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車で表現する人物像2〜古畑任三郎30周年

〈 第2シリーズ 〉 第1話 辣腕弁護士(明石家 さんま) 無理筋の事件でも無罪を勝ち取ってしまうクセ者弁護士は、クセだらけのサーブで登場。 キーを差し込む場所はシフトレバーの後ろ、サイドブレーキの近く。 ボンネットは前に引いてから手前に倒れてくる。 ターボは付いているけど低圧給気。 ドアを開けるとビックリ、サイドシルがない。 …ほかにもまだまだ。でも全部理由があって、実用性はすこぶる高い。 鼻につくけど、実力者。さんまもサーブも、ピッタリのキャスティングだなぁ。 第3話

    • 車で表現する人物像〜古畑任三郎30周年再放送に寄せて

      刑事コロンボがそうであったように、本作でもキャラクターをより際立たせる目的で自動車が効果的に用いられている。 見事だなぁ、と思ったので、まとめてみることに。 〈 シーズン 1 〉 第1話 少女漫画作家(中森 明菜) 山道を通って別荘地へと出向くことが多いため、 幅が広くなく、かつパワーのある車が必要だったのだろう。中森明菜には、はっきりと赤い口紅を引かせていて、この車との関連性を感じさせた。 第2話 歌舞伎役者(堺 正章) まずはベンツではない。そして、ジャガーのブラン

      • 参加ミュージシャンで辿る名盤リレー#2メイシオ・パーカー

        高らかなアルトサックスのブロウに導かれて、2小節ごとにまとめられたビートのうねりが盛り上がりを生み出してゆく。 このバンドのテーマソングたる、そんな1曲目のキモは、巨匠メイシオが奏る艶っぽいサウンドだ。 シングルカットされた2曲は、当時のウィークリーダンスチャートでは数か国で1位を獲得している。 ほかにも、ブルーノ・マーズの最近のユニット、シルク・ソニックでもメンターとしてメディア露出しているブーツィー・コリンズ、A Tribe Called Quest の Q-Tip、メイ

        • 参加ミュージシャンで辿る名盤リレー#1 ビリー・スペースマン・パターソン

          いまや映画俳優としての彼しか知らない人の方が多いかもしれない。 ハイスピードなラッピンが群を抜いていたL.L.COOL J が、21歳の時にリリースしたアルバムの4曲目に注目。 単にワウを効かせただけとも言えない、繰り返される不思議なテイストの2小節のリフが作り出す世界に引き込まれる。 さて、同じ1989年、ジャズの巨匠、マイルスのアルバムの7曲目。 こちらでは何かを擦って出したようなパーカッシブなサウンドが、不思議なお祭り感を醸して盛り上げている。 おそらくカッティング+

        車で表現する人物像2〜古畑任三郎30周年

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