9.25の私たち

9.25（日）
 
連休最終日は平日に備えてただひたすらのんびりすることが多い。
この日も言葉にせずとも二人の心はもう決まっていた。
 
いつもは８時くらいに目が覚めるのだけど、この日は10時。
めっちゃ寝たー。
 
前日に買ったパンと、よっぴが淹れてくれたコーヒーで朝ごはんをとり、
テレビを観たりネットしたりいちゃいちゃしていたら、あっという間にお昼過ぎ。
 
買い出しすら億劫で、金曜の残り物で適当お昼ごはん。
冷凍しておいた栗ごはん、鮭ときのこの炊き込みごはんに、サバの塩焼き、冷ややっこ。あとは残っていた野菜でお味噌汁を作っただけ。よっぴは初めてちゃんとお味噌汁作るって言ってた。
まぁこんな日があってもいいかー、本当はちゃんと作りたかったけど…と思っていたら、
 
よっぴが
 
ろっかの家はすごいなぁ。パパっとこんなおいしいものができるんやもん
 
と言ってくれた。
 
うれしみ！！
 
USJに備えてミニオンズの映画を観る。気に入ったらアトラクションに行こうね、と話しながら。
満腹も手伝って途中でうとうとしつつも、くすくす笑いながら鑑賞。ミニオンズかわいいな。
 
ちょくちょく二人で行っている近所のケーキ屋さん。
ここはモンブランがおいしいことで有名で、ぜひよっぴには食べてほしいと思っていた。
ということで、二人でケーキと晩ごはんの買い出しへ。
 
一緒にケーキを選んでいる時間が私はものすごく幸せで（と言っても、ほとんど私の希望が通るのだけど）、
優柔不断な私が迷っていると「3つ買ったらええやん」「1つは家帰ってすぐ食べよー。残りは晩ごはんのあとやな」と言ってくれるのが嬉しくて、とても好き。
 
晩ごはんはよっぴの希望でチヂミにした。大好きだけど家では作ったことがないとのこと。
今日は韓国の気分だね、と、カルディでトッポギのセットも買ってきた。
 
帰宅後ケーキを食べていちゃいちゃして、並んで晩ごはんの支度。
途中、卵を割るのによっぴが失敗して、「もうやだ…卵割りたくない。ろっかやって」と拗ねてたのがかわいすぎた。萌え。
 
「焼きは俺に任せろ！」と言うよっぴにお願いすると、本当に上手だった。動画を載せられないのが悔しいくらい。

 あまりのおいしさに感動し、今度は絶対に海鮮チヂミを作ろうね！と固く決意した私たち。
食後のケーキもおいしかった。やっぱり和栗は特別。また買おうね！と固く決意した私たち（2回目）。
 
土日は両日ともヤクルト戦をBSで放送してくれたので観戦した。
勝利すれば優勝する日曜も、途中で鉄腕ダッシュやイッテＱを挟みながらも、ずっと付き合ってくれるよっぴには感謝しかない。私と付き合うまでは野球なんて全く興味がなかったのに。
最近では選手のことも覚え出したし、村上のHRを楽しみにして、私と同じように楽しんでくれている。
 
同点のまま9回を迎え、もう諦めかけていたとき、ヤクルトがサヨナラ勝ちで優勝を決めた。
飛び上がって喜ぶ私を見て、よっぴも嬉しそうに笑っていた。
 
いつもは9時頃帰るのだけど、その日は10時までインタビューを観るのに付き合ってくれた。
途中でちらちら私の方を見ながら「ろっか、泣かへんの？」とからかってくる。
 
帰り道、「一緒に優勝の瞬間見られて良かった」と伝えたら、そうやなぁ、って。
「明日、会社行ったらみんなにおめでとうって言われるわ。私、何もしてへんのに」と自嘲気味に言うと、
「でも、ろっかはずっと応援してきたやん。だからええやん」と言ってくれたので、
「そうだね、弱くてボロボロのときも応援してきた」と素直に思えた。
 
「そう思うと、俺はめっちゃ良いときを見られてるってことやんな」
そんな風に言ってくれるよっぴが大好きよ。
 
手をつないで駅まで歩く。
明日から頑張ろうね、と言い合いながら。
 
チヂミにキムチ入れるの忘れた！！！と崩れ落ちて笑う私に、よっぴもつられて笑う。
 
 
テキストにすると何気なさ過ぎて、特筆すべきようなことはないのだけれど、すべてがエモくて愛おしい。
いつもありがとう、よっぴ。