可処分時間を、どんな娯楽コンテンツに費やすか
「可処分時間」という言葉をよく耳にするようになりました。可処分時間とは、個人が自由に使える時間のことをいいます。
所得のうち、自由に使えるお金を可処分所得と呼ぶことから、それを時間に当てはめた言葉だそうです。
どういう文脈で使うかというと、例えば映画や音楽、本や漫画やゲームといった娯楽コンテンツがあふれる現代では、コンテンツ同士の競争と考えるよりも、「可処分時間の奪い合い」と考えたほうが理にかなっているというのです。
つまり、コンテンツの価値は顧客にどう時間を使わせるか、どれくらいの時間を没頭させられるかにかかっているのだと。
確かに、娯楽には事欠かない世の中になりましたよね。スマホやタブレットの普及によって、娯楽はデジタルという形で一元化され、たった一つのデバイスでより手軽に(多くのものはゼロコストで)消費できるものが格段に増えた。
われわれにとっての最大の関心ごとは、どのコンテンツが面白いかではなくて(そう、コンテンツはどれもみな面白いのです)
どのコンテンツにわれわれの貴重な時間を割くべきか、なのです。
つまり可処分時間を最優先するコンテンツは何なのか?
これが問題なのです。
ちなみに私の場合、移動中の電車の中などでは運良く座ることができたらとにかく読書。座れない時には、Podcastなどのネットラジオを聴くようにしています。
家にいて時間のある時には、Amazon primeで映画やアニメを観るか、やはり読書に可処分時間を当てることが多い。
しかし最近は、しばらく封印していたゲームをまた遊び始めました。
私は1975年生まれのいわゆるファミコン世代なので、少年期の思い出はとにかくゲーム。友達とワイワイやりながらスポーツゲームを遊ぶとか、あるいは一人でコツコツとロールプレイングゲームの世界にはまるとか、そんな記憶しかないのです。
今プレイしているのは中学生の頃に同級生のいとこと一緒に遊んでいた『キング・オブ・キングス』というファミコンのゲーム。
中世を舞台にした戦略シミュレーションゲームと呼ばれるもので、人間の戦士や魔法使い、妖精やドラゴンなどを駆使して、相手の王様をやっつけるというシンプルな作りのゲームです。
(最新のハードであるNintendo Switchで、30年以上前のこういうレトロゲームが格安の値段で落とせてしまうんですから、今はいい時代ですよね。確か300円くらいだったんじゃないかな)
キング・オブ・キングスはよくあるゲームジャンルなのですが難易度とゲームバランスがとっても良くて、当時はかなりハマっていたのです。
昔のゲームは「懐かしさ」で遊び始めるものの、だいたい1〜2回やると飽きてしまうものが多いのですが
このゲームは違った!
もうかれこれ40時間くらい、私の可処分時間がこのゲームに割かれています。まあ楽しきゃいいのだけど。
あなたはどんなコンテンツに、あなたの貴重な時間を使いますか?
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