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47都道府県 全部行ってみよう計画 ①宮崎県

こんにちはRYUです。ご承知のように日本には47の都道府県がありますが、このうち皆さんはいくつ訪問されましたか?

私の場合、過去に居住したことがあるのは愛知・東京・千葉の3都県。これ以外に、仕事や旅行で訪問した県は36県でした。

差し引いて考えると、まだ足を踏み入れたことがない県は「山形・鳥取・島根・岡山・広島・愛媛・高知・宮崎」の8県です。コロナ禍においては全ての人が動かないのがベストであることは承知しているのですが、昨今はコロナの影響が長引き過ぎて、観光に依存する地方の経済が危機であるのも事実。過去、観光業に携わった私としてはこちらも無視できないので、「残り8県」を訪問する旅に出て、地方の経済に僅かですが貢献したいと思います。もちろん、感染対策は万全で行きますよ。

・・・というわけで前置きが長くなりましたが、今回は「残り8県制覇」の第1回として、「宮崎県」を初訪問したのでご報告したいと思います。

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※Googlemap

今回の旅は元々鹿児島に用事があったので、まず鹿児島空港に降り立ちました。鹿児島から最短で行ける宮崎県内は「えびの市」「都城市」あたりですが、奥さんいわく

「鬼の洗濯岩がお勧めよ!」

・・とのことで、宮崎市内に足を伸ばして「青島」に行ってみることに。行程を調べてみると・・。

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※Googlemap

鹿児島空港から片道129kmと、日帰りするにはそこそこ長距離です。

さらには、宮崎に行く途中の「曽木の滝」(こちらは鹿児島県内)にも行きたいというので、たぶん1日合計350kmくらいの行程。まあ、東京=名古屋を頻繁に車で往復していたので、問題ないだろうと思いました。この段階では(汗)。

・・・というわけでAM10時くらいに鹿児島空港を出発し、昼ごろ「曽木の滝に到着しました。

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おお!ナイアガラ?!

国内でこれほど雄大な規模の滝は少ないんじゃないでしょうか??水量も凄いです。安全のためか川面までは降りられないようになっているのですが、それで十分迫力ある景観が楽しめます。しかも、コロナ禍も手伝ってガラガラに空いてます(汗)。鹿児島に行く機会があったら?ぜひお試しください。ちなみに、ここまでの道中では飲食施設が見当たらなかったので、ランチはこんな感じに。

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お惣菜にも地域色があって楽しい。

「ピーナッツおこわ」は、もち米のモッチリ感にピーナッツの良い香りがマッチして意外な美味しさ。「チキン南蛮」はタルタルソース・・というよりは卵サンドの中身が擦り付けてある感じでした。油分より卵が多い、ヘルシーな味です。「ナンコツ煮」は沖縄の「てびち」みたいなものかと思ったんですが、ほぼ予想通りでした。やはり旅先では、地域色優先の選択をしてしまいます。

さて、曽木の滝を出発すると、宮崎自動車道を経由していよいよ生涯初の宮崎県に突入します。前述のマップの通り、鹿児島県と宮崎県の間には韓国岳・新燃岳・高千穂岳があり、大きく迂回しないと到達できません。1時間半くらいを要して、ようやく目的地の「青島:鬼の洗濯岩」に到着しました。

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おお!ここも壮観♪

ここも国内で他にあまり例がない、奇岩が連なった雄大な風景が広がっています。昨年は城巡りをしていたので、ここから石を切り出せば楽に築城できるんじゃないか?などと余計な事まで考えてしまいました。

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奥さんは修学旅行以来の来訪だそうです。なにせ昭和の時代の話なので、感慨があるでしょうね。

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岩質は柔らかい砂岩と泥岩なので、砂浜に近いところは海水の侵食を受けてます。

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こんな波と水の侵食で、こんな海綿状の造形になることも。ウルトラマンに登場する怪獣「シーボ-ズ」みたいな形です。

▼シーボーズについてはこちら。

さて、「鬼の洗濯岩」に挟まれた参道を通った先には「青島神社」があります。まあ普通の神社なんですが・・・神社の背景にヤシの木が入る画像って、なかなか無いですよね。 追記:お掃除ご苦労さまです。

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この一帯で日陰はこの神社だけです(汗)。そして。

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猛暑の中でもテンション高い奥さん(汗)。

過去に熱中症で倒れたことがあるので、そろそろ抑えてね(汗)。ちなみにこの神社は「古事記」にある「山幸彦と豊玉姫」の伝説の地で、青島神社は縁結びの神が宿る地と言われています。そんな背景から、

かつて宮崎は新婚旅行のメッカ!

・・・だったのをご存知ですか?昭和40年には、なんと新婚旅行の4割が宮崎!だったそうです。ひょっとして、皆さんのご両親や祖父母の中にも「宮崎ハネムーン組」がいらっしゃるかも。

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「鬼の洗濯岩」に新婚カップルが多数!

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 ※出典:宮崎県みやざき観光アピール課

皆さん、ほぼ同じファッション(驚)。

足元は岩場と砂浜なのに、なぜか男性はスーツに革靴、女性はワンピにパンプスという出で立ちです。現在では考えられない旅行スタイルですが、当時の新婚旅行がいかにフォーマルなものだったか?がわかります。詳細はこちらの宮崎県の観光ページでご覧ください。当時の貴重な画像が掲載されていますよ。⤵

さて青島神社を出た後は、さらに足を伸ばして有名な景勝地、「日南海岸」に行ってきました。

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こちらも雄大な眺望!

日南に至るまで「鬼の洗濯岩」の地形は続いており、あちこちから海岸線を眺めることができます。昭和初期から断続的に植林されたヤシとフェニックスの樹木も海と調和していて、とても癒やされる風景です。

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日帰りだったけど、宮崎県の景観は凄かった♪

今回は鹿児島から日帰りの旅だったのですが、ご覧の通りの素晴らしい景観に癒やされて大満足でした。現在の宮崎の景観は「100%自然」ではなく、「日本に南国リゾートを作ろうとした多くの先人たちの情熱によって出来たもの」です。そんな情熱を感じる景勝地って、国内には少ないんじゃないでしょうか?ぜひ、皆さんも訪れてみてください。  (RYU)