どう負けるか、の美学
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さて
全国高校サッカー選手権大会の県予選がスタート。僕がコーチをしているチームも、9月13日に初戦を迎えました。
正月まで続く、この国のサッカー界における一大イベント、センシュケン。
選手権は、独特の雰囲気がある。選手権は、やはり難しい。
出場できない選手達やマネージャー達も含めた、チームとしての総力戦。
何とか、二回戦に進出することができました。
敗れて号泣し続ける相手3年生の姿を間近に見て、こんなに必死で全力な相手に勝ったんだという自信と、その相手の思いも受け取り背負いながら、勝ったチームは次に臨まなきゃいけない。
全国各地でそんな連鎖が繰り返されながら、正月まで、チームの数だけそれぞれのドラマが続いていく。
選手権はもちろん、負けたらそこでおしまいの一発勝負。
でもそういう舞台でこそ、持っている魅力を存分に出し、捨てちゃいけないものを守りながら、結果ももぎ取れるように戦う。そこが、何より大切だと思ってます。
捨てたくないものを捨ててまで、大切にしたいものを放棄してまでして勝ちたくない。
そんなみっともない勝ち方はしたくないし、それでもし負けたら、それこそ一生の後悔が残る。
お正月の全国大会で優勝する最後の一校以外は、全て負けて終わる。
だから
語弊があるかもしれないけれど、大切なのは どんな負け方を選ぶか ということなんだと思う。
いつかは負ける。その時のその負け様に、そのチームが大切にしてきたものがきっと表れる。
そのチームが大切にするモノ。捨てたくないというモノを捨てずに戦うこと。
負け方 = 戦い方
負け様 = 戦った姿。
でもそれを見るのはなるべく先の先、ずっと後の方がいいんだけど。
本当にこの日の試合(特に後半)は、僕も選手と一緒に戦うモードになってしまい、激しく心身消耗した。
でも、久しぶりに味わう爽快な疲れだった。こんな感じ、いつ以来だろう。ひょっとしたら、初めてかも。
コーチも、自身の生き様をぶつけないといけない。
やっぱり、選手権だけは特別だ。
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