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日本の伝統をもっと楽しむために。公式note、はじめます。


突然ですが、質問です。
あなたのお家にはいくつのコップがありますか?



5個。
10個。
それとも30個?



マグカップ、お湯のみ、お猪口、ワイングラス、ティーカップ……

1個だけ、という方は少ないのではと思います。
水分を摂るためであれば1個で良いのに、なぜこんなにもたくさんのコップを、私たちは持っているのでしょうか。



私たちは、それぞれの飲み物や季節に合わせて色々なコップを購入し、使い分けています。
飲み物をより美味しく、より楽しく飲むための「文化」を先人が生み出さなければ、私たちはこれほどたくさんのコップを購入する、という経済活動を行っていないのではないでしょうか。

文化なきところに、豊かな経済は育たない。

そんなことを、一つひとつのコップが体現してくれています。





「日本の伝統を次世代につなぎたい」という想いから、 2011年3月16日に誕生した和える(aeru)。

ですが、私たち和えるは、日本の伝統を「守る」会社ではありません。
日本の伝統を「楽しむ」人を増やし、文化を育むことで豊かな社会をつくりたい、といろいろな取り組みをしています。



例えば、出産祝い。
"0歳からの伝統ブランドaeru"は、出産祝いなどの贈り物をきっかけに、子どもの頃から日本の伝統と出会うことができる環境を作るため、全国の職人さんとものづくりを行っています。

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例えば、旅行。

"aeru room"は、旅先のホテルでその土地の文化をより深く体感できるように、画一的ではない「地域の伝統に出逢う」コンセプトルームを作っています。
長崎・姫路・奈良につづき、2020年6月には京都にもオープン予定です。

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例えば、教育。

"aeru school"は、子どもから大人まで、感性豊かでクリエイティブな人を育むまなびの場です。
保育園や幼稚園、百貨店や商業施設、企業の社内研修など、出張ワークショップを開催しています。

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みなさんの身近なところにきっかけを生み出せば、子どもから大人まで感性が自然と育まれ、日本の伝統を楽しむ人が増えるのでは。
私たち和える一同もそうであったように、ただ日本の伝統に出逢う機会がないだけで、触れてみればきっとその魅力を感じていただけるはず、と信じています。


そのような想いから、東京・京都にある直営店では、ただモノを「売る」場所ではなく、日本の伝統を体感できる「伝える」場所をめざして、オープンから約5年間、試行錯誤をつづけてきました。

和えるのみんなで日本全国の職人さんを訪ね、たくさんの伝統と出会い、日々の暮らしの中でまずは自分たちが楽しんでみる。
時にオンラインで、時にオフラインで、その楽しさを伝えてみる。



それを続けてきて気がついたのは、
伝統や文化を楽しむことで、人の心は優しく豊かになる
ということです。

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東京「aeru meguro」が4周年を迎えた時は、毎年のお誕生日会や季節ごとのイベントなどに参加してくださっている子が、「いつもお誕生日をお祝いしてもらっているから、どうぞ。」と夏らしい花束をプレゼントしてくれました。(ご家族のご了承のうえ、紹介させていただいております。)

京都「aeru gojo」では、徳島の職人さんが送ってくださったサツマイモを、大家さんと一緒に火鉢で焼き芋にして温まるのが冬の風物詩。
まるでたくさんの親戚に囲まれているようです。

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私たちは、日本の伝統や文化、そして季節の移ろいを楽しみながら過ごす中で、たくさんの方々の優しさに触れているように思います。



経済も、心も。
両方が豊かであるために、私たちには文化が必要なのではないか。

お金は大事だけれど、お金だけでも幸せになれない…と実感する人が増えたいま、その両方を支えていくために、文化に目を向けるべき時代なのかもしれません。

瀬戸焼き

和えるはまもなく、創業から10年目に突入します。
これからより多くの方と一緒に日本の伝統を楽しみ、その楽しさが自然に周りに伝わるような文化の風を、公式noteからそっと起こしていきたいと考えています。


noteの記事発信という形はもちろん、

・文化を楽しむ方々の記事をマガジンにまとめる
・文化を楽しんだことをみなさんが記事に書きやすいよう、「みんなのフォトギャラリー」に写真素材を提供する(「aeru」で検索を)
・文化を楽しむイベントを開催する

など、みなさんが文化のある暮らしを誰かに伝えたくなるような工夫も、試してみたいと思います。


2月中に立ち上げを予定しているオンラインサロンも、そのような文化を楽しむ場づくりの一つです。

また、noteのサークル機能を使って、日本の伝統の継承やこれからの時代の教育などについて、みなさんと考えていく「aeruはぐくみ研究会」も立ち上げました。



「和える(aeru)」とは、ごま和えなど和え物の「和える」のこと。

異なる素材同士が、お互いの形を残し魅力を引き出し合いながら一つになって、より魅力的なものを生み出すことを指します。

職人さんから教わった日本の伝統がある暮らしの豊かさを、現代の暮らしに取り入れられるよう「和える」のが、私たちの役割です。

日本の伝統や先人の知恵と、今を生きるみなさん一人ひとりの感性を「和える」場を作っていきたいと思いますので、これからどうぞよろしくお願いいたします!





和える(aeru)の公式Twitterでも、最新の取り組みや記事の更新情報などについて発信を行っています。ぜひご覧ください!https://twitter.com/aeru_