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はじめてハーフマラソン走ってみた

■そうだ、フルマラソン走ろう

なんとなく唐突にフルマラソン走れるようになりたいなと思った。
それが2018年の12月の頭のこと。四十路をすぎると急に健康関連で意識高くなる人がいるとか、まだ自分にも可能性が残っていることを信じたくなるとか、そういう類の気持ちなんでしょうか。
まあそれはそれとして、ランニングの頻度を上げました。
それまでは週に1回8〜10キロくらいジョギングする程度の頻度だったのですが、12月から概ねミズノのトレーニング指導に従って走ってみることに

■最初の目標はハーフマラソン

上記ミズノのメニューによると、初めてのフルマラソンのためのトレーニングスケジュールが12週間で組まれています。
ほんとか? そんなお手軽にフルマラソン走れちゃうのか? という疑いしかなかったので、まずはこの12週間トレーニングをこなしたあとで、ハーフマラソンを走ってみようと思ったわけです。

トレーニングメニューは、基本的には週に3回走れってもの。そのうち2回はゆっくりだったり短時間だったりでも良い。1回は長めに走ろう、という雰囲気でした。
そのペースで4週間を1セットにして、3セットで徐々に負荷が大きくなっていく感じ。合計12週間。

■ランニング進捗 第1セット

期間:12/3から12/30の4週間
走った回数:12回
距離:合計約93キロ

どうにか週3回のランニングを達成。4週間で合計100キロ行かなかったのが残念ですが、結構疲労も溜まった感はあり。
ただし、走らない日にストレッチや筋トレしましょうねっていうのがほとんどできませんでした。忘年会とかいろいろアレで。

■ランニング進捗 第2セット

期間:12/31から1/27の4週間
走った回数:15回
距離:合計約133キロ

走ることに慣れてきた感じがしました。ゆっくりなら10キロ以上でもつらくなく走れるし、1日7キロくらいにしておけば3日連続でも走れるようになりました。一ヶ月で100キロ以上も走るなんて、高校の時以来だろうなー。

■ランニング進捗 第3セット

期間:1/28から2/24の4週間
走った回数:12回
距離:合計約150キロ

週3回ペースで各12キロくらい走るのも苦ではなくなってきました。ゆっくりならね。
走れる速さはあまり変わってないので距離を伸ばすほど時間がかかるのがネックではありましたが、長く走れるようになるのは楽しかった。
この期間に20キロ走も2回行ったので、タイムを気にしなければハーフマラソン大丈夫そうだと自信も持てました。

■ハーフマラソン本番

そんな感じで12週間のトレーニングを終えて、その後の1週間を疲労回復と調整に使った上で、3/2にハーフマラソンに参加。大会などというよりは多摩川沿いで頻繁に行われているらしいタイム計測会という雰囲気のレースでした。

結果は1時間55分(1キロ5分26秒ペース)。

2時間切れたらいいなーくらいに思っていたので、思ったより早く走れたという感想でした。当日は風が強くて5キロごとに折り返すコースの半分が完全に向かい風でひーひー言いながら、前日雨だったのでところどころ大きな水たまりを避けながら、花粉のせいで鼻水たらしながら走ったにしては上出来で、ちょっとした達成感も味わえました。
そんなわけで良い気分だったので、ランニングをもう少し続けられそうです。
次もまたミズノのトレーニングメニューに従いつつ、距離だけでなくペースをあげられるように意識したいと思います。

■ランニングによる体と習慣の変化

走ることが習慣になると体の方にも多少の影響が現れました。主なものを。

・筋肉ついてきたかも
ちょっとだけ、ふくらはぎや腿のあたりが固くなって気がします。筋肉がついたんじゃなくて、ストレッチさぼりすぎのせいで硬ばってるだけではないことを祈りつつ。
ただ、尻の横の部分、腿の上に力を入れるとぽこっとへっこむようになったのは、ここの肉が絞れた結果だと思われます。小尻。

・お腹が空く
なんだか以前よりもお腹が空く気がします。運動してるせいだと考えて、以前に比べると食べる量も増やしています。

・太ってない
でも、体重は変わりません。きっと走ってるせいだ。だいたい60キロ前後。
以前は太らないためには1日あたりのカロリー量は1800キロくらいにしておく必要があったのですが、走り始めてからはそれに加えて、ランニングで消費した分のカロリーも摂取できます。
だいたい「走ったキロ数 × 体重60キロ」くらいが消費カロリーなので、10キロ走れば600キロカロリーとってもいいことにしています。ビール換算約1.5リットル分。なかなかのご褒美です。これもあるからストレスにならずに走れるのかも。

・やや眠い
週に3回以上走れってことになると、仕事がない日にだけ走ったのでは足りません。僕の場合は平日仕事から帰ってきた夜の時間帯に週2回程度は走ることに。
もちろん疲れるし、若干これまでの生活パターンよりランニングの分の時間がずれて寝るのが遅くなったりします。なので、わりと眠い。
これは体力がついてくるに従って軽減されるのか。でもトレーニングメニューの強度も上がっていくんだから、きっと眠いままだろうな。早寝する習慣をつけるしかないのか。

■道具大事!

無理なくたくさん走るためには、体の負担を減らすためにも気分を楽にするためにも道具は大切でした。
おすすめしたいのは靴とランニングアプリです。

・靴
ランニングの頻度をあげて3週間くらいしたところで、足が痛くなってきました。靴が足に当たる部分に負担がかかるのか、両足の甲の親指の骨にそったところが痛い。あと、左足の裏の親指の付け根のところ。そして、親指の脇にくるぶしみたいに出てる骨の周りも。
もともと自分の足は幅が広くて甲も高いらしいという自覚はあったので、きっと足にあった靴に変えなければ痛いままだろうと思い、ググりました。すると、スポーツ用品のゼビオでは足型を測定してくれて、それに合った靴を探せるとのこと。
行ってきました。買いました。
アシックスのスーパーワイドっていうやつ。

3Eとか4Eっていう靴は履いていましたが、Fなんてのがあるとは知らなかった。確かに幅が広くて締め付けられる感じがありません。楽。
あと、ランニングに特化してるのか、つま先があまり地面に当たらず、いわゆるパワースポットというか親指の付け根のところで地面を踏める感覚なのが嬉しい。
とりあえず足が痛かったら測定おすすめです。

・ランニングアプリ
スマホのアプリで、GPSで走ったルートを勝手に記録して距離とタイムを計測してくれるのがあります。走った感が出せて累積の記録も残せるから達成感も日々感じられる。
また、走りながら1キロごとに距離とペースをアナウンスしてくれるので、あとどれくらいとか、もうちょっとペース上げてみようとか、モチベーションもあがる。頼りにしてます。

当初はNIKE RUN CLUBを使っていましたが、

後にadidasのRUNTASTICに変えました。

理由は、
▶︎GPSでの距離測定の精度が高かった。
これについては場所やコースによってどっちが相性が良いかだろうとは思いますが、僕が普段走っているランニングコースに表示されている距離からすると、NIKEのは5〜10%くらい短く計測されているようでした。
adidasのにしてみたら表示とアプリの計測された距離がほぼぴったり、タイム計測大会での距離表示とも20キロで5メートルくらいしかずれてなかったので、たぶんこっちの方が正確なんだろうな、と。

▶︎直近1キロのタイムをアナウンスしてくれる。
NIKEのアプリはランニングを開始してからの、走った距離とタイム、そして1キロあたりの平均のタイムをアナウンスしてくれます。
それに対してadidasのアプリはランニングを開始してからの走った距離とタイム、そして直近1キロのタイムをアナウンスしてくれます。今自分がどれくらいのペースで走っているか、ペースを上げてみる下げてみる、というのがわかりやすいので、こっちの方が便利だなということで。

■フルマラソンまでは遠いけれど

唐突な思いつきから走りはじめ、どうにか12週間が経過して、ハーフマラソンまで走れるようになりました。
でもフルマラソンってこの倍も走るんだよな、なんて思うとちょっとまだ遠い感はありますが、もう少し続けてみたいと思っています。


ビール代になります。