見出し画像

経営者が、クリエイティブを意識すべき理由について

※本記事は、クラウドファンディングの活動報告記事にも同じ内容を掲載しております。
クラウドファンディングも、残り後半になってきました。
ネクストゴール30万円に向けて、少し伸び悩んでおります。(2023年1月15日9時時点で 24.8万円!)
ぜひ、ご支援頂ければ嬉しいです!!

私が、なぜ書籍にしてまで「クリエイティブの科学」を広げようと思ったかというと経営者やマーケティングの実行、クリエイティブ関連の仕事に直接関わらない方などに少しでも届けることができる可能性を考えたからです。

本日は、このなぜ「経営者」に伝えたいと思ったかについて、少し言及してみようと思います。

<<経営者が、もっとクリエイティブを意識すべきだ!>>
私は、「経営者が、もっとクリエイティブを意識すべきだ」と主張しています。

この主張自体は、正直に言うと極論的な言い方をしています。
実際に、では経営者がカラーコードの選定からやらなければならないのか、とまで誤解を与えてしまうかもしれません。(もちろん、そこまでできる経営者は素晴らしいと思いますが、必須ではありません)

あくまで、企業の商品やサービスを、ユーザーがクリエイティブを通してみることを改めて理解すべきであると思うのです。

特にコピーは、企業及びその商品やサービスの印象を決めることがあります。
つまり、ブランディングです。

例を用いて説明しましょう。私の大好きなコピーの1つに
「目の付けどころが、シャープでしょ。」(シャープ)
「丸くなるな星になれ 」(サッポロビール)
があります。

これらのコピーは、ここで説明するまでもない、秀逸さがあると思っています。
企業のアイデンティティが、消費者に伝わるコピーだからです。

残念ながらシャープは、現在このタグラインを変えられてしまっているのですが、
先進的なことに取り組んでいる会社である印象を、クリアに、しかも親近感の沸く表現をされています。

サッポロビールのコピーも同様です。企業としての姿勢などがこの1言で伝わってくるイメージがあり、ファンを創出することも可能なコピーだと思います。

これらは企業のコピーなので、特にブランディングのイメージが沸きやすいというのはありますが、商品やサービスのコピーであっても、同様にそういった想いが伝わるものであるのです。

もちろん、これらの表現自体は、言葉を操るプロであるコピーライターが考案することが多いと思いますが、この背景に創業者や経営者の想いがあり、それらを反映させたコピーこそがやはり強いコピーとなります。

どんなに受けのいいコピーができても、実際の企業の姿勢と異なっていれば、ファンにはなってもらえません。でも、「あぁ、確かに。だからここの商品はこういう機能がついているのか」と思わせるような、納得感を持っていれば、持続的なファンの獲得に繋がりやすいでしょう。

つまり、コピーは企業や商品・サービスの"顔"とも言えるのです。
その"顔"を、経営者が気にしない、というのは、非常にもったいないと思うのです。
今や、ハイコンテクストな商品も多くあり、競合がない商品・サービスというのはほとんど存在しません。その中でユーザーは、少しでもファンになった企業から購入するというケースがかなり多いと思います。

つまり、多くの人から応援される企業になることが、経営者の手腕の見せ所であり、求められているところでもあると思うのです。

そこに経営者がこだわりや情熱を持つこと、これを私としては推奨していきたいと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?