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看護師からパティシエになるまで①

初めてのブログなので、先ずは自己紹介も兼ねて、今に至るまでのことを綴ろうと思います。

はじまり

私がお菓子作りを好きになったのは、10歳のころでした。

働いていた母の居ないある日、私は興味本位でこっそりお菓子を作りました。混ぜるだけで出来る、簡単なお菓子です。

怒られるかなと不安もあった私に、帰宅して見つけた母は満面の笑みで「自分で作ったの?凄いね!美味しいよ!」と、凄く喜んでくれました。

その笑顔を見た私は「私がお菓子を作れば、お母さんは笑顔になる!喜んでもらえる!」と思い、その日からお菓子作りが大好きになりました。そして30年以上経った今でも、変わらない核となりました。

趣味が一つから

お菓子作りは趣味となり、進路を決める際にも一瞬だけ、頭の中を過るまでになりました。でも当時の私は、趣味が一つしかなかったのと「趣味を仕事にする」概念が無かったので、中学から目指していた、看護師になる道を選びました。

看護専門学校に入ると、同級生からバンドに入ろうと誘われました。高校の文化祭で見たライブを思い出した私は、迷わずドラムを選び、学校内だけでなく、楽器屋さんのフリーライブにも出演するようになります。気づけば私の趣味は、お菓子作りと音楽の二つになっていました。

談笑の中で

楽器屋さんのスタジオで自主練後、スタッフさん達と談笑していたある日、ふと「この人達は、趣味を仕事にしているんだ...。私には趣味が二つあるし、お菓子の仕事に行っても、音楽は残る。」という思いが浮かびました。

そして数分後には「もし5年後の25歳の時に看護師に未練があったら、生涯看護師を続けよう。もし、お菓子の世界への興味が強かったら、転職しよう。」と、心の中で「5年後計画」を立てていました。

20歳の即興で決めた計画は、5年後、あるきっかけを引き寄せました。


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