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記念だからと言って写真は撮れない

旅行に行くと、記念写真を撮りますよね。

私も以前はせっかく来たんだからと言ってスマホ片手にパシャパシャっと撮りまくっていました。

良さそうなカフェや、
海の見える風景、
有名な建物等の前で
パシャパシャ撮っていました。

もう二度と来れないかもしれない。パシャ。
せっかく来たんだから。パシャ、
あーこれをみんなに見せてあげたい。パシャ。

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ところがとある国でいつものように
「この街ともさよならだな。記念に1枚街の風景を取ろう」
と思って写真を撮りました。

その時です。
カフェに座っていた人から
(おそらく現地の言葉で)

「こらやめろ!」

と言われました。

よく見るとその人たちはおそらく警察官だったんだろうと思います。

そっか、とってはいけないのかと思い
「消しました。ごめんなさい」
英語で話し、ジェスチャーを交えて説明しました。

「消したならいいよ。早く帰れ」
みたいな仕草をされたので、
その場は事なきを得ましたが、
一歩間違えると大変なことになっていたのではないかと思い、
そこからは気持ちを改めました。

いい風景だなと思っても、
周りに誰が写っているのか、
どんな人が映り込んでしまうのか
を考えてから撮るようになりました。

もちろん写真の枚数はぐっと減りました。

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日本に帰ってきてから
旅の思い出を見返してみると、
カフェで飲んだコーヒーの器
夕飯の時に飲んだビール瓶、
ホテルの部屋の様子ばかりになってしまいました。

それはそれで味気ない写真ばかりに寄ってしまいました。
ちょっと考えすぎたのかもしれません。

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