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20新卒デザイナーがフルリモート1年目を振り返って得た5つの学び

こんにちは。ADWAYS(アドウェイズ)のデザイナーの松本です。
2020年に新卒で入社し、普段はバナー広告をデザインをしています。
わたしは入社式からリモートで、2年目になった今も、1度も出社していません。

今回は、入社後すぐにフルリモート環境でデザイナーになったわたしの視点で、新卒1年目を振り返ってみました。これから新社会人になるすべての学生さんへ向けて、ちょっとしたアドバイスをお伝えできればと思います!
わたしが入社する前に不安だったことや、知りたかったことを思い出しながら書きました。少しでもお役に立てば幸いです。


01.足りないスキルや知識は主体的に補う

わたしは美術大学でデザインを専攻し、当時は専らIllustratorを使っていました。ところが、アドウェイズのバナー制作では、主にPhotoshopを使用します。わたしの入社時のPhotoshopのスキルはほぼ皆無なので、研修課題から苦戦することになりました。

このままではいかん!と思い、自分にとって足りない部分を補う行動を心がけることに。研修課題に真摯に取り組むのはもちろん、色んなツールや先輩のデータを触ったり、積極的に質問し、わからないことをそのままにしないよう気をつけました。大学で得た専門知識や経験を活かせたこと・同期や先輩のサポートを受けられたことも影響し、わたしは、早くスキルを向上させることができました。

わからないこと・知らないことに向き合って行動すれば、きちんと身につくと思います。現時点でスキルが足りないことに不安を抱えている方には「大丈夫だよ!」とお伝えしたいです。


02.少しでも違和感を感じたら「すぐ確認」

わたしが担当している広告案件は、スピード感が必要です。
(詳しいデザイナーの1日は、こちらの記事をどうぞ!)

そのため、認識のずれによる大幅修正が見つかると、その後のリカバリーが大変です。リモートの特性上、作業している様子が他の人に見えないので、途中で間違いに気づいてもらえることは、ほぼありません。自分で気づくのも、なかなか至難の業……。
「こういうことだろうな~」という自己解釈で進めて、良かった試しはありません(経験済)。

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些細なことでも先に確認したほうがいいです。絶対。
確認して、合ってたら合ってたで、自信持てますしね!
あと、稀に「絶対的自信を持って取り組んだのに違った」パターンもあるので、こまめな進捗報告もオススメします。

悲しい事故は未然に防ぎましょう……!


03.タスクも、不安も、ひとりで抱え込まないで

みなさんは人に頼ったり、積極的に声をかけるのは得意でしょうか?
わたしは苦手です。入社したての頃は「自分でなんとかしなければ!」
「他の先輩方も案件忙しいのに申し訳ない……こんなこと聞いて大丈夫かな……」など思っていました。

しかし今は「せっかく組織に属しているのだから、困った時は仲間のサポートをありがたく受けよう。その上で早く成長して、自分もサポートする側へ回ろう!」と、考えています。

わたしが変わることができたのは、周囲の人に恵まれているから。
加えて、会社や仕事の全体像が見えてきて、「自分一人で抱えなくてもいいんだ」「一人で無理しても組織のためにはならない」と理解できたからです。

リモートで人に会わないと、つい忘れそうになりますが、画面の向こうには、自分や自分の制作物に関わっている人、支えてくれる人がたくさんいることを覚えておきたいですね(自戒を込めて)。


04.新卒の気付きは宝、記録しておこう

アドウェイズでは例年、2年目が新卒研修を受け持ちます。
(2年目が担当する理由や、研修の詳細はこちらの記事をご覧ください!)

わたしもメイン講師として、21卒の研修準備や指導を行いました。
以下、実際に講師をしてみて、気づいたことや反省です。

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特に、これから新社会人になるみなさんへお伝えしたいのは
「なにも知らない新卒の時期にしか気付けないことがある」という部分。
日々たくさんのことを覚えていくうちに、フレッシュな時期はあっという間に過ぎ、当時のことを忘れてしまいます。後々振り返れるように残して置くと、自分の糧になるはずです。

わたしは疑問や苦戦したことをメモしていたので、自分が研修を受けている時は、先輩と通話するタイミングで円滑に質問できました。さらに、講師になった時は、研修内容の見直しや、スケジュールを組み立てるのに役立ちました。

もし可能であれば、その時思ったことや考えたことを、既存社員に共有・発信できると、疑問を解決して貰えたり、他の考え方を教わる機会が作れます(わたしはあまりできませんでした、反省)。
みなさんは、ぜひチャレンジしてみてください!


05.《好き》は最強

正直、仕事での制作は、うまくいかないこともありますし、学生の頃のように自分の好みや得意なデザインばかり作るわけでもないので、楽しいことばかりではありません。
その中でも、楽しみや喜びを見つけたり、「もっと良いものを作りたい!」「次こそは……!」と前向きでいられるのは、心からデザインが好きだから、自分のデザインで誰かに喜んでもらえるのが嬉しいからだと思います。

今は条件の中でどうすれば最善を尽くせるか、これまでの効果を超えるクリエイティブを作るにはどうすればいいか、考えて作り上げるのがとても楽しいです。
誰にでも当てはまるわけではないかもしれませんが、少なくともわたしは、《好き》を仕事にしてよかったなと思っています。

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さいごに~今後の目標~

リモート下では、直接顔をあわせない分、より報連相の徹底と積極的なコミュニケーションが大切です。とはいえ、社会人として必要な意識や行動が根本的に変わるわけではありません。上でお伝えした5つのアドバイスは、フルリモートでなくても活かしていただけるのかなと思います。

今回、1年目を振り返ったことで今後の自分の目標も見えてきました。
1つは、既に少し書きましたが、サポートする側の意識を持って行動することです。1年目は多くの人に支えられてきたので、2年目以降は、研修や業務のサポートにも力を入れて、新入社員さんへ自分の経験を還元したいです。

もう1つは、苦手意識の強い言語化の克服です。根拠のあるデザインの制作と、言語化できるデザイナーを目指し、クライアントさんの要望に応えられるように成長していきたいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!



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