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【第3回】コロナを予言していたのはビル・ゲイツだけではなかった⁉︎-32年前に今の日本(東京)を預言したアニメ映画-

 2月の終わりくらいだろうか?日本でも新型コロナが本格化しそうだと言われ始めた頃、まず思ったのは『オリンピックが延期になるかもしれない』ということでした。

 ビル・ゲイツは5年前にこのこのパンデミックを予測していたそうですが

 実はもう一人、2020年の東京オリンピックとそれが開催される前の荒廃した東京を、1988年(昭和63年)にアニメ映画として描いていた方がいました。そう、大友克洋さんです。

 アニメ映画『AKIRA』。1988年7月16日、関東地方で「新型爆弾」が炸裂し、第三次世界大戦が勃発。それから31年後、2019年の新首都「ネオ東京」では、反政府ゲリラと軍(アーミー)との衝突が続いていた。(Wikipedia)

 『AKIRA』はパンデミックではないが、新型爆弾の炸裂とその後に勃発した戦争によって荒廃した東京(ネオ東京)が舞台なのです。映画の中では120日後に開催される東京オリンピックの旗なんかも出てきますが、とても開催できるとは思えないくらいに街も人々も荒れています。

 そんなネオ東京を舞台に、主人公の「金田」が率いる暴走族の少年たちと反政府ゲリラ、そして軍(アーミー)を中心とした組織が、群像劇的に入り乱れる壮大なサイバーパンク物語『AKIRA』。

 まさに今の日本を象徴しているように思えて仕方ないのは私だけでしょうか?もしかしたら東京も、夏くらいにはあんな風にサビれてしまっているのではないか?と不吉なことを妄想し

 昨日どうしてもまた観たくなって、『AKIRA』のDVDを引っ張り出したのでした。2時間半釘付けになり、感想は…

 最高に面白くてカッコいい映画なのだけど、やはり複雑な気持ちになりました。AKIRAは超能力を覚醒させた「鉄雄」という少年をめぐる話です。目には見えないが、その恐ろしく強大な力に翻弄されるネオ東京の人々は、まさに今のこの世界(日本)を象徴しているかのように見えなくもない。

 そう、ビル・ゲイツは世界的パンデミックを予測したかもしませんが、大友克洋さんは今の日本(東京)を預言していたのかもしれない、というお話でした。

#Withコロナの日々

#ライフスタイル

#アニメ映画
















 

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