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商品名で味を説明する系。キリン・ザ・ホップ 香りの余韻 1000BeerChallenge(59/1000)

■ビール界のライトノベルとかそういうのか

ライトノベルから始まり、漫画やアニメや、その他いろいろにも波及した、やたらタイトルが長い問題。作品の内容をタイトルで丁寧に伝えきることで、あーそれなら見てみようかという気持ちにさせたり、期待感と使用感のズレをなくしたりすることができます。
最近はとにかくお金や時間を使うときに失敗したくない人が増えたから、内容をわかりやすく表示しといた方が売れる、とか説明されることが多いようです。
その手法が最近ではビールにも一部で波及してる感があります。特に季節ものや企画ものは、お客さんがみんな一見さんと考えた方がいいので、この名前の付け方と相性がいいのかもしれません。


■[beer059] キリン・ザ・ホップ 香りの余韻

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「キリン・ザ・ホップ 香りの余韻」って言われたら、ホップが目立ってて余韻まで長く香りが続くんでしょうね、と想像できます。できますし、その通りに味わうでしょうし、確かに香りがホップだねーって感じるでしょうから、評価もある程度は操作できます。
そういう意味では、ちょっとズルいやり方でもあると思うんですけどね。もし僕が名前なんかに惑わされない絶対的な味覚を持ってれば別なんでしょうけれど、絶対名前に引っ張られますから。


■ビール情報

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名称:キリン The HOP
メーカー:キリン
産地:日本
タイプ:不明
アルコール度数:5%
価格:280円くらい(500ml)
入手場所:コンビニ


■味わいメモ

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外観:金色。
アロマ:ホップのフローラル感。
味わい:熟成香。フローラル。弱めの苦味。酸味。
ボディ:ミディアムボディ

スタンダードな金色です。香りは華やかですが、意外と熟成香や苦味などは弱いような。
味わいは意外と甘い印象です。口当たりは華やかな熟成香。苦味は弱くて、少し酸味も。全体的に軽めで華やかさ重視のつくりかたなんでしょう。
余韻が確かに長い気がします。コクもありつつ、香りと苦味と熟成香が残る。ボディとしては軽め甘めの生ビールなので、ごくっと飲んで、余韻のフワーを楽しんでくれということですね。

好き度:★★

「国産ホップを一部含む4種のホップ」という言い方もよくわからないし、多分ラガーなんでしょうけれど製法も不明で、若干やっつけの色物感が強いのですが、期間限定だったりするのかな。



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ビール代になります。