F, s. garden

小学生、アーリーリタイアの夫の3人家族。子と夏休み乱読100冊読破挑戦中。庭いじりが日々の癒し。 遠距離通勤・裁量労働制・援助職・ISA(International Students Advisor)。大きな組織の中でゆるく自分らしく働く日々を目指しています。

F, s. garden

小学生、アーリーリタイアの夫の3人家族。子と夏休み乱読100冊読破挑戦中。庭いじりが日々の癒し。 遠距離通勤・裁量労働制・援助職・ISA(International Students Advisor)。大きな組織の中でゆるく自分らしく働く日々を目指しています。

最近の記事

Books for us『雨ニモマケズ Rain Won’t』(宮沢賢治:文 アーサー・ビナード:英訳 山村浩二:絵)

夏休み明けの9月1日。 娘は元気に「友達と会うの楽しみ~ あー緊張する~」となぞのハイテンションで学校へ向かった。 本日の1冊は『雨ニモマケズ』英訳のほうに興味があって、私のチョイスで選んできたのだけれど、毎晩1ページづつ暗唱してちょうどいま半分。 7歳の娘にあまり詳しい解説はせず、文のリズムと言葉の響きそのものと、暗唱の楽しさを知ってくれたらいいと思って、少しずつ進めている。それでも夜になると、最近、「お母さん、アメニモマケズ、続き!」と持ってくるので、暗唱が気に入っ

    • Books for us(8)『まわるおすし』(長谷川義史著 ブロンズ新社)

      たまには、小学1年生らしいチョイスの絵本で。 7歳の娘は回転ずしが大好きだ。やせ型の体系だが、回転ずしとなると、大人も仰天の食べっぷりで、値段も皿の色も何一つ気にかけず、14貫ほどをぺろりと平らげ、サブメニューの茶わん蒸しやデザートまで一人で食べようとする。(私は小食なので10貫食べるともう、おなかいっぱい・・。) 長谷川義史さんの絵本はどの本も、じつにユーモラス。表紙の絵を見るだけで、「あ、これもきっとおもしろそう。」とページを開く前からわくわくするような本が多い。食べ

      • Books for us(7) 『ババールのヨガ』(ローラン・ド・ブリュノフ作 白泉社)

        「健康で美しいゾウになるためのヨガ専門書です。ヨガのわかりやすいイラスト解説はもちろんのことヨガの歴史や現在の人気ぶりもわかります。」(本文前書きより) ババールのおっとりとした表情が好きだ。象の絵本って和むものが多い。 『ぞうくんのさんぽ』や、『ぐるんぱのようちえん』も、小さい時から娘の大好きな絵本だった。おおきくてゆったりした動きや、やさしい眼差しなど象そのもののキャラクターなのだろうと思う。 このババールの絵本シリーズは20冊以上あり、物語はもちろんのこと、しかけ

        • Books for us(6)マララのまほうのえんぴつ(マララユスフザイ著 ポプラ社)

          私は、おそらく一般の日本人としては珍しく、仕事柄多様な国の人々との関りが多く、さらにムスリムの人々との関りも20代の頃からあり、それぞれのムスリムからいろんなことを学んだ。 はじめは、「明日の日の出は何時?」と聞かれてびっくりしたり、食べられないものが多くて、日本で一緒に食事できるところを一緒に探して回ったり、観光案内の途中で「あ、そろそろお祈りの時間だ、」と言われて、あわてて神社の方に場所を貸してもらったり、驚きや戸惑うことのほうが多かったけれど、私と異なる価値観や生き方

        • Books for us『雨ニモマケズ Rain Won’t』(宮沢賢治:文 アーサー・ビナード:英訳 山村浩二:絵)

        • Books for us(8)『まわるおすし』(長谷川義史著 ブロンズ新社)

        • Books for us(7) 『ババールのヨガ』(ローラン・ド・ブリュノフ作 白泉社)

        • Books for us(6)マララのまほうのえんぴつ(マララユスフザイ著 ポプラ社)

          Books for us(5)とにかくさけんでにげるんだ わるい人から身をまもる本(ベティボガホールド著 岩崎書店)

          小1になった娘とじっくり読みたい夏休みの我が家的課題図書その①。 たぶん、園や学校でも読む機会があると思うけど、親からのメッセージも含めて読んでおきたかった一冊。 小さい女の子を持つ親にとって、家の一歩外は心配なことにあふれている。子どもにわかってもらいたかったことは、4つ。 1.しらないひととはなさない、ついていかない、くるまにのらない    2.あなたのからだはあなただけのもの だれもかってにさわってはいけない(あなたもほかのひとのデリケートゾーンにさわってはいけな

          Books for us(5)とにかくさけんでにげるんだ わるい人から身をまもる本(ベティボガホールド著 岩崎書店)

          Books for us(4)炎をきりさく風になってーボストンマラソンをはじめて走った女性ランナー(汐文社 2018)

          東京オリンピックをテレビで見て、様々なスポーツや競技に興味の出てきた娘。何かアスリートのお話を、と思っていたらおもしろい本を図書館で見つけた。 伝記に分類されるのだろうが、絵本で読むと、一人の女性の物語としてすらすらと読むことができ、7歳の娘でも難しく感じる部分は少なかった。 その出来事を私自身は知っており、ランの途中ですら係に妨害されそうになった場面や、他の男性ランナーが彼女を守るように手助けしている様子を以前動画で見ていたので、知っているお話だったけれど、彼女の努力や

          Books for us(4)炎をきりさく風になってーボストンマラソンをはじめて走った女性ランナー(汐文社 2018)

          Books for us(3)世界のともだち タイ バンコクの都会っ子 ヌック(ERIC著 偕成社 2014)

          図書館には世界を知るための教育的な本や辞典、絵本がたくさんある。どれを選ぼうか迷うくらいだ。その中でも、このシリーズは私も娘も大変気に入って、1冊づつ娘の質問に応じる形で少し解説を加えながら読んでいる。 最初の1冊目はタイ。 私自身20年以上前に、3年ほど仕事で住んでいたことがあり、説明が容易だったので。 この写真絵本のすばらしいところは、通り一遍等のステレオタイプ的なタイの紹介ではなく、タイの現実の一人の少女の生活そのままを見ることができ、在住経験のある私から見ても、

          Books for us(3)世界のともだち タイ バンコクの都会っ子 ヌック(ERIC著 偕成社 2014)

          Books for us(2)ざしきわらし (柳田国男原作 京極夏彦文)

          7歳の娘は、「怖い本」とか「恐ろしい本」などが大好きだ。母親に読んで聞かせては、「怖い?ねえ、怖い?」と怖がらせて喜んでいる。 しかたなく、私は、「うへぇ、、怖い怖い。読むのやめて。」と付き合っているが、眠る前に読むと、当人が怖くなってしまい、トイレや一階の本棚に本を取りに行くのに毎回つきあう羽目になり、かなり面倒くさい。 さて、この美しく、少し気味の悪い雰囲気満点の絵本は、最近読んだ妖怪系の絵本の中では特に良書だと思う。何より1ページ1ページの絵が美しく、大判の絵本で迫力

          Books for us(2)ざしきわらし (柳田国男原作 京極夏彦文)

          Books for Us(1)イルカと友達になれる海(越智隆治) ~海への渇望

          コロナ下の夏休み。出かけられない、旅行に行けない、帰省もできない、友達とも遊べない、パワーを持て余す幼児、そして家族全員がいらいら。。。こんなときは、本を読むに限る。 「おかあさん、ねえ、何したらいい?やることがない。」 とおやつも食べ宿題もピアノも終わらせた7つの娘が、困り顔で言うので、 「本を読んだら?」 と毎日言っていたら、そのうち、特にルールはないけど、とりあえず、夏休みに100冊読んでみるか、ということに。そうして、図書館で大量に本を借りてきて子どもと一緒に

          Books for Us(1)イルカと友達になれる海(越智隆治) ~海への渇望