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みんな誰もが赤ちゃんだった

バスや電車などの交通機関を使うと、赤ちゃんや小さな子連れの方というのはよく見かけます。

そして、静かにしている子もいれば、大きな声を出してなにかを訴えたり歌っちゃったり、いろんな子がいますね。

妊娠が分かってそう間もないころ、バスに乗っていると、何か気に入らないことがあったのか少しわめいてしまっている小さな子に出くわしました。そしてそれをなだめる保護者の方。
私は、あーなんか嫌なのかなーどしたのかなー大丈夫かなーなど思っていたのですが、ふとその子と保護者の方が座っている近辺に立っているおじさんを見ると、彼らをギロっと睨んでいるではありませんか。
あれまぁと思いましたが、そのあとに、いやいやこのおじさんだって、もとは赤ちゃんだったのにな!ということをすごく思いました。

自分だって、赤ちゃんだったとき、まだ幼子だったとき、感情がそのまま外に出ていたりしたことはなかったろうか。

大人の人はみんな、たいてい、自分も赤ちゃんだったこと、自分も子どもだったことを忘れている。(私も忘れることは多い。)

それからしばらく、バスや電車に乗るたびに、たくさんの大人の人たちを見るたびに、あの人もあの人もあの人も、みーんな赤ちゃんだったんだ、みーんな米粒より小さな粒から出来上がったんだということを思うようになりました。それはとても不思議なことです。

私もいま一応大人だけど、自分も昔赤ちゃんだったこと、子どもだったこと、忘れちゃいけないなと思う。
赤ちゃんや子どもたちより、大人は人生の先輩ではあるけれど、同じ道を辿ってる仲間でもある。

そのことを思い出せば、意味不明に見える小さな子たちの言動も、もしかしたら理解できることもあるかもしれないし、心を広く持つこともできるかもしれないと思う。

地球にいる人々、いま大人のひともみんな、例外なく、みんなもとは赤ちゃんだったんだって事実、すごいことだし、おもしろい。(ごくまれに、突然大人として出現する存在もあるのかもしれないが)

それに、生まれたということは、どんな状況であれ、みんなに必ずお父さんとお母さんがいて、その前にもお父さんお母さんがいて、、、と考えると、ほんとに、その人ひとりがそこに存在するまでの歴史が長いことに目がまわるし、それだけ一つの命というのは尊いんだなということを、思います。


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