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実家が大変な事になっていた件

僕は何年かぶりに実家へ帰った。

家を出て約16年
子供が生まれてからは年始に実家に行っていたが、
それもここ5年ほどは帰れていなかった。


実家に帰った理由

今回実家に帰った理由は、
転職先で最終学歴の卒業証書が必要になったからだ。
事前にオカンへ卒業証書が必要な旨伝えていたが、
オカンも忙しく探せないから自身で探すことに決めた。

娘を連れて久々に家に上がると、
玄関に使われていない冷蔵庫が「ズドーン!」と置いてあった。
それだけではない。
玄関の周りが荷物に囲まれている状態だった。

驚き娘と目を合わせる僕だった。

実家の現状

現在はオカンと姉貴の二人で住んでいる実家
人より猫の方が多い。(5匹)
それなのに荷物が多い。
2LDKの部屋なのにリビングで寝起きしている2人。

以前は妹が住んでいた。
だが、大学入学と同じタイミングで家を出て戸籍も変更したらしい。

元妹の部屋は元々僕が使っていた部屋だった。
その後、姉が住み元妹が住むようになっていた。
元妹が住んでいた部屋は荷物が多く、足の踏み場が布団の上しかない状態だった。

その部屋に僕の卒業証書があるはずとの事で探したが、
どこを探しても一向に見つからない。
本当にあるのだろうか、捨てたのではないかと諦めかけていた。

まさか約18年たった今卒業証書が必要になるなどその当時思っても見なかった。

それでも見つけなければいけないと決心して他の部屋を探した。

目の前の絶望

ドアを開けたら今度は絶句。
目の前が荷物の壁で塞がれていた。
高さとして190㎝の壁を目の当たりにすると絶望という2文字がのしかかって来た。

ゴミ屋敷の映像はTVで何度も見てきたが、
実際に自身の実家がそういう景色になっていると何も言えない。

オカンと姉貴は片付けが苦手だ。
昔からそうで、いらない物といる物の分別ができないのと、処分の仕方がわからないのだろう。
いっその事業者を入れて片付けてもらった方がいいと思う。

僕が実家にいた頃の話、
僕が家の掃除で不要と判断して捨てたらオカンと姉貴にキレられた覚えがある。
それもあってか、実家では自身の物以外捨てることができない。

オカンには提案した。
『1日5,000円で部屋を片付けようか?』
なぜそういう提案をするかというと、無料でやればまた同じ結果になるからだ。
家族といえど甘えは捨てた方がいい。

オカンは断った。
たぶん金額の問題ではなく、プライドがそうさせるのだろう。
それはそれで仕方がない。
ただ、火災の危険性だけは伝えておく。

その間娘はというと、
リビングで「転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編」のDVDを観ながら猫たちと戯れていた。
平和で何よりだ。

結果

結局、僕の卒業証書は見つからずじまい。
別の方法で手に入れることにした。
『最初からそうしておけば良かったのに』と姉貴に言われた。
それでも良かったが、親に孫の顔を見せるのも親孝行と言えるだろう。

最後に

片付けれないのであれば、他人に任せるのも一つの方法。
タダより高いものはなし。
自身でできるのであれば別だが、他人(家族含む)にタダでやってもらうと同じことを繰り返してしまう。

恥ずかしがることはない。
それよりやりたい事をやった方がいい。

より良い明日を生きるために。
それではまた。

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