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霊媒探偵 城塚翡翠 medium [メディウム]:大どんでん返し好きにはツボな1冊

一時期、話題の本コーナーに陳列されていたメディウム。
ずっと気になっていたのに読む機会がなく、「いつか…」と思っていたら、図書館の新着の棚に置いてあるのを発見!
迷わず手に取った。

気まぐれに読書をする私はとくに好きな作家がたくさんいるわけでもなく、話題の本や表紙が気に入った本を手にすることが多い。だからどういう作家さんか知らずに読み始めるし、作家さんの受賞歴やこれまでに出版した本のタイプにこだわったりはしない。
手に取った作品が面白ければ、それでオールオッケー。

そんな私だが、今回は読み始めて序盤で、作家さんはどんな人だろう?と本の作家紹介の欄をチェックした。
書き味がちょっと変わってるな、と思ったのだ。
なんというか、サクサクとストーリー展開していくこの感じ、そして改行が若干多めに見えるも逆にそれがサクサク感をいい意味で後押ししているこの感じ。
普通のミステリ作品や純文学とちょっと違うな、と思った。

作家紹介の欄を読んで納得。
ミステリだけにこだわらず、青春小説やライトノベルも射程距離に収めている人だった。

メディウムを一言で誰かに紹介するなら、「大どんでん返し好きにはツボな1冊!」と言いたい。
ミステリ好き=どんでん返し好き、なイメージを持っているが、その中でも「天地がひっくり返るような1発をよろしく頼む!」という人にピッタリだ。
私は薄っすら予想できなくもなかったパターンが待っていても十分満足できる人間だが、こういう大どんでん返しは超ツボる。

どんでん返しが起きるのは大体終盤というのが定番だから、今から言うことはネタバレにはならないだろうと祈りつつ……終盤は寝る前に読まないほうがいい。
あるポイントからは本を閉じるのが躊躇われるため、下手すると私のように寝る前に本を開き、そのポイントを迎え、そのまま中断する機会を失って夜中に眠りにつくことになる。

今年はわりと読書できたほうだと思うけれど、意外なほど近場に小さな図書館があるのを今月発見し、来年はいっそう読書に励みたいと思っているところ。
また気に入った作品を見つけたら、こんな風にnoteに書いてみるのも悪くない。

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