なんで「御室」(おむろ)?仁和寺と天皇
さくらまつり
仁和寺のさくらまつりを、以前にnote記事にしました。仁和寺の桜は御室桜と呼ばれる特別な桜です。
御室の意味は?
仁和寺の「御室」(おむろ)とはどういう意味なのか?
宇多天皇が仁和(にんな)4年(888年)に創建して以来、法親王が住持し「御室御所」と呼ばれました。
そう、御室とは、「皇室の住居」の意味なのです。
大阪弁の「それ、オモロいやん」、オモロとは違うので要注意。
サクラの海のように見える
京都の仁和寺、ちょっとだけソメイヨシノより遅咲きの「御室桜」が満開となります。
背丈の低い桜で、サクラの海のように見えるのが特徴です
枝垂れ桜と八重桜
五重塔をバックに2種類、贅沢なロケーションですね。
こういう凝った庭園、「この時期、この位置、見る角度はこう」意図が伝わってきて楽しくなります。
八重桜
八重桜は御室桜よりさらに遅咲きですね
五重塔の前で咲いていました
枝垂れ桜もあり、いろいろな桜を楽しめます
皇室の方が参拝する時しか開かない門
元号をお寺の名前に用いた「元号寺」であり、門跡寺院としての格式を誇る仁和寺。
皇族専用の勅使門です。勅使門は皇室の方が参拝する時と、年に1度、福王子神社のお神輿が渡御する時以外は固く門が閉ざされています。
門の内側から桜とみると格式の高さを感じますね。
二王門
仁和寺の門は、京都三大門の1つであり、重要文化財でもある、二王門です。
門の左右に1体づつの金剛力士像が並んでいます。
大通りに面していて交通量が多く、写真が撮りづらい。写真に夢中でクルマに轢かれないようにしたい。
鐘楼
仁和寺の鐘楼は、1644年(寛永21年)の建立です。上部は朱塗で高欄を周囲に廻らせ、下部は袴腰式覆いが特徴的な建築物です。
鐘楼というと見慣れた黒いのが一般的で、朱色はユニーク。桜に映える。
長くなってきたので、今回はこのあたりまで。
また次回は、庭園「北庭・南庭」や仁和寺宸殿などもご紹介したいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?