見出し画像

昔はこれが苦いビールだと思ってました。クラシックラガー。 1000BeerChallenge(71/1000)

■ラガービールといえば苦いビールだった

昔、ぜんぜんビールのこともわからない、飲み始めたころ。ビールなんて3種類しか認識していませんでした。生ビールと、ドライと、ラガー。その中でラガービールは「苦いビール」と理解していたんです。
それがいつの間にやら、ラガーは下面発酵で軽め、なんて言われるようになっちゃったんです。
世界が広がるって面白いですね。


■紆余曲折とクラシックラガー

キリンビールはルーツとなる会社が1869年の創業した当初から、ラガービールを作っていたようです。それが「キリンビール」という製品でした。
その後、一般家庭にも生ビールが売れるようになったり、ドライブームがあったりして、製品ラインナップが細分化されます。そして1989年に、それまでの「キリンビール」が「キリンラガービール」になりました。
さらに、1996年には「キリンラガービール」が熱処理をしない生ビールになりました。軽くて爽快なビールが受ける時代なんだ!という流れを受けてのものだったようです。
ただ、僕と同じくラガービールを苦いビールと理解している人はたくさんいたようで、その苦さを求める声も消えませんでした。そして、2001年に、熱処理をした上で熟成させるラガービールが復活しました。それが現在の「クラシックラガー」です。
今では生の「キリンラガー」と「クラシックラガー」が両方あります。


■[beer071] キリン クラシックラガー

画像1

レトロ感ある風貌。黄ばんでるわけではない。


■ビール情報

画像2

名称:キリン クラシックラガー
メーカー:キリンビール
産地:日本
タイプ:ラガー
アルコール度数:4.5%
価格:230円くらい
入手場所:ビックカメラ


■味わいメモ

画像3

外観:淡い金色。
アロマ:フローラル感。熟成香。ホップの苦味。
味わい:ホップの苦味。フローラル感。熟成香。
ボディ:ミディアムボディ。

色は淡い金色。香りも軽め。こんなもんだったかなあ、もっとどっしりしてるイメージがあったんだけど、という感覚です。とはいえ香りは軽めながら華やかさも熟成香もあり。
味わいの方も、やっぱり苦味がきちんときます。口当たりからホップの苦味が強めに、と同時に華やかさもあり、熟成香も感じられて賑やか。ボディもややまったり厚めで、余韻にも苦味が残るじっくり感。そうそう、ラガーってこういうのだった、という雰囲気。

好き度:★★★

全体的には軽いんだけれど、苦味が目立ちます。華やかさがそれほどでもないので、セッションIPAってほどではないけれど、お値段からしたら当然でしょうし、十分美味しいです。


画像4



ビール代になります。