平均点高いHOP KOTANシリーズは、次の段階に突き抜けるのを期待。 1000BeerChallenge(217-219/1000)
■忽布古丹パート2
忽布古丹は富良野の自然派ブルワリーです。以前飲んだ印象では、ホップって名前の割にはホップ感ビシバシではなくて、バランスのいい丁寧なつくりのビールっていう感じでした。
今回は前に飲んだものとは違って、スタンダードな名前の3本です。
■[beer217] HOP KOTAN PILSNER UPOPO
■ビール情報
名称：HOP KOTAN PILSNER UPOPO
メーカー：忽布古丹醸造株式会社
産地：北海道
タイプ：ピルスナー
アルコール度数：5%
価格：500円くらい
入手場所：出口屋
■味わいメモ
外観：金色。
アロマ：フローラル感。ホップの苦味。酵母っぽさ。
味わい：熟成香。フローラル感。ホップの苦味。酵母っぽさ。
ボディ：ミディアムボディ。
色は普通のピルスナーって感じ。香りも穏やかで、ホップ感はそれほど強くなく、少し酵母感があるかなっていうくらいの印象です。ピルスナーだし、こんな感じだよね、というような。
でも味わいは意外と強め。口当たり苦味が強く、酵母感も強くて、苦味と酸味とがバランスしてる感じがしました。でも喉越しはピルスナーらしいクリアさで、すっと流れていって、後味はまた苦味と酸味がじわっと。
ピルスナーっていうからさらっと飲もうと思ったものの、意外な苦味でいい感じ。
好き度：★★★★
■[beer218] HOP KOTAN PALE ALE nonno
■ビール情報
名称：HOP KOTAN PALE ALE nonno
メーカー：忽布古丹醸造株式会社
産地：北海道
タイプ：ピルスナー
アルコール度数：5%
価格：500円くらい
入手場所：出口屋
■味わいメモ
外観：淡い茶色。
アロマ：熟成香。フローラル感。麦の甘さ。ホップの苦味。酵母っぽさ。カラメルっぽさ。
味わい：熟成香。フローラル感。ホップの苦味。酵母っぽさ。カラメル感。
ボディ：ミディアムボディ。
淡い茶色。ペールエールっぽい普通の色。香りはホップ感がちょっとだけ、カラメルっぽい甘さもちょっとあり、控えめな印象です。酵母っぽさが常にあるのが忽布古丹らしさなのかな。
味わいはまた意外なホップ感が出てきました。口当たりカラメルっぽい甘さは予想できたのですが、そこに柑橘感が加わる意外さで、華やかなホップ感がじわっと出てきて、なかなか楽しい雰囲気です。さらに苦味が強めに出てきて、でも酵母っぽさや酸味もあるので、わりとすっきりと収まります。
それぞれの要素がいい感じに出てくるものの、突出しすぎることなく、上品に落ち着いた感じで流れていきます。バランスいい感じ。
好き度：★★★★
■[beer219] HOP KOTAN FRUITS ALE haskap
■ビール情報
名称：HOP KOTAN FRUITS ALE haskap
メーカー：忽布古丹醸造株式会社
産地：北海道
タイプ：ピルスナー
アルコール度数：7%
価格：500円くらい
入手場所：出口屋
■味わいメモ
外観：ルビーレッド。
アロマ：ホップ感。酸味。酵母っぽさ。
味わい：フローラル感。ホップの苦味。酸味。酵母っぽさ。渋み。
ボディ：フルボディ。
ハスカップというブルーベリーっぽい果物を使っているそうです。そのためかルビー色。ちょっと変化球だなっていう雰囲気は感じます。
香りはそれほどベリー系の酸っぱい感じが強くはなく、甘みも少しあるような。ザクロとかに近いんでしょうか。ホップの香りなど、ビールっぽさは弱めです。
香りは穏やかだったものの、飲んでみると結構な酸味。口当たりからじわじわと強くなっていきます。でも甘みも少しあるし、喉越しでは意外とホップの苦味も出てくるので、酸味が強いっていうだけの印象ではなくなります。後味では苦味と渋みみたいな雰囲気も出てきて、意外と落ち着いて引いていく。
これ以上すっぱいのが前面に出ると無理だなーっていう一歩手前でした。意外と飲めたなという感じはあるのですが、個人的にはベリー系を混ぜたビールは苦手なもので。
好き度：★★
■丁寧な醸造所
忽布古丹のビールは全部、丁寧に作ってるんだなーっていう印象です。しっかり美味しく飲める。とはいえ、平均点は高いものの、突き抜けた感じまではいかないなあっていう段階とも思ったり。
土台がしっかりしてるから、個性的な強さが加わったらすごい良いビールができるんだろうなってことで、期待。
ビール代になります。