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私が、中小企業診断士をとった理由

本日は、コンサルタントの国家資格である、「中小企業診断士」を、私がとった理由について、書いてみます!(あまり深くはありません!)

たまに、「なぜ、エンジニアなのに中小企業診断士なんですか?」とか聞かれることがあるので書いてみます。

1. 憧れたMBA。でも、ハードルが高かった

私が、初めて中小企業診断士を受験したのは、大学生の時です。


別のnoteでも書きましたが、私は、中学2年生の時に、20年後に「社長になること」を決めました。

そこからは、逆算が始まります。

社長になる=経営を学ばなければならない、と考えます。

だから、大学は「商学部」または「経営学部」を受けています。(めっちゃ浅い!w)

加えて、最初、「MBA」にとても強い憧れを抱くようになりました。

しかし、調べてみると

・実務経験2年必要

・海外留学(その間、仕事ができない)

・1000万円など多額の費用がかかる

ということがわかりました。

ハードルが非常に高いし、そもそも学生には受けられないものである、ということがわかったのです。

2. そこで見つけた「中小企業診断士」

MBAは、無理ならば、ということで見つけたのが「中小企業診断士」でした。

コンサルタントの唯一の国家資格であるというところや、法務、会計、経済学、ITなど幅広い知識を身につけられるというところが分かりました。

「これだ!」と思った私は、大学1回生頃(たしか…)から、「中小企業診断士」の勉強を始めました。

ただ、思ったよりも難しい資格で、合格率は当時「4%」であったと記憶しており、1000時間の勉強が必要だと分かりました。

最初、独学で始めましたが、やはり難しさを感じたので、バイトしてお金を貯めて、資格の学校「TAC」に通いました。

3.「中小企業診断士」は難しかった

そこから、毎年受験が始まります。

中小企業診断士の試験は、1次試験(マークシート)と2次試験(筆記)があります。1次試験に受かると、2回まで2次試験を受けられる制度でした。

1次試験は、猛勉強の末、勉強開始して2年目に受かることができました。

しかし、難関は2次試験でした。

2次試験は、筆記で、事例が提示され、決められた文字数で助言を書くようなテストでした。

実務経験の全くなかった私にとって、それはとても難しかったのを記憶しております。

そして、大学生の時に確か2回受験しましたが、2回とも落ちました。

かなり、意気込んで、取る気まんまんだったので、かなり打ちひしがれた記憶があります。

3. やっと合格したのは社会人2年目

そして、社会人になり(SIerに入社)、1年目は余裕がなくて受けられず、2年目に受験。

多少なりとも、実務を経験させてもらったことが良かったのか、2次試験を突破することができました。当時24歳。

自分の計画の中では遅かったのですが、とにかく、念願の資格に合格した嬉しさで、人生の中で5本の指に入るくらい、喜んだ記憶があります。

実務補習を終え、無事2006年4月に中小企業診断士に登録しました。

ちなみに、この実務補習っていうのは、実際の企業の診断を講師の方と5人くらいの班の皆さんとともに、15日間実施しなければならないものでした。

その間、仕事を休まざるを得ませんでしたが、1つこれは転職のきっかけになります。

なぜなら、上司に理由を説明して休みを頂く相談をさせていただいただけなのですが、何も言っていないのに「君は、転職するのか?」と聞いていただくようになり、スムーズに転職活動に入れました。

4.中小企業診断士をとって、得たもの

[仲間]

上述の実務補習で私が所属したチームは「5班」で私を含め5人のメンバー(当時、20代1名(私)、30代1名、40代2名、50代1名)という変わった構成でしたが、15年経った未だに1ヶ月か2ヶ月に1回飲みに行く「5班会」が続いています。

当時、社会人になりたての頃から、いろんなことを教えて頂いた社会人の大先輩仲間を得たことが、1つ大きなものだったと言えるかもしれません。

[知識]

その他にも、いろんな分野での知識を得られました。会計の話でも、法務の話でも、経済学の話でもとにかく基礎知識が入っているというのは良かったと思います。

現在、社長になり、いろんな業務に携わりますが、この時に得た知識があるため、どんなことでも避けずに業務に当たれているのではないかと思います。

[文章力]

これは、まだまだだと思うのですが、中小企業診断士の2次試験は、「30文字以内で要点を述べよ」みたいなのがたくさんある試験で、文章を書く特訓をさせてもらいました。

その結果か、未だに文章を書くのは好きであるというのは、ここから来ているかもしれません。


今回は、「中小企業診断士」をとった理由ということで記載してみました。経営を学びたいという、とても短絡的な理由ではありますが、当時から受験を目指せて良かったなと思っています。

ご興味がある方は、取得を目指されても良いのではないでしょうか。

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