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空腹がデフォルトになる


西洋のことわざに

朝は王様のように食べ
昼は貴族のように食べ、夜は貧者のように食べよ

というのがありますが、これはもしかしたら、エネルギッシュな生活を送るための食事に対する心構えなのでしょうか。

つまり朝と昼は活動しなくてはいけないからたくさん食べる必要があるが、夜は寝るだけだからそんなに食べる必要はないと。昔は電気とかもなかったから夜も早いわけですしね(解釈が間違っていたらごめんなさい)


ちなみに私は今、「朝と昼は貧者のように食べ、夜は(王様とまではいきませんが)気にせず好きなものを食べる」ようにしています。

朝食は「りんごとヨーグルトとトマトジュース」、お昼は「サラダかワンタンスープ」だけときわめて質素に、そして夜はタンパク質をおかずに白米をたっぷり食べるようにしているからです。

だから朝から昼間の仕事中はたいてい空腹で、たまにお腹が鳴ってしまって恥ずかしい思いをすることもありますが

どうにかこうにか理想体重を維持することはできている。


ラジオか何かで聴いたのですが、歳をとったらとにかく炭水化物を減らすべきなんだそうですね。若い頃にお茶碗に盛り付けたご飯を食べていたとしたら、歳をとったらそのお茶碗をひっくり返したほうにご飯をのせたくらいの量で十分だとか

仏様みたいで何だか悲しくなりますが


しかし人類はかつて、みんながみんな空腹だったわけですよね、きっと。だって狩猟は気候や天候、時には本人の体調にも左右されただろうし、獲物が毎度毎度獲れたわけではないでしょうから。

3日も4日も食べるものがなくて、ひたすらさまよい続けているなんていう光景は容易に想像できます。

それを考えたら、現代のこの過食の時代。
日中は空腹でも、夜には食べたいものを好きなだけ食べられるだけでも十分に幸せなのかもしれません。

かつて養老孟子さんが言っていたのですが、体調が悪い時には食事の量を半分に減らし、運動の量を増やすんですって。それだけで体調は回復すると。つまり体調不良の原因は、食べ過ぎと運動不足ということなのでしょうか。

私のように空腹がデフォルトになると、それはそれでそういうもんなんだなと思えるようになります。

飼い犬なんかはきっと、こんな気持ちで日々を過ごしているんだろうなあ。

ああ、腹減ったなと。


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