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ベルギーはピルスナーも濃厚だった。PRIMUS HAACHT 1000BeerChallenge(242/1000)

■ベルギーにもピルスナーはあった

ベルギービールというと、シメイなどの修道院ビールや、ヒューガルデンなどのホワイトビールが有名です。どちらも非常にこってりしていてスパイシーで、日本の一般的なビールとは全く違う個性的なビールです。これらが代表格だと認識されているので、ベルギービールといえばこってりどっしりというイメージです。
しかし、ベルギーでも日本の代表的なビールに多いピルスナーもつくっているのです。当然といえば当然ですが。
ベルギーのピルスナー、どういうものでしょう。


■ハーヒト醸造所

ハーヒト醸造所はベルギーの首都ブリュッセルの近くにあり、ビールをつくり始めたのは1898年とのこと。しかし、この地域ではもともと16世紀ころからビールが販売用につくられていたようです。下地はあったんですね。
本格的に生産規模が拡大されたのは二次大戦後のようで、今ではベルギーで3番目の規模を誇る醸造所だとか。やっぱりベルギーの人たちも、いっつもこってりしたものを飲んでいるわけではなくて、ピルスナーをごくごく飲むことも多いようで、なんだか安心しました。


■[beer242] PRIMUS HAACHT

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■ビール情報

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名称:PRIMUS HAACHT
メーカー:HAACHT
産地:ベルギー
タイプ:ピルスナー
アルコール度数:5.2%
価格:400円くらい
入手場所:成城石井


■味わいメモ

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外観:淡い金色。
アロマ:熟成香。フローラル感。酵母感。
味わい:熟成香。フローラル感。麦っぽさ。ホップの苦味。酵母感。
ボディ:ミディアムボディ。

色はピルスナーらしい薄めの金色です。香りもピルスナー的な軽くて甘い雰囲気ながら、若干個性的な印象を受けます。ホップの華やかさもあり、そして、もやっとした酵母か樽かという感覚もあり。ドイツ方面のピルスナーは木樽を使っているとかで、もやっとした樽か桶のような香りがすることがあるのですが、それに似た感じ。
味わいも香りのイメージにだいたい近い感覚です。ホップ感や苦味は薄めなのですが、穏やかな熟成香っぽい甘さと、酵母感か酸味が感じられます。喉越しで、もやっとした印象があり、後味で苦味と渋み、樽感のようなものがあります。
軽いけれど癖もあり、独特のスパイス感もあるような。やっぱりベルギーのビールはピルスナーでもビルギーっぽさがあるんだなあ、なんて感じです。


好き度:★★★



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ビール代になります。