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長崎のデザインの未来は快晴

みなさんこんにちは。アドビ未来デジタルラボ、永瀧(えいたき)です。

1月9日〜12日の期間で、長崎県が行っているワーケーション受け入れ促進事業に参加させていただき、長崎市に行ってきました。

せっかくの機会なので、アドビがデザイン初心者の方向けに実施しているデザイン制作ワークショップ「まちの広作室」を長崎市で行いました。今回はその様子についてご紹介します。


そもそも「まちの広作室」って何?

「まちの広作室」を企画したのは、コロナ禍真っ只中の2021年に遡ります。当時は外出自粛の要請で多くの飲食店や小規模店舗が深刻な影響を受けていました。アドビに何かできることはないかと思いを巡らせていたとき、
デザインの力で、飲食店や小規模店舗の方たちのビジネスに貢献する

ことができるのではないかと考えました。お店に賑わいを取り戻すためには、集客が必要であり、そのためには人を惹きつけるSNS投稿やチラシが大事になるのではないかと。

いくつかのお店にインタビューを行ったところ、SNSの普及によって、集客のための魅力的なデザインのチラシやSNS投稿を作成する重要性が高まっているという声を聞きました。しかし、「デザインの知識や技術がなく自分で作るのは難しい」というハードルがあるとのこと。幸いアドビには、プロのデザイナーでなくとも魅力的なチラシやSNS投稿を簡単に制作することがきるデザインアプリ「Adobe Express」があります。こうして、Adobe Expressの使い方やデザインの基礎、考え方をご紹介するワークショップ「まちの広作室」をスタートさせました。

これまでに、東京、福島、香川、鹿児島でワークショップを開催してきました。最初の頃は、飲食店や小規模店舗を対象としていましたが、回を重ねるうちに、想像以上にたくさんの方がデザインの力を必要としていることがわかりました。今では、地元イベントのチラシを作って地域を盛り上げたい方や、デザインスキルを学ぶことでご自身の新しい可能性を見つけたい方など、さまざまな方が参加できるワークショップとして、全国で開催しています。

誰にでも伝えたいものがある

チラシやSNS投稿のデザインワークショップと聞くと、参加者の多くは若者だというイメージはありませんか?私自身、最初はそういう先入観を持っていました。

しかし、蓋を開けてみると全くそのようなことはありませんでした。20代から70代まで幅広い年齢層の方が、デザインスキルを学びに参加してくださっています。

今回、長崎市の東公民館で開催した「まちの広作室」にも、30代から70代まで幅広い年代の15名の方々にご参加いただきました。ホテルのキャンペーンのSNS投稿を作りたいホテル経営者から、地域の防災ポスターを作りたい方まで、さまざまな想いを持ってご参加されていました。参加者のほとんどにデザインの経験はなく、Adobe Expressも今回初めて使うという方々でした。

講師には、福岡でデザイナーをしているカトウヒカルさんをお招きして、デザインの考え方から、Adobe Expressの使い方まで、初心者がデザインをする際につまずきがちなポイントをわかりやすく解説しながら、ワークショップを進行いただきました。Adobe Expressは誰もが直感的に使うことができるので、2時間のワークショップで全ての参加者が、自分の作りたいポスターを制作することができました。

「まちの広作室」ワークショップを開催するたびに感じることは、誰もが「誰かに伝えたい想い」を持っていて、より伝わる方法を学びたいと思っているのではないかということです。SNS投稿やポスターを作っている時、参加されている皆様の顔はとても生き生きしていて、その眼差しからは真摯な思いを感じます。

今はSNSで誰もが気軽に発信できますし、今後、より一層、想いを伝える力、表現する力が重要になると思います。自分自身の想いを伝えるためのデザインの力は誰しもが備えたいスキルになるのではないでしょうか。

今回の長崎市で行った「まちの広作室」では、地元住民の方がデザインができるようになりたいと積極的に参加してくださり、ワークショップを実施した私たちはとても感激しました。これからも、伝えたい想いを持つ全ての人をサポートしていきたいという想いがこれまで以上に高まりました。

デザインツールはあくまで道具です。自分自身が作りたいものを作ることができるのであれば、使うツールは何でもいいのです。Adobe Expressじゃなくても。(会社に怒られちゃうかな) ぜひ皆さんも、伝えたいこと、表現したいことを気軽にデザインしてみてください!その選択肢にAdobe Expressを入れてくれたら嬉しいです。


Adobe Expressとは
Adobe Expressは、誰でもかんたんに魅力的なコンテンツを作成できるデザインツールです。ロゴやチラシ、SNSの投稿だけでなく、動画も作成することができます。さらに、アドビの生成AIであるAdobe Fireflyを搭載しているので、文字入力をするだけであっという間に思い通りの画像を作ることができます。無料でもお使いいただけるので、ぜひ試してみてください。


この記事の執筆者

永瀧 一樹(えいたき かずき) ソーシャルメディアマネージャー
 大学院でグラフィックデザインや映画制作を学び、以来、Adobe Creative Cloudのヘビーユーザー。子どものころの夢は学校の先生で、教員免許まで取得したけど、今はなぜかアドビでソーシャルメディアを担当している。学生や若者が活躍するデジタル世界を作ることに心を熱くしている。


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