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ADHDの診断を受けて良かったこと、悪かったこと

1. 診断を受けて良かったこと

・「自分はただの無能」という考えから、ちょっと解放された

・失敗する⇒頑張る⇒できない⇒努力が足りない!という評価⇒それでもなおできない⇒自己嫌悪 の無限ループからちょっと解放された

・「できないこと」に対して、適切な対策をとれるようになった

・投薬により、しんどさが軽減された

・自分の特性を把握できるようになった

・「できない」ということを、周囲の人にわかってもらいやすくなった

劣等感に苛まれ、責め続けた自分の存在を、少し許してあげられるようになったのが、なによりでした。また、ADHDである自覚を持つことで、できないことに対して適切な工夫をすることができ、困りごと自体が少しずつ減ってきたように思います。

2.診断を受けて悪かったこと

・頑張ったところで根本的には治らないとわかってしまった。一生これと付き合うのか~というちょっとした絶望感。

・薬がとにかく高い。経済的負担が増えた。

・ADHDという言葉に甘えそうになる。

・逆に「ADHDを免罪符にするな!」と怒られることが増えた。

良かったことに比べると、悪かったことは非常に少ないと思っています。落ち込むこともあるけれど、何事にも良いことも悪いこともあるので、そこは許容していきたい!!

3.診断を受けるべきか迷っている方へ

通院費や薬代などのコストを許容できるのであれば、診断を受けたほうが良いと私は思います。

障害者というレッテルを自分自身に貼るのは心苦しいと思いますし、医療保険に入れなくなる などのデメリットも存在します。

ADHDであることは決して悪いことではありません。単なる脳の特性です。ただ、現代社会に適合しづらい特性であることは否めません。頭の中の消せないノイズと戦いながら、自分を責め続けて生きていくよりも、ADHDであることを受け止め、適切な対策を取るほうが、きっと生きやすくなると思います。

ADHDであることを認めるのは少し怖いことかもしれません。ですが、もし悩んでいる方がいらっしゃったらぜひ一度、受診してみてください。
診断のできる病院は、こちらのサイトから検索できます。

https://adhd.co.jp/sp/otona/hospital/

ここに掲載されている病院はほんの一部です。
ADHDの診断を受けられる病院はまだまだ少ないですが、以前に比べると増えてきたと思います。
このサイトで不十分であれば、グーグルで「大人のADHD 診断」と検索してみてくださいね。
お近くの病院が見つかるかもしれません。

通院などのコストに関しては、自立支援医療(精神通院医療)という行政のサポートを利用すれば、比較的抑えられます。

自立支援については改めて記事にしたいと思います。

ADHD苦しんでいる方が、すこしでも生きやすくなりますように。

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