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#スタァライト部会 第0回(質問・考察・感想)

対談企画です!

以前募集したスタァライトを語り合う企画に13人の方にご参加頂いています!!!!!大変盛り上がっていて嬉しく思います

次回以降のVCは以下のDiscordで視聴することもできます
(参加したら概要のチャンネルをご覧下さい)

第0回の概要

この記事ではテキストチャットでの会話を残します。名前は敬称略です🙇‍♂️

(各参加者の名前の後のIDはタップするとTwitterに飛べます)

劇スの初見の感想

bouker(@mindiff_bouker):
皆さんが初見の劇ス浴びて劇場から出たときの感想、一言でいうならどんな感じだったか知りたいです!ちなみに自分は「今俺は何を見た?」でした
感想というか……勝手に出てきた言葉

narc(@ciplaf):
「…?」です
全く咀嚼できませんでした……セリフのインパクトと映像美のイメージだけが頭に残っていて、「とにかくもう一度見に行かなければ!」と思っていました 今思えば完全にトリップ体験ですねこれ

bouker:初見でもわかります←大嘘つき(編者注:わかる)

イエスタデイ(@tvnoxyz):
ただただ「すごいな」と思いました。
印象に残るセリフや耳から離れない音楽などクオリティが高いことは分かったのですが、EDが流れている間呆然としていました。この映画を観て「すごい」で終わったら勿体無いと思い、演出の考察などを漁った後2回ほど観に行きました。
兎に角、映画館で観ることができて良かったと改めて思います。

さいの(@makotosaino):
言葉が出なかったです。知人のおすすめに従ってシリーズ完全初見で臨んだので、2時間表現に殴られっぱなしでした。

bouker:おっとシリーズ完全初見劇ス👀……ある意味では羨ましい体験です (人生を二つに分けてスタァライト履修済みの自分と完全初見の自分でそれぞれ劇ス見て感想教えあいたかったなと常日頃思っています)

さいの:自分でも初回を観ていた時の自分が羨ましいです。
100回超えてるので、若干感覚がおかしくなってるとは思います。
(編者注:「⁉️」のリアクションがつく。実質聖翔祭では?)

bouker:ひゃ、100回プレイヤー、おられると噂には聞いていましたが……すごい

さいの:浴びるのに忙しい上に考察できない人間なので、すごくはないと思っています。ただ、少し変だという自覚はあります。

しろくま(@Usoyade_Minna):
私はアニメ7話から入った人なんですけど
映画初見も同じ感覚だったと思います。
まぶしくて目を奪われて
自分でも処理できない情報を頭に詰め込まれた気分でした。
あと、これは映画館で観て魅力が最大限に引き出される映画だなと思いました。

bouker:
>映画館で観て魅力が最大限に引き出される
これすごくわかります 初見で特に強く印象に残ってたのはまひるのレヴューと「そうよ」のとこでした 競演は音響的に、「そうよ」は表現的に

しろくま:
映画館のいいところは暗さと
静かさの表現の幅が格段に深く
なるところですよね。

ぽらる(@tsukipola):
劇ス観るためにTV版とロロロ履修してから挑んだのですが、「とんでもないものを観た」という感情で見終わった後ワクワクが止まらなかったですね(劇場出た瞬間また観ることを決めましたw)

bouker:>とんでもないものを観てしまった わかりますこれに尽きますね……自分も帰り道次いつ観るかを考えていました

乾燥小魚(@drykozakana):
曲と演出気合い入り過ぎでしょ
・それはそれとして考察読まなきゃ
・愛城華恋の自分を取り戻す話が主軸に置かれてるけども、双葉まひる純那の成長物語にも目を焼かれた

印象に残ったシーン

イエスタデイ:質問です。
皆さんが劇スで特に印象深かったシーンはどこですか?
私は皆殺しのレヴューでなな無双が始まるところです。楽曲と相俟って思わず身構えました。

bouker:私その直前の、ただいま転換中キリンモニターが出てきて、🦒吊革がガタンって一段落ちるところが好きです あそこの吊革の動きがすき
なんか投稿に🦒が埋まってる

narc:これカチャカチャカチャ…って吊革が動くところですよね?めちゃくちゃわかります

bouker:あそこの「なにかものすごくとんでもないことが起ころうとしている」感初見でマジでドキドキしました 今もドキドキする

narc:本当にそうなんですよね
日常で目にするものが日常で目にしない挙動を見せるのって凄く不安を煽るので、その後の超変形と爆音ギターで全部持って行かれます

narc:競演のレヴューです!やっぱりあの展開は初見では物凄くビックリしました
「あれ?バッジ落ちてない?これ展開的にokなの?」みたいな不安を煽られたままホラーに持ち込まれたので臨場感が物凄かったです

ぽらる:床を叩く音何度聞いても冷たく響いてビックリしちゃいますね……

narc:わかります🦒生命の危機を感じます

さいの:あそこは立川立飛の轟音上映だとお腹にくるんですよ…

イエスタデイ:立川と海老名の音響すごいらしいですね。1回どちらかで浴びたいと思います…

さいの:行った中では再開後のチネチッタが最強でした。立川立飛の轟音は意外と全体のバランスが良いので聴きやすいです

乾燥小魚:
ワイルドスクリーンバロック開演です
他のシーンももちろん好きで感動するんですけど印象の点ではこのシーンのホラー感と大場ななの狂気は唯一で、またそれを開演早々に持ってくるのが意外性があって印象に残りました

イエスタデイ:新国立に向かうホワホワした雰囲気からの落差が激しいですよね。
文字通り映画に引き込まれました。

さいの:回数を重ねるに従ってどのレヴューも印象深くなりましたが、毎回となると皆殺しのレヴューとセクシー本堂です。

ぽらる:
第101回聖翔祭決起集会からトマト齧るまでのシーンが僕の中では一番印象深いです。
派手なシーンではないんですけど、夢追い人の静かな覚悟を感じて好きなシーンですね。
あと個人的に大場ななの足トン(皆殺しのレヴュー)が見たくて何度も足を運んだ節はあります。

さいの:足トンはわかります!音源聴いててあの音がないので物足りないという…

イエスタデイ:乾いた感じの音好きです

東京タワーがぼやけるシーン

narc:
質問です!
みなさんは華恋とひかりの回想の中の東京タワーの先がぼやけるシーンをどう解釈していらっしゃいますか?
(編者注:主催者が質問すんな)

さいの:華恋ちゃんから見えたそのままと捉えてます。高いしで滲んでいてああ見えたのではないかと。

narc:なるほど!ありそうですね

さぼてんぐ(@saboteng28):
約束タワーの歌詞になぞらえてる考察ですよね!初めて見たとき「天才だ〜」と思いました笑
私は、華恋とひかりの約束のアンバランスさの象徴かなと思っています。冒頭シーンの子供の落書きみたいな線路もそうですが、「二人でスタァになって、みんなをスタァライトしちゃう」というフワッとした約束が、下にあるめちゃくちゃリアルな土台に乗っかっているのが象徴的だなぁ〜と

narc:確かにそうかもしれないですね!
自分も劇スでは華恋の約束の不安定さ/自己中心性が(昔の華恋のそれと重ね合わせて)描かれていたなぁと思うので、テーマに沿って考えればありそうな演出意図です

さいの:あそこを華恋ちゃんの記憶ベースと捉えると、タワーの上に二つの星が出てチケットの交換をする流れが自然だとは思うのです

narc:わかります🦒🦒
一見作品世界と矛盾するような描写がいくつかありましたが、それらも「華恋の記憶」だということを示すものなのかなぁと思います

さぼてんぐ:わかります🦒
公園のシーンとかまさにそうですよね!アニメ8話では滑り台の上だった会話が滑り台の下になっているという

narc:それです!リメイク時の描写変更とか言われてましたが、古川監督なら意図的にやりかねないんですよねそういうギミック…

さぼてんぐ:やりかねない、本当にそう思います。全体を通して、観客に「引っかかり」を作ることにかなりこだわってそうですよね

bouker:
あの場所変更、8話がひかりの記憶で滑り台上、劇場版が華恋の記憶で滑り台下なので、あの時点でもう「舞台の上に立ってるかの自認の有無」が表現されてたんじゃないかなと思ってます!
(Tの絵文字のリアクションが5個つく)

さぼてんぐ:天才!!!
だからひかりの記憶の中では、華恋が「舞台に上がってくる」んですね!

bouker:そうです、8話の滑り台上に引き上げるシーン、そういうことだと思ってます

bouker:(最初の質問への返信)
「東京タワーの天辺は遠くて見えないけど、その先に確固とした赤い二つ星がある」ことより、「未来のいつかはわからないが、必ず一緒にスタァライトする運命が確定した」描写だと思っています 自分も最初は何を伝えたくてああいう描写になっていたのか悩みましたね……

narc:なるほど〜!!ありがとうございます🙇‍♂️

「華恋、戻ってきて!」

bouker:自分からも質問投げさせてもらいます
皆さんが、華恋が過去を焼く前に差し込まれるひかりの「華恋、戻ってきて!」という台詞を、どう解釈したか知りたいです
自分は5回ぐらい見てようやく回答を持てたのですが、他の人の解釈も聞きたい……

乾燥小魚:
直球かもなのですが舞台少女の愛城華恋に戻ってきて欲しいという想いですかね…
あそこはそこに至るまでがハイスピード過ぎてちょっと考察する余裕が無かったかもです笑

narc:
舞台少女の死=過去の記憶に埋没し、舞台に立つための自覚・覚悟を失うこと(根拠は皆レ、クロの発言、トマトを齧るシーン)
なので、「舞台に戻ってきて欲しい」=「舞台少女として復活して欲しい」と叫んでいると思っています

幼少期華恋のトマト

ぽらる:(上の返信に対して)僕もnarcさんとほぼ同じくです
その続きのシーンなのですが、幼少期華恋から現在華恋に手渡されるトマトにはどういう意味があると解釈してますか?
自分は「原点回帰」かなぁと思ってました

すずき(@ReadGlym):
「ひかりちゃん」ではなく元々の「舞台」への気持ちを取り戻すことかなと思ってました それと「過去を振り返ること」=「これまでの努力を思い出すこと」かと捉えていました
「ひかりちゃん」という心理的目標がなくても歩んでいけるだけの蓄積があることを著しているのかなと(華恋が沢山の時間を費やしてきたことはかなりしっかり描写があるので)

bouker:
これまでの愛城華恋の過去に「何にもない」なんてことはない、自分でも意識していなかった🍅(=ひかりに負けたくない)があり、また燃料となるほどの積み重ねがあったという過去からの激励の意味が持たせられているのかなと思いました おおむね皆さんと同じ意見ですね
ただし(自分でした質問の回答にもなるのですが)、その直前5歳華恋は一回ひかりに背を向けて華恋母とマキさんのところに向かおうとしています あそこでひかりが「戻ってきて」と呼びかけたことで、華恋がどうして舞台に立っていたのかを思い出すことができて、現在華恋にトマトを渡すといった流れがあるのかもと思っています
(トマトの絵文字が4つつく)

narc:
自分も同じように「過去の努力から生まれる情熱」みたいに考えています
スタァライトを通して、「過去を思い出として大事にして、次の舞台に進むための原動力にする」みたいなものは大きなメッセージだと思います
例えば9話では、多くの視聴者を驚かせたななの再演は純那の「(99回の台本を見て)持って行こう?あなたが大切にしてきた時間、守ろうとしてくれたもの。全部、持っていってあげて?次の舞台に!」というセリフで真の終わりを迎えます。
純那の発言は、ななの問題として、かつ(初期pvにもあるように)作品を通した問題として提起されていた「執着」と対立するので、普遍的な良い舞台少女のあり方として語られているのでしょう。

同様の対比が劇スにもあると言えます。
華恋は運命の舞台とひかりの「過去」についてずっと思い悩んでいましたが、自分の努力や犠牲(後述)という「過去」を燃料にして再生産をしたのだと思っています
「犠牲」というのは努力によって無くなってしまったもののことで、まさに「(『賛美』されるべき)選ばなかった過去たち」です。
ドーナツ屋さんのシーンでは、早々にボイトレに向かう華恋が描かれました。あの仲間たちこそ「選ばなかった過去たち」の象徴なんだろうなぁと感じます(「運命を溶鉱炉に」も同じことを指していると思います!)
(編者注:長すぎ)

イエスタデイ:
自分の中であのシーンは舞台少女以外の選択肢といった「可能性」を燃料にしている(だからこそあらゆる可能性が内在されている幼少期華恋からの‶手渡し”)という解釈が強かったのですが「原動力となる過去」という解釈も魅力的ですね。
積み上げてきたものや経験が力に、というのはまさに舞台人としての力と思えます

キリンのハンコ

narc:
TV版を見返していて疑問に思ったのですが、みなさんはこのキリンのハンコをどう解釈していますか?ひかりの自主退学の書類です

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乾燥小魚:
アニメ版の時は隠れミッキー的なノリで押してあったのかと軽く捉えてましたが、舞台版だと学園の上長等が舞台を仕切っているのでキリンの他にあの舞台装置を作った関係者がいるのか、はたまたキリン=観客と明示されたシーンもあるのでこの展開(ひかり退学)はあなたたちが望んだものですよとの突き付けなのか…
ひかりの退学の手続き周りは謎がいっぱいです

narc:そうなんですよね.......入れる意図がいまいちよく分からなくて悩みます

さぼてんぐ:ひかりが本当に退学したわけではなく、レヴュースタァライト(オーディション)の延長上の出来事であることを示してるのかなぁ、と思っています
めちゃくちゃシンプルな解釈で恐縮ですが……

narc:確かにそうかもしれないですね!退学する動機はオーディションですし、それを隠喩してると捉えられますね

bouker:単純にキリンの手続きで聖翔に入学した(8話で手続きはやっとくねみたいなことキリンが言ってる)ので、キリンの手続きで退学したのかなと……w
乾燥小魚さんも言っているように、舞台版だとオーディションの存在を学園側も認知しているので、あんまり気になったことありませんでした

narc:確かにそんなセリフありましたね!キリンが退学を手伝うっていう表現は前からあったわけですね(字面は面白いですが.......)

ななの再演はどの程度知られていたのか

すずき:
①「ななが再演を繰り返していたこと」は華恋、ひかり、純那は知っているようですが、他の5人は知っていると思われますか?
②(少なくとも) あの3人が知っているのはひかりが転校してきた再演回だけだったのでしょうか?
妄想の段階になってしまうかもしれませんが、皆さんの意見が聞きたいです!

しろくま:
知ってたと思います!
理由は香子のオーディションへの執着です!

これも妄想になってしまいますが、香子は双葉が今のままでは離れてしまうということを前からわかってたんじゃないかなと。

それを止めたくてキリンの
オーディションが再演されるのを待ってたんじゃないかと
私はたったいま妄想しました! 

乾燥小魚:
①は知っていそうだと思います
昨日話にもあった選抜組は結構仲良いので、ばなながあの辺りで凹んでいたら気付いて話しそうだなと
あと劇場版ワスバの開演で登場した際みんな驚いていた辺り「また何か始めたのか?」的な意味合いで驚いたと解釈してます。
②は再演回のみと解釈してます。
純那が再演のことを知っていたら何とか止める方向に持っていくと思うので

narc:
①tv版以降は知っていると思います。11話「舞台少女心得 幕間」で、ななは明らかに再演への言及と取れる発言をしています。地下空間の一部である以上これは一種のレヴューなので、ななと華恋以外の全員にもその声は聞こえていたはずです。もしほかのメンバーに話していない場合、露呈するような発言はしないでしょう。
②どちらの可能性もありますが、少なくとも本人を説得はしていないと思います(純那ちゃんだけが私の再演を終わらせられたと言っているため)。あと純那は9話でななに直接言われてやっと気づいたので、再演中は気づいていないと思います。真矢の「あなたはなぜ」が再演への言及である可能性もあります

さぼてんぐ:
① はっきりとは知らなかったんじゃないかと思います。うっすらと(なにか特殊な事情がありそうだ)みたいなことには気がついていそうですが。本当に個人的な感想になってしまうのですが、そういうパーソナルな部分にまで踏み込まない99期生たちの距離感みたいなものが好きなので、個人的な願望も入っています!笑

②ななが「再演を繰り返す演出家」の役から抜け出せたのは最後のひかりが転校して来た回だけなので、そうじゃないかなぁと思います。ただ、再演の試行回数が膨大だった場合は、誰かしらに気づかれてしまった再演があってもおもしろいなぁと思っています。これはマジで妄想です。

華恋ママのセリフの違和感

しろくま:何回見ても気になってしまう部分があって、それについてお聞きしたいです。
華恋の幼少期の回想の
ひかりが迎えにくるシーン手前の
華恋ママとマキさんが話してるシーンで
マキの「そんなこと言って、本当はお姉ちゃんが色んな衣装の華恋を見たいんじゃないの?」的なセリフの後の
「うん!見たい!」って
セリフが他のセリフから浮いてるような印象を受けます

ただの、感想、違和感レベルの話なので解釈にもなってないのですが、このセリフが
意図的な演出なのかどうか
お聞きしたいです。

白隼(@shirohayabusa16):
即興で申し訳ないですが。
あの台詞たしかカメラがマキさんしか映してなくて華恋ママはカメラの外から台詞を言っていたと記憶しています。このことから、あの台詞は観客の心情を映すための演出だったのではないでしょうか。
色んな舞台に立つ華恋を観たい。でも華恋は、スタァライトを演じ続ける以上次の役はない。この先に華恋を待つスタァライトの残酷さを観客は知りながらスタァライトの中で演じ続ける彼女を望んでもいる。

しろくま:
おぉ、たしかに華恋ママは華恋にとって最初の観客ですし、うん見たい!っていう
言い方もその流れなら
すごく納得して華恋ママに
共感できます!

カメラから外れたら観客って考察、とてもわかりやすいです!

そういえば、ボイトレの後
華恋が家に帰るシーンでも
華恋がカメラから外れて
「ただいま〜」って言ってます。
これも家に帰ったから
舞台少女から家族の一員としての
華恋になった、という解釈が
できそうですね!

あとがき

VCはこれの数億倍ぐらい盛り上がったので楽しみにしておいて下さい

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☝GCPのSpeech-to-Text何も値いじらずにぶち込んだらめちゃくちゃになったのでもうちょっと調教して文字起こしします⋯⋯

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