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錯覚資産は使いこなすもので、振り回されるものになったらダメ

少し変な話から始めますが、引かずに聞いてください。笑

昨日の夜、久々の講師業による心地よい疲労感を癒すため、これまた久しぶりに銭湯に行きました。近所のいつものところ。

そこでまぁ、昨日初めて気づいたことでもないのですが、風呂上がりに一生懸命ドライヤーでヘアセットをしている若い男の子を見て、「髪型って錯覚資産の筆頭だよなぁ」としみじみ思ったのです。

パンツ一丁で、何も着飾っていなかったからこそ特に。笑

よく「小学生は足が速い子がモテる」と言いますが、僕の感覚では髪型はその次、中学生〜高校生くらいから効き始める要素だと思うのです。

学生時代を思い返してみてください。中坊の頃にモテてたヤツって、周りより少し早く整髪料を使ったり美容室に行ったりして、その時代の"イケてる"髪型をしていなかったですか?

あれって「モテてるヤツが髪型に気を配る」のではなくて、大半のケースでは「髪型に気を配るヤツがモテる」だと思うんですよね。

ただ、これらはあくまで「錯覚」資産なので、言ってしまえば「見た目の雰囲気で人を"錯覚させている"だけ」です。中身が伴っているという保証はどこにもない。

この錯覚資産を上手く活用すれば、自分が本来持っている実力にレバレッジをかけて、より高いステージに上がれる可能性もあります。きっかけは錯覚や根拠のない期待でも、実際に深く関わってみたら実際良かった……が、いつの時代もステップアップの定石の一つなので。

一方で、この錯覚資産を増やすことばかりに躍起になったり、自分で大きくしすぎた錯覚資産のせいで"本当の自分"に後戻りできなくなるという人も結構いる気がします。

SNSのフォロワー購入なんかはこの最たる例ですが、正当な努力もせずに手に入れられる影響力なんて、実際はこんなものなんですよね。

どちらを選ぶかは、自分次第。

今すぐに"それっぽく"なりたいか、それとも中長期的に本物になりたいか。分岐点は、実は目の前にあるかもしれません。

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