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【ご支援のお願い】南アフリカ/ボツワナの作家ベッシー・ヘッドの貴重なオーディオ資料のデジタル化プロジェクト

文学フリマに「雨雲出版」として初出店いたしました。
お買い上げくださった皆さま、温かくご支援くださった皆さま、心より感謝申し上げます。

また、翌日に高円寺Punditにて開催されました「軽出版」のイベントにもご参加くださった皆さま、ありがとうございます。(こちらの記事もご覧くださいませ)

非常にエキサイティングな二つのイベントでしたので、詳しくレポをしたいところですが、実は現在、入院中です。(あらかじめ予定していたことでした)病院でこの記事を書いています。
しばらくの間、発信ができませんが、後で元気になってからゆっくり書かせていただきたいと思います。

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ところで、わたくしも今年4月から5月にかけて再訪したボツワナはセロウェにあるカーマ3世メモリアルミュージアムのベッシー・ヘッド・アーカイブ。一部の資料につきデジタル化を行う資金を調達するべくクラウド・ファンディングを開始いたしました。

ベッシーのインタビューテープのほか、わたしのエッセイ本『雨風の村で手紙を読む』にも出てくる一部の大きな資料などは、年月を経るごとに劣化してしまうものです。

この内容の素晴らしさについてわたしも多くの日本の方にお伝えしたいなと思い日々活動しておりますが、大切な記録が万が一破損してしまっては取り返しがつきません。つきましては、日頃わたくしの活動を応援してくださる皆様や、新しくベッシーを知ってくださった皆さまに、ぜひお力を貸していただきたく思います。本当に貴重な素晴らしい資料たちです。

以下に日本語訳をつけました。

ご協力いただければ幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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【日本語訳】

「南アフリカ/ボツワナの作家ベッシー・ヘッドの貴重なオーディオ資料のデジタル化プロジェクト」

ベッシー・ヘッドは20世紀のアフリカで最も重要な作家の一人です。彼女は南アフリカで生まれ、亡命先のボツワナに移り住み長年かけて最終的には市民権を取得しました。作品の多くは、ボツワナを舞台にしているものです。

著書に、小説『When Rain Clouds Gather』、『Maru』、『A Question of Power』、短編集『The Collector of Treasures』、初期の小説『The Cardinals』、社会史『Serowe: Village of the Rain Wind』、事実とフィクションを組み合わせた『A Bewitched Crossroad』などがあり、彼女の作品は非常に多くの大学のシラバスに含まれています。短編小説、エッセイ、その他の短編は頻繁にアンソロジー化されています。彼女のアーカイブは、ボツワナのセロウェにあるカーマ3世メモリアル・ミュージアムにカーマ一族の関連文書とともに保管されており、その他の文書やオーディオ資料に加えて、膨大な量の書簡、原稿、インタビューが含まれています。



ベッシー・ヘッド・ペーパーの一部の資料の状態は、過去数十年の間に著しく悪化してしまいました。私たちは、コレクションの中の非常に繊細な資料の一部をデジタル化するための資金集めを行なっています。これらの資料には、ヘッドへのインタビューの録音テープや、これまでコピーすることができなかったサイズの大きな資料が含まれています。もしこれらの資料がデジタル化されなければ、研究者や一般の人々は、ベッシー・ヘッド・ペーパーの最も重要な資料のいくつかにアクセスすることができなくなってしまいます。私たちはそれを深く懸念しています。これらは大陸で最も重要な文学資料のアーカイブ・コレクションのひとつなのです。



ミュージアムの予算は残念ながらようやく給与分をカバーできる程度で、ボランティアで働くアーキビスト(資料収集・査定・管理の専門家)の仕事を賄うにも十分ではありません。カーマ一族の資料の一部は、2017年に受けた助成金のおかげでデジタル化されましたが、そのプロジェクトのために購入したコピー機/スキャナーは古く、予算にはオーディオ資料のデジタル化は含まれていませんでした。そして、再度の助成金獲得には至っていません。



このプロジェクトへの寄付をご検討いただけませんか。デジタル化は、経験豊かな技術者によって行われる必要があり、技術者は、技術機材を用意しデジタル化の期間中セロウェに滞在します。南アフリカで破損しやすい文学・文化・歴史アーカイブのデジタル化と転写を行っているTracing History Trustから技術者が派遣されます。正式な見積もりを取り、作業には少なくとも1ヶ月はかかると確認されました。したがって、このプロジェクトの予算には、技術者のすべての費用(機材、給与、旅費、食費、宿泊費)が含まれ、およそ15,000米ドルになります。



匿名を希望されない限り、あなたのお名前は寄付者の一人として、寄付金額とともにカーマ3世メモリアルミュージアムに登録されます。また、ご寄付が個人的なご意志によるものか、団体の関係者としてのご意志によるものかを明記してください。



厳しい経済情勢であり、ご寄付をお送りいただけないこともあるかと存じます。寄付をされる、されないにかかわらず、このアピールを他の方々にもお伝えください。

皆様からのご協力を心よりお願い申し上げます。


ドロシー・ドライバー

アデレード大学英語・クリエイティブ・ライティング・フィルム学部 客員研究員

ケープタウン大学名誉教授



メアリ・レデラー

著書に『In Conversation with Bessie Head』(Bloomsbury、2019年)

ベッシー・ヘッド・ヘリテージ・トラスト創設評議員



レロバ・モレマ

ベッシー・ヘッド・ヘリテージ・トラスト 会長

ボツワナ大学英文学上級講師(退職)



ハセ・ケディセン

キュレーター

カーマ3世メモリアルミュージアム

 
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