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例えば こんな家族 01

( この物語は 一部フィクションです )

家族 って何だろう?

いつから 単純に暮らすだけの集まりに成ったんだろうか

最近 続けて壊れている家族の話を見聞した
既に壊れてしまった いや 壊してしまった家族と
壊れているいるのに 取り繕って 取り繕って
誤魔化している家族だ

どちらの旦那も 家族に対し非協力的である
なのに
どちらの奥さんも 家庭を守ろうと 壊れている事を認めないのだ
そして
どちらの家庭も 外から見る限り 幸せそうに見える

例えば男が 外に愛人を作り崩壊する家庭の話は ある意味 分かりやすい
ところが はっきりした理由がない家庭は 内情を覗き見るまでは ちょっと変わったお父さんだね となる気がする

単に倹約かに見えるとか 仕事が忙しいそうに見えるとか 兎に角 漠然とした違和感はあるのだが はっきり 壊れているとは誰も思わない

傍からは気づかない いや 当事者たちさえ気づかないのだ
ずっと前に壊れているのに

他人の方が まだ マシな気さえする 違和感を持っているのに
だから 当事者たちは それぞれの立場で慣れてしまい その壊れた状態を受け入れて長い年月を同じ屋根のしたで暮らし生活している
子供達でさえ 自分の家庭というのは こういうモノだと受け入れる


・ 彩の国 クレヨンしんちゃんがいる所 庭付き一戸建て(建売)
父:サラリーマン 母:生命保険会社の支店長 息子:フリータ(契約社員) 娘:上場企業のOL27歳

まぁ 言ってしまえば 母親が私の父親の姉弟である

まず 変なのが その家族の父親の部屋が廊下の縁側なのだ
母親 兄妹は 個別にちゃんと部屋があり リビングダイニングも普通にソファやTVが置いてある一般的な形なのだが 父親の部屋だけが無く違和感しかない

父親は 物置と成っている和室に ついている縁側に洗濯用のロープをつり下げ 万年床を引き そこに自分の荷物を置いている
部屋数の関係からか? いつからなのか? 母親 娘 に話を聞いても ずっとそうだと答える

当人たちは居たって普通の様に考えている 別段他人(ほぼ付き合いがなかったので私的感情はこう)の家なので どうでも良いとは思うが

家計的な 話を聞いても 経済的には独立している
土地の名義が母親 上の建物が父親 ローンは半々で払っている らしい

食費等は 母親が
光熱費は 父親が
息子の専門学校時の学費は 父親が
娘の大学時の学費は 母親が

娘が気づいた時には 既に こんな風に 個々の状況で お金を払っているのが夫婦で分担されている様なのである

しかも 夫婦の会話は無い 父親と家族の会話は無い 
母親と子供たちの会話はある 子供たちは父親に挨拶さえしない
かといって 両親共に他に良い人がいて 浮気をしているという事でも無い

夫婦の意思の疎通は 母親から父親への 一方的で 短い メッセージだけなのだ
例えば 「水道管修理費 合計2万円 1万円を机の上」 と言う風に

来客が有っても 和室は見せないし ずっと 雨戸がしまっているので 外からは縁側も和室も見えない

もう何年も前から同じ状態だと 娘は証言する

露呈した きっかけは 私が保険を解約するために母親に電話した時
娘が電話に出た事なのだ 単純に叔母(母親)が近所のコンビニに買い物に行っているので 娘が私の電話の相手をしている時に

娘が言った 「あー 父は 廊下で寝ています」 だった

ん?? 何だそれ うたた寝かと思い 何となく聞いていたら家庭の内情が判明した。。。

そして 娘に気づかせたのは私かもしれない

後日 電話の内容が叔母に伝わり 保健の解約ついでに叔母の家に行き
家庭内を娘に見せられ 娘の証言が事実と分かった

娘は 自分の家が壊れている認識をしたようだが。。。


今も 同じ状態で 家族は暮らしている


9/24 追記
ネタ元から苦情が来たので最初の注意書きを
『一部フィクション』
に変更
当人は 世間に知って貰いたいらしい

有難う御座います                           将来の夢のために使わせて頂きます