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私の中にいた母ー不安型愛着スタイルの話

人様に迷惑をかけるまでではないのですが
最近あまりにも人間関係で
不安定さをやらかしておりまして
わい、不安型愛着スタイルだわ。完全一致。
に気づいた私の「ああ、こういうところかもなぁ」
というお話です。

「不安型愛着スタイル」は、人の顔色や気持ちに対する敏感さ、傷つきやすさ、安心感・自己肯定感の乏しさなどを特徴とする。繊細で、共感性に優れ、優しく献身的な一面とともに、依存しやすい、攻撃を受けやすい、利用・搾取されやすいといった弱点を抱える。気疲れや自己犠牲が限界を超えると、心身の不調を来し、ときに別人のように怒り狂う面も

不安型愛着スタイルー他人の顔色に支配される人々

自分がこうだっていうのを
あまり環境のせいにしたくはないし
今の私にはこれからの選択肢があると思ってる。
でも親の影響って本当、すごいなと思うのです。

自分の愛着スタイルはここで簡易診断できるよ。



わたしの中に、たまに「母」がいる。

母性豊かとかそんな心温まる「母」ではなくて
なにか失敗したときや
メソメソしたわたしにグチグチいってきたり、
どうしようもなくイライラしたときに
ヒステリックにキンキンとただ叫んだり。

母のそういった言動が
まるでわたしの中で生きているかのように、
そしてコピーしたかのように、
わたしの中から出てくる。

とっても怖いことだ、と思うし
とっても嫌なことだ、とも思う。

わたしが嫌いだったところが
まるごと今わたしの一部であることに対して
「認めたくない、無理、やめて、許せない。」

今日もそんなことがあった。

ちょっとした配線コードの整理がうまくできなくて
腰はいたいし、ちみっと作業は苦手だし。
それとはまた別の話で、今の自分ってなんだろうって
漠然と不安や悩みも抱えていて。

突然、どうしようもなく
猛烈に「あああ」と叫びたくなる自分がいた。

叫び終わって、飼い猫たちもどうしたどうしたとなる中
「ああ、これ母親そっくりじゃん」って
昔を思い出して、自分に落胆した。

なにかうまくいかない、なにかが起こると叫ぶ母。
そんな母のうるさい声がすると、
家族みんなどうしたどうした?ってなってた。
父も、わたしも。

そんな過去を振り返って思うのは
母が絶対的に家の中心だったな、って。

母の機嫌にわたしは常にビクビクしていた。
怒鳴り声とかのうるさい音に敏感だから。
話し合いや相談などでも、
途中からわたしが悪いとなってグチグチ怒られる。
そうやって優しいかと思ったら、急に怒り始める。

母がわたしを「大人しい、生意気だったりうるさくない、
言われたことをもくもくやる」と言ってたのは
もともとの性格もあると思うけど
母を恐れてのわたしなんじゃないかな、と思う。

何が地雷かわからない。
だから、言われたことをとりあえずやればいい。
自分の本音は隠して、極力自分で解決する。
母のほうがかわいいらしいから、わたしはかわいくない。
そう育ってきた。

でも、わたしはやっぱり寂しかったんだ。

家の中の注目は、全て母に行く。
わたしは見てもらえない、
むしろわたしも母を見なくてはならない。

わたしを怒りまくったのに反省してか、
妹は反対にゆるく育てられ、父と母は離婚し、
長女だからなのか真面目くさった性格だからなのか
わたしがずっとばらばらになった家族の緩衝材だった。
見てもらえる立場では記憶の上ではなかった。

だから
わめき散らせば、見てもらえるなんて
そんなのずるいって思ってたのかもしれない。
わたしだって、迷惑をかけるような
そんな風にでもいいから、そうしてわたしを
見てもらいたかったのかもしれない。
ずっとわたしと共にあった
そんな自分の寂しさがポロッと出てきた。

「あー、そうだったなって。そうだったよね」って。
「自分を律せず叫んじゃう私なんてまじであいつと同じ
いやだそんなの同じになりたくない。」
「そうだよねー。いやだったもんねー。」

散々泣きちらして、ティッシュ10枚くらい使った後
だんだん怒りも沸いてきた。

人を困らせないように生きてきたのが
わたしだったことに気づいた。
「なんでみんな散々わたしを困らせてるくせに
わたしは人を困らせちゃいけないんだ??あ?」
「つか困らせんなよ、ちくちょー」笑

怒りちらして、ついでにまた泣いて
感情を浄化しきった!
もう思い出しても泣かない!
というところまで来たところで一旦落ち着いた。

こういう毒出しって相当根深いから
1回泣いてはい終わり。とはいかない。
またどこかで呪いのように、ミシッ…っと襲ってくる。

でもそれもそれでいいんだって
気楽に思えるようになれればいいやって思ってる。
叫ぶ私もいるんだ。へー。くらいな。

まだまだ、自分の中の小さい自分が
「こわいこわい助けて」をやってるだけなんだし。
その度にわたしがレスキューにいけばいい。

とりあえずのレスキュー後のすっきりした私のお話でした
(無理やり終わらせた)




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