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#5 甲府にて Ashさんと湯治旅(後編)

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ラドン温泉とアミューズメント入浴を終えた僕らは夜の裏春日通りへ

ラドン温泉と「ランド」温泉でエンジョイしたあとは、火照った身体のまま夜の裏春日通りへと繰り出しました。
「裏春日」と聞いて、「怪しい飲み屋が集まった地区の通称」だと思っていたのですが、通称でも俗称でもなく、しっかり看板やノボリが出ていました。そして裏という響きから細くて薄暗い通りを想像していたのですが、ちゃんとした商店街という風情に、ちょっと拍子抜けしてしまいました。
しかし、スナックやソープといった店がひしめき合っているこの通りは、たしかに表通り(春日通り)はに無い雰囲気を醸し出していました。

「裏」であることを誇らしく掲げる裏春日通り

2軒目を探しながら歩き出したのは夜の8時。もう賑わっていても良さそうな土曜日のこの時間に、まだ街全体が死んでいるかのように静かでした。
すると突然アッシュさんが、ニュークラの客引き(峰岸徹と寺田農似の強面のおっちゃん)に声を掛けるではありませんか!

アッシュ「今日、人が街に全然いないんですけど、どうしたんですか?」
寺田農「当たり前だろ、まだ店が開いてねぇもん。どこも開くのは8時だから人出もこれからだよ」

寺田農は面構えに反して気さくに答えてくれました。
しかしアッシュさん、客引きというのはコチラから声を掛けるものではなくて、声を掛けられるものですよ。
流石、南米を一人で旅する根性を持っている男は一味違うと思ったエピソードでした。

たこちゃんの明石焼き

2日目は裏春日の朝風呂からスタート

前日、深夜まで4軒飲み歩いたので二日酔いになるかと思いきや、ラドン温泉の効能か、はたまた「ランド」温泉の矢吹のおもてなしのお陰か、翌朝はすっきり起きることができました。
11月の甲府は、朝の気温が4℃と東京とは比較にならないほど寒かったです。ホテルの窓から雪をいただいた神々しい南アルプスの山々を望めました。

山を観ながらモーニングサービスのホットサンドをホテルの部屋でいただいていた時、アッシュさんからLINEが入りました。

「矢吹が体調不良で欠勤です!」

その後アッシュさんは、涙を呑んで朝から甲府の街へ散歩に出かけ、僕は早朝の「ランド」温泉(特浴)へと向かいました。

湯治2日目は、早朝「ランド」温泉から

果たして甲府は探し求めた桃源郷だったのか?!

すすきのや大阪の新地に続く別天地を求めて甲府にやって来ましたが、果たしてその結果は・・・

ラドン温泉は、身体の芯から温まりとても癒された感じがしました。
是非また伺いたいのですが、ラドン温泉の施設内に暇を潰せるものは乏しく、また施設周辺もお店はまばらで、ここに宿泊することは無理かなと思いました。甲府に泊まって竜王まで通うというのが正解だと思います。

「ランド」温泉は、小さい街の宿命か、地元の子は身バレを恐れて矢吹にはならないので出稼ぎが基本です。そのため折角可愛い矢吹と知り合っても1~2か月で別の土地へ行ってしまうので、「あの娘に会いにまた甲府へ行こう!」とリピーとしても、既に居ない可能性がありますので確認が必要です。

裏春日の湯治場

また来ます!甲府!

街の印象は正直言って寂れていました。土曜の夜も大きな賑わいはなく、日曜に至ってはお昼時でも買い物客はまばらでした。
旅のスタートから特急あずさに乗り遅れたり、2日目の朝風呂がドタキャンになったり(いずれもアッシュさん 笑)、ハプニング続きの旅でしたが、でも全て楽しい思い出となりました。

また来ます!甲府!

竜王ラドン温泉から望む富士山

Starring:Nicolas
Special guest:Ash from Studio smoky
(2023年11月18日~19日収録)

前編はこちら

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