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雨の日が教えてくれること

台湾の雨季だからスコール対策した方がいいよ!!

雨降るかもしれないからと、意気込んで雨用のパンプスを買い込み旅に出た。
ホテルに着き、ここぞとばかりに、雨用パンプスを持ち出し街に繰り出す。
99%当たるであろう予想は的中し、1日目から見事に大雨に降られた。

真夏のスコール

雨用パンプスだし大丈夫!!  そんな私の余裕は一瞬で消え去ることになる。
靴の中に容赦なく水が入ってくる。
スニーカーだと靴から滲み出た雨水が路上に流れていくのだが....
雨用パンプスは防水のため、外に水が流れ出さない。
靴の中が見事な水たまりになり、足が水中に埋もれていく。

結局私はパンプスを脱ぎ捨て、裸足で帰路に着いたのだった。
次回からは濡れても大丈夫なサンダルにしよう。そう心に誓った瞬間だった。


物事に取り組むとき、何かが起きないように防ぐことばかり考えがちである。
でも、防げないスコールのように避けられない事象が生じることがある。
そんなとき、守ることばかり考えるのではなく、どうしたら衝撃を和らげられるか、長期的にベストな選択をできるのか。
スコールの日に、雨靴を履くのではなく、サンダルを履くことを選べるか。

雨靴の目的は、雨の日の足元を快適に過ごすということであり、雨に濡れないようにすることは方法論でしかない。根本的な目的に沿うのであれば、雨に濡れても、その後乾かすというのも選択肢となりうる。

1点だけをみるのではなく、雨=雨靴というような常識に囚われるのではなく、視点を広げて、本来の上位概念である目的に注目する。

本来の目的を捉えられているか。
雨の日の朝は、そんな重要な視点を私に問いかけてくる。



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