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𝗔 𝗗 𝗟 𝗧 開始まで①クロコ入手


2022年4月にA D L T(アダルト)という極小規模のアパレルブランドをスタート。記録も兼ねてnoteを書いてみよう。



2021年夏クロコダイルの革が手に入った。
さて何を作ろう。愛用してる財布はまだ使える。
コンビニのビニール袋のようなバッグをクロコで…多分持たない。

せっかくならわざわざクロコで作らない物を。



雰囲気ある物作りをする2人の職人が手掛ける靴。
知人の眼鏡店で開催のオーダー会で出会った。

L:1足目GUIDI黒 R:2足目クロコ紺

複数型ある中で惹かれたのがサンダル。
作り手の正式名称はslipper(スリッパ)。
甲が広めのオープントゥ型、サイドのV字カットのお陰で甲が上手く屈曲し履きやすい。突っ掛け型によくある抜ける感じもない。
1足目は無理を聞いて頂きGUIDIの黒革で。
2、3足目も無理を聞いて頂きクロコを持ち込んで作って頂いた。

コロナ前より緩いものを好むようになった今、高級感ではない何かをクロコダイルに求めていた。そんな自分の変化にピッタリのサンダル。

革はまだある。さて次は何を作ろう。



色々と考えながら好きだった物を振り返った。

10代後半。
COMME des GARCONSが好きだった。バイトの給料がほぼ消えた。若くて何も持たない自分はPLUSのような強い服に自信をもらった気がする。

20代前半。
学生から社会人の数年。今で言うアルチザン系の服に惹かれた。c-diemカルペディエムHAUTEオートの粗野で少し退廃的な雰囲気に魅了された。異性から汚い服と言われても関係なかった。

20代後半。
クラシックな手仕事系のスーツに惹かれた。
Orazio LucianoオラッツィオルチアーノDALCUOREダルクオーレ のメゾンブランドの華やかさとは違う華美ではない美しさが好きだった。手仕事という点以外にもアルチザン系の洋服に通じるものがあると思う。

30代。
ノーブランドやユニクロの服が増えた。
服より時計やジュエリーをよく買った。DIEMMEディエッメのスリッポンをよく履いた。黄色や黒のエグみあるパイソンが好きだった。

30代半ば以降。
欲しい服はあっても変化に付いていけない。
洋服選びを迷い始めた時期。着たい服より不要になっても売れる服かどうかが重要になっていた。

強い服や靴や小物が好きでシンプルな中に強い物・派手な物を入れるのが好きみたいだ。

抽象的だが作りたい物へ一歩前進。


洋服の選び方、合わせ方で考えていたことがある。常々。
服好きやオシャレな人は洋服をめんで捉えられる人が多いと思う。
全体の調和というか服をめんで捉えてバランスを取るのが上手い人。

自分はそれが苦手。
爽やかなら麻シャツ、夜飲むから靴だけ派手に明るく、抽象的な感じで洋服や靴をてんで捉えがち。
調和や印象を考えた選び方と一点豪華的な選び方の違いだろうか。



そんなことを考えているうちに2021年の夏が終わった。②につづく

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