心原性と非心原性

先週のメルマガで子供も心肺機能停止って起っちゃうことあるよね。でも心臓が原因ではなく不慮の事故が多いかも。非心原性ともいうよ。みたいな話をしました。

じゃあ非心原性って?っていう話をさせていただきます。

まぁ文字の通りなんですが笑

総務省消防庁のほうで毎年『救命救急の現状』というものが出るのですが、そこには『どのくらい救急車稼働したよ』とか『どのくらいで救急車到着したよ』とか『救急搬送した心肺停止傷病者数何人いたよ』とか書かれています。

AEDの普及活動をしている人とかは割とこの情報を見ていると思うのですがそこには救急搬送した心肺蘇生傷病者を『心原性心肺機能停止』と『非心原性心肺機能停止』の二つに分けられて記載されています。

こんな感じ。

ここで心原性と非心原性の説明をすると、

心臓が原因で心肺機能停止になっちゃうものが心原性で、

心臓は何もしていないのに他のトラブルに巻き込まれて心臓にもダメージをくらい心肺機能停止になっちゃうものが非心原性です。

この非心原性が年間約5万人いるという事です。

心原性の具体例を言うと、心筋梗塞からの心室細動が一般的でこれは心臓の冠動脈という血管が詰まることが原因なので心臓のせいです。(せいって・・)

過去に心筋梗塞の話してます。

心筋梗塞と狭心症の違いって知ってる?|坂野 恭介 (note.com)

非心原性は色々あるんですが、悪性腫瘍や脳血管障害や出血や交通外傷や窒息や溺水や一般外傷などなどです。

急に心臓に外因的なダメージを与えてしまうものや、始まりは心臓に直接的にダメージを与えていないのですが、いろんなことが連動して最終的に心臓にも影響を与えちゃう。

非心原性は心原性に比べてAEDが対象になる確率は下がります。
要は心臓が心室細動という症状を出さないという事です。

ただ、0%ではありませんしAEDではなく心肺蘇生法を実施することがとても大切です。

色んな要因で心肺停止って起っちゃうんです。

上の画像を見ていただけるとわかるように、心肺停止で年間12万人が救急搬送されているんです。

365日(1年)で割ったら1日で328人です。

うそつけ!!!って言いたくなる数字ですよね。笑でも本当らしいです。

心肺蘇生法って大事です。(締め方へたくそ)

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