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タンザニア内の移動、どうしてる?(小~中距離編)

タンザニアに暮らす人びとはどこかに行きたい時、何を使って移動するか知っていますか?車は持っている人は全然いないけど、歩行・自転車以外にも移動手段は沢山あるんです。
今回の投稿ではひぃがタンザニアの交通事情について情報提供メインでお話していきます🚌

目次はこちら↓↓


1. タンザニアの移動手段

日本でどこか旅行に行こう、近くの繁華街まで買い物に行こうということを考えるとき、バスもあるけど、車を所有しているのであればその自家用車を使う場合もあるし、電車も通っているところは多い。ちょっとした距離ならタクシーを良く利用する人もいると思います。
遠いところでも飛行機や新幹線で行けば一瞬。
 本当にさまざまな移動手段が存在するからこそ、私たちは旅行にかける予算や誰と行くのか、居住場所、所要時間などの状況に合わせて、各々に合った手段を選択していると思います。

もちろん日本でも地方では電車が通っていない地域も沢山あります。そのような地域に住む人はたいてい自家用車で移動していると思いますが、アフリカでは車を所有している人もほんの一握りと少ないのが現状です。
そんな中でも、その土地に合った移動手段を乗り継ぎ、みんな行きたいところに移動することが出来ています。
近場に移動するならバジャジとボダボダが便利🙆‍♀️まずはそれらについてお話しようかなと・・!

2. ボダボダとバジャジ

バイクタクシー(通称:ボダボダ(Bodaboda))は東南アジアとかに行ったことがある人は見たことがあるかもしれません。このバイクは原付ではなく、ちゃんと後ろに人が乗れるように中~大型のバイクが使用されています。

アフリカはまだまだ舗装されていない細い道やデコボコの道が多い。
バイクはそんな道でも進めるので、都市部にもバイクタクシーは沢山いるし、村の中をたくさん移動するならバイクは必要不可欠な交通手段で需要は高い。

だからこそ、男の人は現金収入が得られる仕事としてバイクタクシーを始める人も多いんです。

大きな荷物があっても前に抱えてくれたり、
後ろで荷物を固定させて人とモノを別々に、バイク2台で移動こともできる

日本では大型のバイクを見ることはそんな頻繁に見かけないけど、タンザニアではどこにでもバイクタクシーの兄ちゃん・おじさんが集まってお客を待っている場所がある。
3~4人がぎゅうぎゅうに1つのバイクに乗っている姿もよく見かけます。
落ちないのかと心配だけど、実際現地の人と一緒に大人3人、小さい子1人で乗ってみると案外ゆっくり運転してくれたら安定していたから驚き!

バジャジはインドから持ち込まれている乗り物で、
どう説明したらいいか分からないけど、屋根と椅子のついた原付のような、沢山荷物も置けるし、ちゃんとしたシートに座れるしと、とても便利な乗り物。
バイクタクシーのようにどんな道も進めるほど強靭ではないから、村にはあまりありません。
基本的に都市部でみられるものだけど、
バスのように停留所にいちいち止まらなくていいから所要時間は短くて済むし、バイクタクシーよりも安全に複数人数で移動できるから
タクシーの簡易版として都市部での需要はかなり高い気がします🙆‍♀️

値段の付け方はどこも一定の相場があってそれ以上は交渉できまる。地域によっても相場は違うし、他の客と相乗りするかによっても違う。相乗りできる場合はバイクタクシーより一人当たりは安くなるし、相乗りしない場合は高い。

ダルエスサラームに走るバジャジ

一番の商業都市のダルエスサラームに行くと、今はカッコいい路面電車もあるし、タクシーもいっぱい。
配車アプリのUberやBolt、inDriveなどを利用すれば、昔は危険と言われていたタクシーも安心して乗ることが出来るからありがたい。
都市間を移動するための新幹線的なものも絶賛建設中・・・(色々な問題があるらしく、いつちゃんと完成・運行するかは分からないけど・・😅(これもあるある))。

こんな感じで、タンザニアにはいくつか移動手段はあるけど、
地方で暮らす人たちにとって、中距離を移動する場合、車を持っている人なんてほんの一握りのお金持ちだけ。バイクやバジャジは頑張れば近隣の村までの1~2時間であればお金があれば何とかなるけど、お金が無いと厳しい。。

そんな時に活躍するのがバス。
安価で沢山便があるバスの存在は本当に多くの人を支えているなあと強く感じます。

2. バスのありがたさ

このバスは通称「ダラダラ(daladala)」と呼ばれる、いわゆる市バス的な役割を果たすハイエース。ザンジバルはもう少し違った形で箱型?みたいなバスを使っています?(写真が無くて伝わりにくくてすみません💦)

同じハイエースでも、ある短めの定められた区間を一定の料金で往復し続ける「定額料金タイプ」と、距離に応じて値段が変わるが、都市部から2時間程先の村まで連れて行ってくれる中距離型の「距離運賃タイプ」がある。

他の交通手段に比べるとかなり安く長距離を移動できるので、地域の人たちの大事な移動手段となっている。
わたしももう何度乗ったことか、、。節約したいときには最適です。

ダラダラに乗ろうと集まる人(ムワンザという都市)

乗り心地に関しては・・・車の運もありますが、、基本的に日本のような車を想像してはいけません。(笑)

おそらく日本だと車検に一発で引っかかるようなものがほとんど・・・?メーターを見ると数十万キロ走っていて、窓ガラスも割れている所もあるし、椅子のシートが破れていて中綿が見えているところもあります。もちろん綺麗なバスもあり、それにあたったときはとても嬉しいです!
この車にぎゅうぎゅう詰めに人が乗って進みます。

でもこれらのハイエースは基本的に日本製のメーカーで、日本で使用した後の中古車が使われているのがほとんどです。だからよく言われるように日本語で「○○ようちえん」や「○○介護施設」みたいな文字入りのバスもよく走っています。

このバスを見るとめっちゃアフリカっぽいなあ~って逆に私はなるのですが、でもその現状をもっとちゃんと考えてみると、私たち日本人が不要だと感じたけど、まだ使えるものを沢山沢山アフリカに送っているんだなと実感します。もちろんこの中古のものをとにかくアフリカに送ればいいと考えているような思考は良くありませんし、この行動がアフリカの現地の産業を圧迫しているような事実もあります。(古着もしかり)

現地の人たちは壊れたら部品を修理して、取り替えて最後まで使い続けています。彼ら彼女らの行動にはハッと気づかされることも多いです。
もっとモノを大切に、ちょっと汚くなったからおさらばという訳ではなく、長く使い続ける姿勢は見習ってもいいかもしれないですね。

みんな思うがままに色塗ったりしてます(この絵の人たちは大統領など)

長々となりましたが、また今度、長距離についてもお話できればなーと思います!
投稿は気まぐれですが、お付き合いください。(笑)

ではでは🙌


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