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Withコロナの日々【第1回】-パスタを作りながら、自分は「蝶になれる」か考えてみた-

 完全変態の昆虫が幼虫からさなぎになる時に、それまでの細胞組織が全て死ぬんだそうです。どろどろになって、跡形もなくなった後で蝶となって出てくる。これを相転移(メタモルフォシス)と呼ぶそうなんですが、with コロナの生活を送っていてふと思ったのです。

 もしかしたら今は、われわれ人類の「さなぎ」期なのではなかろうかと。(だってそうでしょ。自宅に引きこもってさなぎみたいな生活を送っているわけだし)この生活がどれくらい続くのかは分からないけど、さなぎの間に、これまでの細胞組織ならぬ「生活様式」が全てどろどろになって跡形もなく変わってしまって、われわれはまるで蝶のように、美しくメタモルフォシスできるのだろうか?

 そんな妄想をしながら、昨日は夕飯の支度をしていました。普段は嫁さんに任せっきりの食事の支度ですが、中3の長男が「久しぶりにパパのナポリタンが食べたい」と言うので、昭和風ケチャップ味のナポリタンを400グラム作ってみました。料理というほどの料理でもないけど、誰かのために食事を作るという行為は(さなぎの自分にとっては)実に人間らしい気分にさせくれます。(赤ワインを4杯飲んでしまったのは想定外でしたが)

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 3人の子どもたちは最近、パソコンを使ってオンライン学習を始めたようです。ゲーム感覚で行われるそのスタイルにまだ慣れないようですが、義務教育も将来的にはこういうのがスタンダードになったいくのかもしれない。つまり週に1回だけ学校に行って、基本的に勉強はオンラインでみたいな。しかしそうなると「社会性」みたいものはしっかり育つのかな?とか、アドラー派の心理カウンセラーである私はそのあたりがすごく気になるわけです。(そういえば、アドラー心理学のことを共有していこうと思って始めたこのnoteですが、まだ1回もその記事を書いてない(°_°)もう少々お待ちくださいね。コロナを何とか自分の中で落とし込まんと)

 そう言えば、最近はZOOM飲みが流行っていますね。私は常々、オンラインの欠点は「身体的欲求を満たせない」ことだと思っていて、そういう意味ではアルコールというアナログを用いながら胃袋を満たし、画面上で会話をするというのはそれなりの満足度を得られるのかもしれないと思ってます。

 ただ、私は飲んだり食べたりしているところを画面上でじっと見られるのが嫌で、まだZOOM飲みに参加したことはありません。(私のことなんて誰も見てないかもしれないけど)アナログ飲みではそんなの許されないけど、デジタルの画面上では気になる人をじっと見るのは自由です。(誰にも気づかれないしね)そういう意味では、好きな人をじっと見ながら飲みたいなんて人には、ZOOM飲みはいいのかもしれませんね。

#ライフスタイル

 

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