感や眠気、関節痛から高血圧症や心筋梗塞、脳卒中などの循環器疾患になりやすくなるなど、日常的に我々が気になる症状にも悪影響を与えていることが多いですので、カラダに不調を感じたならば一度食生活を見直すサインかもしれませんね。

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