プロローグ6~ADHDという障害を理解した後のボク~
皆さん、今日もお疲れ様です。
メリークリスマス!
なかなかプロローグ(=生い立ち)から抜け出せないでいますが、もう少しだけお付き合いください。あと2回ほどで終わると思います。
ようやくADHDという発達障害のことを理解し、自分がそのADHDではないかと気づいたのが、約15年前。
非常に衝撃を受けたと同時に、同じよう悩みを抱えている人がいるんだという安堵感が生まれました。
しかし世間は思うように発達障害、ADHDというものを理解してもらえないものです。
私自身もADHDであろうという確信は持っていたのですが、すぐに医療機関を受診したわけではありません。しかもADHDだからといって、仕事が軽減されるわけでもなく、部屋もきれいになるわけでもありません。忘れ物もしなくなることはありません。
それでも何とか結婚もでき、一緒に住む伴侶を得られたことで汚部屋を脱出することはできました。引っ越す前の一人暮らしの部屋の掃除はもう大変なもので、1か月近くかけて整理しました。出したごみ袋の数、100袋以上。
これだけは解決しましたが、他は全く解決しないまま時は過ぎました。
そのADHDを知ってから5年後。
仕事が思うようにいかず、ちょっと心が病みました。
その時に上司に「僕も以前に心療内科に通ったことがある。そんなに抵抗するものではない。一度行ってみてもいいと思う。」と、言われ、意を決して心療内科に行くことにしました。
最初のクリニックでは自分がADHDではないかと疑っていることを伝えると、うちでは判断できないので、違うところで受診してほしいといわれました。2つ目のクリニックでも同様のことを言われ、これはちゃんと調べてから行かないと同じことを繰り返すとようやく気づきました。
今まで会社帰り道のクリニックを選んでいましたが、ネットで調べ、家から1時間半ぐらいの距離のあるクリニックへ行くことを決めました。
そこのクリニックで初めて1時間ほどのカウンセリングを受け、初めて「中等度のADHD」という診断を受けました。やっと認めてもらえた!と安堵したことを今でも覚えています。
そこから投薬による治療が始まりました。
まずはADHD用の薬を処方してもらいましたが、効果が見られませんでした。
そこで、今度は別の薬を処方されました。
これは今までまれに過集中モードに入った時の気分がずっと持続し続けるような感覚がありました。朝もこれを服用すると目が覚め、かなり頭がスッキリした気分になりました。
しかし反面、血圧がぐんぐん上がり、上は140まで達するようになりました。
そのうち、部署が変わり、精神的にも落ち着いてきたため、服用をやめ、クリニックにも通わなくなりました。
そうしているうちに会社でも中間管理職になり、ある程度細かな作業はほかのスタッフにお願いできる立場にもなり、新人の頃に比べるとある程度スムーズにいくようになりました。
大の苦手である細かな事務作業を他の人に任せられ、ある程度得意な部分を集中してできる環境になったことが非常に精神的に安定感をもたらしました。
「このままだったらこの会社で生きていける」
そう思っていました。
ところがその後の部署異動で状況は一変します。
次回はようやく状況一変から現在の状況を書きたいと思います。
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