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すっきり爽やかでもベルギー感は忘れない。STELLA ARTOIS 1000BeerChallenge(244/1000)

■ベルギーのピルスナー3本目

ここまで2本、ベルギーのピルスナーを飲んでみて、やっぱりピルスナーといえども日本の一般的なものとは違ってベルギーらしい癖があるんだなと思ったわけです。
そして3本目。やっぱりなってなりました。


■ステラ・アルトワ

STELLA ARTOISは、現在ベルギーで生産されているピルスナーとして最大の輸出量を誇るブランドとのこと。世界に流通させるといえばインベブ社であり、ステラ・アルトワも今ではインベブ社の傘下に入っていますが、歴史は1366年まで遡れるようです。
1366年にベルギーのルーヴェンという地域で、Den Hoorn breweryという醸造所が操業を始めました。1708年にセバスチャン・アルトワという人が、そこの醸造責任者になります。そして1717年に醸造所を買い取り、アルトワ醸造所という名前に変えました。ここを転機として、今のステラ・アルトワにつながるようです。
輸出量が増えると、イギリスやフランスでも輸出用のビールの生産を始めたそうなので、日本で手に入るものがどこで生産されているかはよくわかりません。
それでもベルギービールらしさは保っているわけです。


■[beer244] STELLA ARTOIS

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■ビール情報

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名称:STELLA ARTOIS
メーカー: Anheuser–Busch InBev
産地:ベルギー
タイプ:ピルスナー
アルコール度数:5%
価格:2本500円
入手場所:やまや


■味わいメモ

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外観:淡い金色。
アロマ:熟成香。麦っぽさ。酵母感。樽っぽさ。
味わい:熟成香。麦の甘さ。香ばしさ。バターの様な甘さ。酵母感。樽っぽさ。
ボディ:ライトボディ。

淡い金色で、ピルスナーだなという感じです。香りは以前飲んだベルギーのピルスナーよりも癖は少ない気はします。でも、ラガーらしい甘さをメインとした中に、麦っぽさとともに、もやっとした樽っぽいような、あの香りがありました。
味わいは、ちょっとトロピカルな熟成香なのかな、というちょっと甘めな第一印象。そして麦っぽい甘さと香ばしさがあります。香ばしさは麦ではなく、コーン由来なのかも。ボディは若干こってり感もありますが、喉越しはちょっと酸味もあってすっきり。
そして、なんとなくもやっとした、あの樽っぽい感覚もあります。やっぱり単に軽くてすっきりだけで終わらないのがベルギーなのか。輸出量も多いらしいので海外も見据えた味付けになっているのかもしれませんが、それでも特徴はあります。ベルギーのDNAいいですね。

好き度:★★★



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ビール代になります。