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熱中症で倒れた大学1年の夏休み

こんばんは、まるです。

前回のアルバイトの話からだいぶ時間が経ってしまいましたが、今日はその後の話を書きたいと思います。何にせよ、この大学1年の夏休みは本当に壮絶な毎日でした。それもこれも私がした選択ですし、今思えば笑えるので問題はないのですが。季節に関係ない話でごめんなさい。


まず、ファミレスのバイトを辞めてから新しいバイトを探し、「夏だから」という理由だけでプールの監視員に応募しました。泳げるわけでもなかったのに、なぜか。テレビや漫画でよく見る“ひと夏の恋”的なものに憧れていたのか。(それはきっと海の家とかでしょう…)

与えられた仕事は、小学校のプールに行き、一緒に働く子たちと交替で遊んでいる子供たちを見守るだけ。私は子供が大嫌いでした。特に小学2、3年生の生意気な年頃の子たち(ごめんなさい)。おかげで終始イライラし、立っているだけという仕事の暇さにも耐えられず、5日くらい働いたところで「暑いのが苦手で体調が悪くなった」という意味不明な理由でバイトを辞めました。この経験のおかげで、私は暇な仕事ができないということに気付けたので良かったと思います。

次に取り組んだバイトはイベントスタッフ。日産スタジアムで丸一日、アイドルのグッズを売り捌く仕事をしました。忙しかったから楽しかったけれど、派遣なので友達もできず、社員さんに番号で呼ばれる感じがちょっと嫌でした。

ライブ公演の2日目、炎天下の中スポーツドリンクをひたすら売った後、私は熱中症になり倒れました。

経験がある方ならわかるかもしれませんが、熱中症になると歩けなくなります。全身が筋肉痛のようになり、近所の病院で診てもらう時も立ち上がれず車椅子に乗りました。はじめに診てもらった時は「風邪だね」と言われ、母と嘘だろ…という表情になりました。その後、違う先生に診てもらったら熱中症と判断され、人生で初めて点滴を打ちました。

夏は好きだけれど、あまり外に出る仕事は合っていない。と、短期間の間に様々なことを学んだ私ですが、夏休みだったので懲りることもなくすぐに次のバイトに応募。それが居酒屋です。

酔っ払いに絡まれたりするのが怖かったので(じゃあそもそも居酒屋で働こうとするな)、どちらかというと価格帯の高い完全個室の居酒屋で働き始めました。ファミレスの経験もあったので仕事はすぐに覚えられましたが、環境がかなり過酷でした。16時のオープン準備から入って、クローズの23時半まで休憩はありませんでした。今思うと大したことではないのですが、それまでファミレスできっちりと休憩を取っていた私には衝撃的なことで、帰りの電車で泣きながらファミレスに戻りたいと思ったことを覚えています。

店長がかなり曲者で、説教がとんでもなく長い人でした。一つのミスに対して、一時間以上詰めるみたいな。しかも社員同士で。それを見ていた私は、さっさと仕事しろよと思っていました。環境的にはブラック企業と呼んでも良かったと思います。

しかし、入って1ヶ月も経たない頃、そのお店から歩いてすぐのところにある系列店舗にヘルプに回されることが多くなりました。その店舗の店長は優しくて、冗談ばかりの楽しい良い人でした。おかげでなんとか働くことができた。あの時の店長には本当に感謝しています。


そうして過ぎていく夏休み、居酒屋のバイトをやりながら何か他にできることはないかと考えていました。かなり漠然とはしていたけれど、他の大学生とは違う特別な経験をしたい、と。


そんな時、ふと目に留まったのが長期インターンの募集案内でした。当時、私はそのサイトをよく利用していて、異常な憧れがありました。どうせ受かるわけがないと思いながらも、やってみなければわからないと愛を込めてエントリーしました。

そして記念受験のつもりで受けた長期インターンに合格してしまったのです。働く場所は東京。片田舎に住んでいる私からすれば、大学からさらに30分ほど電車に乗らないと行けない、どう考えても通いづらい場所でした。それでも、せっかく受かったんだからやってみようと、新しい扉を開いたのです。

自分でご飯を食べることもしなかった幼少期の私を知っている母は、私の行動力に驚いていました。自分でも、大学1年生の夏休みがこんなに濃いものになるとは思っていませんでした。本当に、人生ってわからない。

今日は一旦ここまでに。読んでいただいてありがとうございました。

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