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プロローグ5~社会人となり、理想と乖離する分に悩む日々、そして一寸の光~

今日もお疲れ様です。

さて、今回はいよいよ社会人となった自分についてです。

辛うじて大学を卒業し、就職。
とりあえず人並みに社会人になれた。

しかし、やはり、というべきか、
社会人になっても人並みのことができない。

自分でも社会人になったらさすがにマシになるんじゃないかという淡い期待を抱いていましたが、そんな期待はあっという間に崩れ去りました。

画像はイメージです。

今まで生きていた中でずっと悩み続けていたものが、社会人になったら解消するわけではなく…。

自分の「人よりできない」と思っていたことがすべて出てきました。
そして以下のようなことが絶えず起きてしまいました。

・書類の整理ができず、机の中は紙が散乱した状態
・書類作成などを先延ばしにしてしまい、支払い等の期限が守れず社内外に迷惑をかける。
・興味のない資格試験を受けなければならなくなり、全然勉強する気にもなれず、何年も落ち続ける。
・会議で議論しても話がかみ合わない(向こうが質問することに対して的を得ない回答をしてしまう)

もう社内外の人たちに迷惑をかける日々でした。
これ以上この部署にいたくない…ということが何度もありました。

しかし運が良かったのか、もう駄目だと思ったところでちょうど人事異動があり、リセットができたことでギリギリ同じ会社で勤務をし続けられました。

一方、プライベートの方はと言いますと、こちらも悲惨な状況でした。一人暮らししていた家の中は完全に「汚部屋」となりました。
部屋の中がコンビニの弁当、新聞、雑誌、缶やペットボトル、吸い殻、その他もろもろのごみが山積み。何十センチと積もっていたと思います。
途中エアコンが故障し、冷暖房何も効かなくなりましたが、こんな部屋では修理してもらうこともできず、数年間故障したまま過ごしていました。
夏はコンビニで買ってきた凍らせたペットボトルを抱き、冬はダウンジャケットを着たまま寝るという生活。家にいながらホームレスをしているような状況でした。

こんな生活を続け、本当に自分がどうしようもない堕落した人間と思っていたある日、急に自分がどのような人間であるのかが理解できる日が来ました。

汚部屋でふとテレビを見ていた時でした。
15年以上前だったと思います。

ドキュメンタリー番組がテレビで放映されていました。
その番組では片付けられなくて困っている人たちを特集していました。
「片づけられない人たち」というようなタイトルだったと思います。

家事もできない、片づけもできない、そして夫に見放されて離婚したが、離婚後も部屋は汚れっぱなし。
しかも苦手な事を先延ばしにしてしまう。
それに悩んでいる女性の話でした。
そしてその女性は「ADHD」である、という内容だったのです。

すぐに「あっ!!」と思いました。
これ、僕のことじゃないか、と。

片づけられないし、片づけたいという思いを持っていてもなかなか実行できない。
時間が守れない。
苦手な事が全くできない。
先延ばしにする。
これってADHDという障害だったんだ!!
ということに気づかされました。

自分だけじゃない。
親にはやれるはずだと叩かれ、罵られてきたけど、そういう障害でなかなかやれないものだった。
そしてこの障害で悩んでいる人もいるんだ。

このようなことが分かっただけでも、ものすごく救われた気持ちになりました。

ただしその時は番組を眺めていただけで、どのようにしたら通常の人と同じように生活できるか、どのような治療を受けたらいいのかもよくわかりませんでした。しかし自分はADHDなんだろうな、ということが分かっただけでも嬉しく感じてていました。

次回は、実際病院へ行って診断されたときのことなどを書きたいと思います。

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