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どれも美味いぞ REVISION BREWINGのビールたち 1000BeerChallenge(262-264/1000)

■REVISION BREWING

リビジョン醸造所については、とても評判が良いということは知っていました。けれど、まだ飲んでいませんでした。単価が高かったのです。350ml缶でだいたい600円以上とか、500mlで1000円越えとか。
敷居が高いなあと感じていたのですが、そろそろ飲んでおくべきだろうと思い、発起しました。
すると、評判に違わぬ美味しいビールたちでした。


■ネバダ→カリフォルニア→ネバダ

REVISION BREWINGの中心人物はジェレミーさんとジェブさん。2人が2015年に創業しました。
まだまだ新しい蒸留所と思いきや、実はジェレミーさんは2010年にKnee Deep Brewingという醸造所を設立して、非常に高い評価を得ていた人でした。ジェブさんはその醸造所の従業員だったらしい。どういう事情があったかはわかりませんが、ジェレミーさんは2015年に最初の醸造所Knee Deep Brewingを売却してしまいます。
そして設立したのがREVISION BREWINGとのこと。自分の自由にできる環境が欲しかったんでしょうか。
ちなみに最初の醸造所Knee Deep Brewingは、資本が大きくなったのかカリフォルニア州オーバーンに移転してさらに規模を拡大しているとのこと。確かにKnee Deep Brewingのビールも見たことあります。今度飲んでみよう。
ジェレミーさんは、2010年ネバダ州RENOで創業、2011年カリフォルニア州リンカーンに移転、2015年ネバダ州スパークスで2つ目の醸造所設立、という移動をしたことになります。そしてまた、醸造所を一流に育てた、と。


■[beer262] RE-IMAGINED INDIA PALE ALE

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■ビール情報

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名称:RE-IMAGINED INDIA PALE ALE
メーカー:REVISION BREWING COMPANY
産地:ネバダ
タイプ:IPA
アルコール度数:6.5%
価格:700円くらい
入手場所:信濃屋


■味わいメモ

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外観:濃い茶色。
アロマ:フローラル感。ホップの苦味。柑橘感。熟成香。麦っぽさ。
味わい:熟成香。フローラル感。柑橘感。ホップの苦味。
ボディ:ミディアムボディ。

少しオレンジがかった印象の濃い茶色です。柑橘感のある香りがするので、色とのイメージが合いやすい気はします。ホップの華やかさが豊富で、ほんのり麦の甘い香りもありますが、全体的には爽やかでクリアな雰囲気の香りです。
味わいは、口当たりで意外とトロピカルな熟成香が感じられました。ただし、クリア。雑味がないところに、じわーっとホップの華やかさが広がってきます。同時に柑橘感と苦味も出てくる。爽やかなんだけれど重たくないコクもありつつ、綺麗に流れていきます。そして甘く引いてから余韻のホップ感。
口当たりから余韻まで、味わいが途切れずにグラデーションのように変化していく。これは楽しい。


好き度:★★★★★


■[beer263] DIPA

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■ビール情報

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名称:DIPA
メーカー:REVISION BREWING COMPANY
産地:ネバダ
タイプ:ダブルIPA
アルコール度数:8%
価格:700円くらい
入手場所:信濃屋


■味わいメモ

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外観:濃い麦わら色。
アロマ:熟成香。フローラル感。ホップの苦味。柑橘感。麦っぽさ。
味わい:熟成香。フローラル感。ホップの苦味。麦の甘さ。酵母感。
ボディ:ミディアムボディ。

ダブルIPAという名前からすると色はそれほど濃くはないかなという感じがします。香りはホップ感が華やかで、柑橘感と苦味も感じられます。でも全体的に爽やかな印象で、柔らかい麦っぽさもあり。
味わいは思いの外軽く感じられました。クリアだから軽く感じるのでしょうか。でもホップ感は存在感があり、華やかさ、しっかりした苦味、麦の甘さ。苦味は底通しつつ、その他のフレーバーが重なる感じ。喉越しで少し酵母っぽさもあり、後味に甘い麦感が残ります。
爽やかでクリアだから余計にホップ感が目立つ気がします。アルコール感もありずっしり。爽やかなのになあ。

好き度:★★★★★


■[beer263] DIPA

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■ビール情報

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名称:Blonde NV
メーカー:REVISION BREWING COMPANY
産地:ネバダ
タイプ:ブロンドエール
アルコール度数:5.5%
価格:700円くらい
入手場所:信濃屋


■味わいメモ

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外観:澄んだ金色。
アロマ:熟成香。フローラル感。ホップの苦味。麦っぽさ。カラメルっぽさ。
味わい:熟成香。ホップの苦味。麦の甘さ。カラメル感。
ボディ:ライトボディ。

ブロンドという名前の通りの澄んだ金色です。香りも穏やかで、ホップ感は抑えめ。薄いカラメルっぽさと麦っぽい甘い香りがあり、全体的に甘い印象。
熟成香かカラメル感か、甘さが目立ちます。でもホップの華やかさや苦味は穏やかとはいえ弱い印象ではなく、存在感はあるという不思議な感覚。麦っぽい香ばしさも鼻を抜ける感じで、クリアなんだけれど軽い印象ではない、面白いイメージのビールです。

好き度:★★★★



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ビール代になります。